太陽は動かない

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1072
レビュー : 226
  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021686

作品紹介・あらすじ

新油田開発利権争いの渦中で起きた射殺事件。
AN通信の鷹野一彦は、部下の田岡と共に、事件の背後関係を探っていた。AN通信は、表向きはアジア各地のファッションやリゾート情報などを扱う小さなニュース通信社だが、裏では「産業スパイ」としての別の顔を持つ。同社の情報部に所属する鷹野と田岡のミッションは、この油田開発利権にまつわる謀略の全貌や機密情報をいち早く手に入れ、高値で売り飛ばすこと。
調べを進めるうちに鷹野は、企業間の提携交渉を妨害する意図で、ウイグルの反政府組織による天津スタジアム爆破計画があるとの情報を入手した。

吉田修一が初めて挑んだ、新境地にして真骨頂。人間賛歌の新・スパイ物語!

感想・レビュー・書評

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  • ミッションインポッシブルのような話を期待していたら全然違った。
    もっとダークな感じだった。暴力シーンが多い…。
    産業スパイの話は難しい。いろんな国・人が絡んできて、何のために動いているのか、誰が敵か味方か、頭はパニック。
    「幸せってのはゴールじゃなくて、毎日拾って集めてくもんなんだよ」
    そう思えるまで誰かを愛しながらも、スパイの世界が捨てきれない彼ら。スパイの世界ってなんだろう。
    脱原発が広がるなかでこの作品を読めてよかった。

  • 吉田修一がこんな作品も書くの?!という、スパイ&サスペンスアクション小説。

    スリリングで面白かったし、登場人物が多い割には、きちんと人物像が描かれていて、いかにも映画にむいていそう。

    惜しむらくは、その数の多さのために、あとひとつ人物に深みがなく、ちょっと消化不良なところがあったこと。
    それぞれに人物像を描きたかったのだろうが、その律儀さがかえって仇となり、中途半端になってしまった感は否めず。

    でも、そのややマイナス面を考慮しても、スピード感があり飽きずに物語に入り込めた。
    単純に面白かったからヨシ。

    とはいうものの、正直なところ、こういうのは他の作家に任せて、吉田氏には自分の一番の持ち味の、ごく普通の日常に暮らす人々の機微を書いてほしいかな~。

  • ライトミステリー?ライトハードボイルド?

    平行してストーリーが展開されていくんですけど
    全体的に描写、説明が浅いんでしょう
    軽い感じで読めるんですけど
    深く入り込む前にシーンが変わってしまい
    展開が新しくなってしまって
    のめりこむ事が出来ずに
    不完全燃焼さが漂いました。

    日本、中国、アメリカと国の裏世界があるのか!?
    情報が大事で
    それで大金を手に入れることが出来る!?
    てきなところが注目ポイントなのでしょうか???
    最後まで行きましたけど
    自分的には、合いませんでした。
    スミマセン。

  • 他の作品とは趣きが違っていて意欲作だとは思うが、やはりダン・ブラウンには敵わない。

  • 吉田さん・・どうしちゃったの?!(涙+怒) という印象だった。しかも、どんなにつまらなくても最後までいつも本は読むのに、これは読めなかった。どうしても。途中放棄してしまったので感想を書く資格はないかもしれないが、好きな作者なのであえて書いて、発散します。

    まず吉田作品なだけに期待が大だった。しかもなに、スパイもの?とかなり期待していた。

    なのに・・・なんですかこのつまらなさは。いつも魅力的でリアリティある登場人物を描くのに、誰もかれも中途半端な描写で非現実的。まったく感情移入ができなかった。そして、なんかあり得ない女性にあり得ない表記(Ayako でしたっけ・・)なんかもして。一体何がしたかったんですか吉田さん。

    ストーリー自体もね。スパイ小説であってもこの作者なら身近にさえ感じられるように書いてくれるだろうと期待していたのに。ちゃんとプロットを真面目に考えましたか??!!と聞きたくなるぐらい。

    吉田さんにはこれからももっと面白い小説を書いて頂きたいと期待しているので、この作品はたまにはこんなの書きたいな、と思って気紛れと手抜きで書いてみた、と思いたい。

  • 我慢して最期まで読んだ。
    全然面白くなかった。
    ストーリーも表現も安っぽい。

  • 五十嵐と丹田のコンビのおかげで楽しく読めた。しかし鷹村と田岡がどーしてもその道のプロのように思えないのが残念。「徹底的に訓練された」スパイなら、もうちょっと武器や肉体にこだわりがないと・・・。エンタメに仕立て上げるのにちょうどいい素材だったのだろうけど、肝心の活劇部分が弱い。

  • 深みがあんまない。仰々しい舞台や設定ではないほうが、このひとはいい気がする

  • ただの娯楽小説としてなら面白いけど、登場人物の誰ひとりとして共感が持てないし、ピンチに出てくる意外な人物がすべて映画とかっぽくて、爽快感もない。007とボーンシリーズと、ミッション・インポッシブルと・・・なんか色々をアジアのスケールでやってみましたって感じで。美しすぎるAYAKO←彼女の表示が毎回違和感があった。の描写と暑い最中に毎回窓を開けてエアコンの冷気と熱気を混ぜる描写が繰り返されて、それに飽きた。

  • 吉田さん色がない

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著者プロフィール

吉田 修一(よしだ しゅういち)
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業後、スイミングスクールのインストラクターのアルバイトなどを経験。
1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞しデビュー。同作は第117回芥川龍之介賞候補にもなった。
2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞を同年「パーク・ライフ」で第127回芥川龍之介賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞及び第34回大佛次郎賞、2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞。2016年には芥川龍之介賞選考委員に就任している。
その他の代表作に、2014年刊行、本屋大賞ノミネート作の『怒り』。2016年に映画化され、数々の映画賞を受賞。体当たりの演技を披露した広瀬すず出世作としても名を残すことになる。

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