人生はあきらめるとうまくいく

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021433

感想・レビュー・書評

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  • がんばるのではなく、あきらめるとうまくいく。
    がんばった先にはさらに上をめざそうとなる。
    いつまでたってもゴールは見えず苦しくなる。
    常識を捨て、自分はこんなものだとあきらめる。自分を許す。
    幸せを求めるなら、小欲知足。足るを知る。欲は常に増えていく。少し少なくする。

    ぶつ強敵問題解決法のすすめ
    生活の危機か、人生の危機か切りわける。
    いじめ、病気、貧乏などは生活の危機(病気は一部人生の危機)
    人生の危機は四苦八苦から生じる。
    フレーズ参照
    四苦の生の意味を新たにした。過去の苦しみなんだ・・・。
    ここ8年ぐらい求不得苦、五陰盛苦に苦しんだ。最近あきらめて、愛別離苦、怨憎会苦を体感した。それもあきらめた。確かに生きやすくなった。自立したと思う。人をゆるしたのは難しかった。
    誰もがいずれ死ぬ。人生に意味はない。
    和顔愛語 いつどんな時も和やかな笑顔で、よい言葉をかける修行
    事象にあたり、事実だけを取り出す。そこに加害者も被害者もいない。わからないことまで考えてしまわない。
    目を見開いて物事を見ると見えすぎる。人の欠点だとか、嫌なところまで見える。半眼で見ると適切な情報量だけが入る。・・・すると物事が明らかになる。これがあきらめるということ。
    幸福とは、思うがままにならないことを思うがままにしようとしない。これがあきらめ。幸せ=苦しみが減ることではない。
    楽しい幸せだと感じることが大切。健康になるために生きているのではない。健康食品や食事制限に頼るのではなく、おいしいものを気兼ねなく食べよう。

  • 将来の利益より現在の幸福。
    人生は無意味。
    がんばれに潜むもっとの危険。
    しっかり苦しむ。
    デタラメに決める。

  • がんばらない生き方について考えさせられる。
    日本はがんばりすぎる人が多く、結果を出しても更なる要求がなされていることに共感する。
    欲を少なくするよう努めること、
    自分にとっての幸せの軸を考えて生きることにしたいと思わせられた。
    がんばりすぎた自分に疲れた時、
    読み返して自分の羅針盤をリセットしたい本。

  • がんばるかあきらめるか、はある問題に対する一つの行為ではなく、生き方の問題。
    欲の正体は、その問題を解決しようとすること。まず冷静になって、生き方を考える。まずは、物事をあきらかにする。

    がんばると一生幸せになれない。次の目標ができるから。不幸になるために頑張っている。

    小欲知足が幸せの公式。欲望はせいぜい少なくするのが精いっぱい。

    人生の危機と生活の危機は違う。ほとんどは単に生活の危機。人生の危機は、生まれる苦しみ、老いていく苦しみ、病気を患う苦しみ、これから死ぬ苦しみ、生老病死。
    愛する者と別れる、恨み憎しみ、欲が叶わない苦しみ、心や肉体の苦しみ、これを合わせて四苦八苦。

    究極の解決方法はない。どれか一つを諦める=小欲。
    生活の危機は小欲で解決する。

    苦しむために生まれてきた。
    危機に直面する前に、あきらめる。あきらめから始める。
    目的と手段を分ける。手段を目的化しない。

    幸せに生きるには、人生を諦めるしかない。
    のんびりゆったり楽しく生きる。
    人生は苦しむこと、思うがままにしようとするから苦しむ。

    過去を追うな、未来を願うな。
    どんな状況になっても楽しむ。
    迷ったら、サイコロに決めてもらう=神さまに決めてもらう。

  • お釈迦様の教え的な内容に、著者の考えを書いたもの。
    全部には肯定出来ないけれど、うんそうだな…と思うことも多い。

  • 今の日本では「あきらめる」は悪、「がんばる」は善。でも、仏教では違います。「がんばる」のは悪、「あきらめる」のは善です。
     なまけものは、なまけていると怒られます。だからがんばる。これではダメです。なまけものはなまけものという個性。勉強しない、仕事しない、なまけられるだけなまけておけばいいのです。
     良寛いわく、災難にあったときにはのがれようとしないで、しっかり災難にあいなさい。死ぬときがきたらしっかり死になさい。これが災難を逃れるためのいい方法です。

  • 図書館でなんとなく手に取った本だけど結構面白かった\(^o^)/

    仏教の本だったんだ(笑)
    「あきらめるとうまくいく」ホントにそうかも~

    諦める→マイナスのイメージがあるかもだけど
    人生諦めが肝心\(^o^)/
    上を見たらきりがないと思うの
    沢山収入があったから幸せとは限らない
    いっぱい持ってる人って、もう充分持ってるのにもっともっと欲しがるよね
    収入が低くても 沢山持ってなくても
    毎日が嬉しい♪楽しい♪大好きであふれてる人もいる\(^o^)/

    頑張ってもどうにもならない事ってどうにもならない!!
    人はいつか必ず死ぬんだし
    なら今を楽しく過ごせばいいじゃん
    今が苦しかったら、苦しい事を楽しんじゃう
    苦しい事を知ってるから 幸せの感度が上がると思うの
    悩んだらサイコロを振って決める
    それも案外アリかも
    人の意見を聞いて従ったりしたら、きっと失敗したら人のせいにするよね
    決めるのは自分
    失敗したって まあいいじゃん
    はい、次~って 軽く流せばいい

  • 120808
    デタラメに決める。

  • ここまで人生を達観できたら、人生幸せだろうな。
    役に立たない自己啓発本に辟易していたので、清涼剤のような読後感だった。

  • 聖徳太子 世間虚仮唯仏是真 世間は嘘偽りなのだから、世間のことは信用するな。ただ仏のみが真実である
    少欲知足
    欲望は常に増えていくという性質がある
    すっぱいぶどう サワーグレープス 負け惜しみという意味
    大切なのは、社長になる、金をえることでもない。幸せに生きること
    今日為すべきことを熱心になせ

  • 「人は何の為に生きているのか?」

    「幸せってどんなことなんだろう?」

    「頑張った先には何があるんだろう?」

    そんな疑問に真正面から答えている本。

    「頑張る」ことを続けていた僕からしたら、まるで僕を否定するかのような題名。

    だからこそ、学ぶことが沢山あった。

    悩むんやったら、まずこの本を読んでから…

    そして、この本から多くを学ぶコツは、何も考えないでただ著者のことをそのままの心で見る事です。

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著者プロフィール

1936年大阪生まれ。
東京大学文学部インド哲学科卒業、同大学院博士課程を修了。
気象大学校教授を経て、宗教評論家として活躍。
「まんだらの会」会長、大正大学客員教授。
著書に、『仏教の歴史』(春秋社)、『釈 とイエス』(新潮社)
『自分が変わる』(世界文化社)、『宗教激突』(ビジネス社)など多数。

「2004年 『釈迦物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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