ねえ、委員長

著者 :
  • 幻冬舎
3.72
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  • 本棚登録 :407
  • レビュー :64
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021495

作品紹介・あらすじ

いじめられっこだけど歌が上手い祐希、長距離走の得意な陸上部のわたし(『Your song』)。黒板にすら、素敵な絵を描ける彼女、浮かないように自分に嘘をつく転入生のぼく(『泥棒の娘』)。品行方正・成績優秀な学級委員長のわたし、小説を書き始めた落ちこぼれの鹿山くん(『ねえ、委員長』)。初めてぼくが、本気で恋をした君へ。書けなかったラブレターのかわりに贈るもの。『いま、会いにゆきます』『そのときは彼によろしく』恋愛小説家・市川拓司の最高傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 本当に市川拓司は、優しい文章を書く。心の奥に染み入るようだ。涙が自然に出てくる。

    学校にいる、変わり者で周囲から完全に浮いている生徒。そういう人にまつわる恋物語。
    お互い、気にはなっていて、探りを入れながら本当の自分の気持ちに気付く。そこには、しっかりとした芯が通ってくる。疑問が確信になった時、それはもう二度と揺るがない。

    勇気付けられる。

  • 3つの短編小説。

    なんだかどれも最後の結末が似てる感じ。
    いちばん切なかったのは1つめの物語かなー(-ω-`)
    最後の歌詞で泣きそうになった。


    相思相愛なのにちょっとずれてて…みたいな
    ストーリーで、切なかったけど3つともそうだから
    ちょっと飽きちゃった。


    ただ、切ない設定とか文章の綺麗さはとても好き。

  • これは良かったな

    市川拓司にしては病んでる様子が少なくて、しかも希望が残されたラストばかりの短編集
    純愛っていいなぁ
    でもさ恋って何度しても初恋の様だよね
    いつだって真剣で純粋
    こんな恋愛をしてみたいなぁと思いました

  • なんやかんや新刊が出たら手にとってしまいます。
    本当に毎回おんなじ雰囲気の主人公がでてきて、おんなじパターンで話は展開するのですが、そこが魅力的で物語に引き込まれてしまいます。
    この去っん独特のの世界観が好きです。なんかフワフワしてる感じ…
    どのお話もこの後の物語を覗きたい‼そう思ってしまいます。

  • 内容紹介
    はじめて、ぼくが本気で恋をした君へ。
    書けなかったラブレターのかわりに贈るもの。

    あのころ、ついに言えなかったけれど、卒業しても、ずっとずっと好きだった君へ。実らない恋も悪くない。だって、君をずっと好きでいられるのだから。恋愛小説家・市川拓司による、かつて実らなかった三つの恋が十数年の時を超えて動き出す三つの中編小説。
    『泥棒の娘』・・・黒板に印象的な絵を描いた風変わりな同級生にひそかに署名なしの手紙を送った僕。
    『ねえ、委員長』・・・どうしようもない落ちこぼれの転校生に、小説家としての才能を見出してしまった、優等生なわたし。
    『Your Song』・・・誰にも群れず一人で長距離走の練習に励む私は、歌が抜群に上手いいじめられっこ・祐希くんを好きになってしまった。

    内容(「BOOK」データベースより)
    いじめられっこだけど歌が上手い祐希、長距離走の得意な陸上部のわたし(『Your song』)。黒板にすら、素敵な絵を描ける彼女、浮かないように自分に嘘をつく転入生のぼく(『泥棒の娘』)。品行方正・成績優秀な学級委員長のわたし、小説を書き始めた落ちこぼれの鹿山くん(『ねえ、委員長』)。初めてぼくが、本気で恋をした君へ。書けなかったラブレターのかわりに贈るもの。『いま、会いにゆきます』『そのときは彼によろしく』恋愛小説家・市川拓司の最高傑作。

  • 「今、会いにいきます」はミリオンセラーという話だが、その頃は男児二人の育児に追われ、恋愛映画など「けっ」と思っており、原作も読みたいなどと思いもせず…だった。
    そんなわけで、いい年になり、始めて読んだ市川作品。
    なんだか美しい詩のような、歌のような文章だった。昔の美しい映像を見ているような感じなのだ。三編の話が入っているが、どれも胸が震えるような切ない恋の話。ハッピーエンドで終わる最後のシーンも映画のワンシーンのようで、こういう作家さんもいるのだなぁ、と嬉しい発見。
    若い頃にこういう物語に触れていたら、もっと違う生き方を見つけたかもしれない。

  • 青春時代の淡くて苦い恋の想い出を綴りながら、大人になった彼らが再会に向かう様を描いた3つの短編集。

    主人公たちは皆一様に「不具合」を抱えていて、想像力が欠けている同級生から除け者にされながらも、自分を強く持ち、生きて、恋をしている。

    こう書くとケータイ小説(死語?)などで有りがちな「イジメられてるけど、彼が支えてくれるから大丈夫」的な安っぽい物語と誤解されそうですが、全く違います。

    市川拓司さんの綴る繊細な言葉が、主人公一人ひとりの心の機微を表現し、まるで絵画を観ているかのよう。ちなみに大人になった主人公がどの物語でも芸術的才能を開花させているところもすてき。

    市川拓司さんの作品はどれも穏やかで暖かな空気を纏っていて、本作品も違わず、読者にささやかな幸福感を生み出します。彼の作品を読んでいるときは、いつも優しい大らかな気持ちに満たされます。

  • 市川拓司 さんの小説は、ものすごく読みやすいです!!


    小説ではほとんど女性作家さんの作品を読んでて、そして女性作家さんの作品の方が読みやすいって感じてます。


    だけど、市川拓司 さんの本もすごく新鮮な感じで大好きです。


    なんか作品にすごく愛があります。


    この本を読んだのは、わたしも高校の時にある行事の実行委員長をしていたからなんとなく気になって。


    よくあんな勇気があったなって、今では思います(笑)


    この本には3つの短編集が入っています。
    一番好きだったのは、やっぱり ねぇ、委員長 です!


    すごく泣ける恋愛小説。
    文章の雰囲気とかすごく良いです!


    おすすめです!

  • こんどはゴールの前で立ち止まるから、そしたら、その髪に触れてもいいかい?
    こんどはゴールの前で立ち止まるから、そしたらきみはぼくにキスしてくれるかい?

  • きれいにまとまっていた表題作のほか、ヒロインの一人称で書かれた心理描写にイマイチ共感できない『Your song』と、適応障害の人ばかりこの人の話には出てくるんだな~って実感した『泥棒の娘』の3作品。
    表題作だけ良かったかな…。

    ただ、公立中学ならまだしもそれなりの選抜試験があった高校で、やたら優秀な人と全然勉強ができないが人がいるってのがあまり理解できないんだよな~。

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