千思万考 天之巻

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 59
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021624

感想・レビュー・書評

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  • 領主の大内義隆はザビエルから13の貴重な品を受け取ったが、贈り物の中にぶどう酒を見つけて口に含み、白目をむいて相好を崩した
    伝国の辞と呼ばれる3ヶ条は、身分制度の確立した江戸中期にあっても、正に革新的と言える内容である。貫かれているものは愛であろう。もはや照れている場合では無い。やがて米沢藩は愛に満ち満ちたのであった。現在の我国からは、この愛が蒸発しかかっている
    継之助の魅力を乱暴に一言で片付けてしまえば、彼のどこをついてもにじみ出す凛とした佇まいだろう

  • 松阪BF2015年8月12日

  • 281.04 ク 登録番号9344

  • 2冊目~淀君・柳生宗矩・豊臣秀次・上杉鷹山・紫式部・豊臣秀頼・源頼朝・北条政子・河井継之介・東郷平八郎・山本五十六・小泉八雲・夏目漱石~読み終えて憶えていたのは前の人々。後半には誤変換があって人間らしいが,よく文献を当たっていて黒鉄氏に感心。憶えていなかったのは,関白秀吉・石川五右衛門・三浦按針・竹中半兵衛・黒田官兵衛・フランシスコザビエル・柴田勝家・細川ガラシャ・フロイス・浅野長矩・吉良上野介・長谷川平蔵・ペリー提督でした

  • 千思万考の第2巻。

    この巻で紹介されている人物は戦国時代は多い。
    前の巻と比べると、幕末の頃の人の割合が少なくなり、女性も淀殿・紫式部・北条政子・細川ガラシャの4人か紹介されている。
    こういうものの常で武将(軍人)・政治家が多く、文化人の割合は極端に少ない。
    (話題の多さの違いなのでどうしてもこうなるのだろう)
    紹介されている人物が段々、マニアックになっているような気もするが、誰もが一度は名前くらいは聞いた事がある、という人物達。

    基本的に紹介する人物に関して、一般に流布されている「伝説」は本当のところ、どうだったのか、を探っていくという形になっている。

    本書の中の武田勝頼の「長篠の戦い」についての部分を読んでいたころ、たまたま新聞で同じようなテーマの記事を読んだ。
    言っている事も同じような事なので、偶然の一致に少し驚いた。

    それから印象に残っているのは、家康の影武者についての話。
    要は「影武者徳川家康」(隆慶一郎)、「消えた矢惣次」(加賀淳子)の元ネタになった説の紹介とツッコミをしている。
    珍しく眉唾ものの話なので、少し毛色の変わった話で気分転換、という事だろうか。

    少しマニアック(?)なところに行くと竹中半兵衛と黒田官兵衛の「秀吉の二兵衛」の話。
    どちらも「軍師」なのだが、「軍師」という役割そのものに満足していた竹中半兵衛と「軍師」は通過点でしかなった黒田官兵衛の違い、といのが面白かった。
    自分は竹中半兵衛のスタンスに共感を覚える。

    ところで、自分達が歴史を習った頃と最近の教科書は少し変わっているそうだ。
    特に人物の肖像画が顕著らしい。本書では各人物ごとにイラストが掲載されているが、いろいろと「顔」の候補がある人物は、かなりマンガチックになっている。
    リアルに描かれた人物でも数年後、実は全く違う顔でした、という事があるかもしれない。
    そういう事がある時まで、残しておこうと思う。

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著者プロフィール

漫画家、作家

「2016年 『珍刀譚変剣記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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