その桃は、桃の味しかしない

著者 : 加藤千恵
  • 幻冬舎 (2012年4月25日発売)
2.96
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  • レビュー :39
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021716

作品紹介

恋敵と食べるごはんは、けっこう、美味しい。同じマンションでルームシェアをしている、まひるとわたし。共通点は、同じ男性の愛人であること。大ヒット作『ハニービターハニー』の加藤千恵、初の本格長編小説。

その桃は、桃の味しかしないの感想・レビュー・書評

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  • 淡く彩られた表紙が可愛い。同じ男に囲われている愛人2人がお互いの関係を知りながらルームシェアをしているというなんとも・・・な設定。細くてお人形のように可愛いまひると、お料理上手で順応性のある奏絵。

    平井さんは優しい男なんだろうけど、残酷すぎる人だと思った。彼を好きになりすぎて自分を見失っているまひるの弱さが哀しい。なんとなくだけど中森明菜さんを連想してしまった。

  • よく同棲ものを選んでしまう。女の子同士の同棲もの。
    堅実な子と奔放な子で、奔放な子に惹かれるからやっぱり男ってバカなんだと思います。

  • 17/09/25 (66)
    読み終わったあとにタイトルを改めて読むとなんだか虚しい気分になる。かなしいとかせつないじゃなくてむなしい。


    ・まひるはうるんだ目でわたしを見ていた。まひるの顔を見ていると泣きそうになるけれど、視線を外すのはもっといやだった。唇に力を入れて、見つめた。
    「奏絵ちゃん」
    「うん」
    楽しかった、とか、ありがとう、とか言われたら、もう我慢できずに泣いていたと思う。けれどまひるは何も言わなかった。きっと何か言ったら泣いてしまうからだ。(P183)

  • 奏絵:23歳 ホームセンターで働くフリーター
    まひる:24歳 元モデル
    平井:40歳代 

    奏絵とまひるは平井の愛人で平井の所有する(妻の父が購入)マンションに同居。

  • 表紙がかわいい、すき。出来事は非現実的だけど、なかなか抜け出せないうだっとした気持ちなんかわかるなあ。加藤千恵さんの本、他にも読みたい。

  • なんとなくガーリーでかわいい雰囲気の作風なのに、確実に読んでる間ずっと暗いものがあった。

    頭の中で本を読んでいたときの情景を思い出すと、あの部屋のことしか思い出せなくて、きっとこの本を読んだ人が実写映画化をするために監督になって映画にしたらみんな同じような作品になると思う、っていうくらい想像しやすい本だった。けど、最後まで何が伝えたかったのかよくわからずぬるーく読んでおわってしまった。

    けど、私に影響を与えたことといえば、細かく料理名など書いてあってわたしも料理したくなって、最近料理をはじめました。

  • あまりに現実的で無い設定に、ちょっと浮世離れした内容の本として読むことにした。だが、やはり「妻子ある平井という男性がマンションを所有し、同時に2人の愛人に部屋を与え同居させる(愛人お手当あり)」という姿に、軽い嫌悪感。愛人その1のまひるは正統派な愛人スタイル。愛人お手当でひたすら彼の事を待つタイプ。愛人その2の奏絵は、フリーターとしてかろうじて外界と繋がりを持つ。次第に精神のバランスを崩していくまひる。そんな中でも動じないタフな平井にいらついてしまう。まひると奏絵が「現実」を取り戻せますように。

  • ざっくりとしか、読んでいないのだけれど。
    タイトルに反してというかタイトル通りにというか、甘くて甘くてでも不穏な。

    しかしなかなか良い読後感。

  • 加藤千恵初の長編小説ではないだろうか。マンションも男も共有する奏絵とまひるの複雑な関係、ふたりと不倫関係にある平井なんかはどうにもこうにも江國香織の小説に出てきそうな登場人物と設定である。加藤千恵は好きだけど、江國香織と比較してしまうので少し物足りなさを感じる。歌人なので長編小説より短編の方がうまいかなと思う。相変わらず主人公が好きになるのはダメ男なのはもうデフォルトなのね。2012/685

  • おうちに住んでる女の子ふたり。
    それは彼のおうち。
    二人とも彼に、拾われた?

    かわいそうに
    抜けられない子ぉたちの話。

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