置かれた場所で咲きなさい

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 985
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021747

感想・レビュー・書評

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  • 渡辺和子さんからは生きることについて教えていただきました。

  • いのちは大切だ、いのちを大切に。。
    そんなことを何千何万回言われるより


    “あなたが大切だ”


    と誰かにそう言ってもらえるだけで生きてゆける。



    ふと読む手がとまって考えた。
    たしかにそうだなって、思った。

    存在を認められるだけで、人はもっと強くなれる。

  • 書店でよく見かけたり、実家にもずっとあったのは知っていたのだけれど読んだことはなく、今回縁があったので初めて読んだ。
    心がざわつくことが多い最近なので、落ち着かせて自分を取り戻すのにとても良い本だった。

    著者の渡辺和子さんが二・二六事件の犠牲者のお子さんだとは知らず、びっくりした。幼い頃に目の前で父親を銃殺されるのがどんなにか辛い経験か、胸が痛んだ。
    けれどきっとだからこそ、神と共に生きる決意をし、周囲に愛を伝えるシスターになったのかなとも思う。

    ・境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる
    ・欲望に振り回されてはいけない、自分がして欲しいことを人に与えなさい
    ・存在を認められるだけで、人はもっと強くなれる
    ・思わぬ不幸な出来子供や失敗から、本当に大切なことに気付くことがある
    ・時間の使い方は、そのままいのちの使い方になる
    ・愛は生きる原動力
    ・毎日を「私の一番若い日」として輝いて生きる
    ・一生の終わりに残るものは、我々が集めたものでなく、与えたものだ
    ・謙虚になることが成熟の証
    ・信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく
    ・「人に迷惑をかけない」から一歩進んで、「手を差し伸べる」気持ちが愛の実践
    ・「ていねいに生きる」とは、与えられた試練さえも両手でいただくこと

  • ゼミの紹介で知った本。
    どんな状況におかれても、その心持ち次第で成長・成功することが出来るという本であり、論文(かなり大変)を書いているときはこの本にとても助けられました(笑)。

  • 35歳で4年制のミッション大学の学長を任されストレスを抱えながらも、笑顔で50年やりとげました。
    人はどんな場所でも幸せを見つけることができる
    つらい日々も笑える日につながっている
    など、頭ではわかっていることが書いてあるのですが、再認識ということで、参考になりました。

  • 夜中に不安な事を考えてはいけない。
    って、誰かが言ってたけど、
    本当にそうである事を実感した。

    最初小さかった不安の種はどんどん膨らんでゆき、
    やがて私は
    夫に見捨てられ、子供達にも去られ、
    ひとりぼっち、で生きてゆく事に…。
    ああっ、怖い、怖い。
    ひとりぼっちでどうしよう…。
    そうだ。修道院に入れてもらおう!
    と、
    私を入所させてくれる修道院をこんな真夜中に
    NETで探し始め出したのだ。

    だが、
    延々検索したものの、私を入所させてくれる修道院はみつからず、諦めかけていたその時、著者の名が目に入った。
    (あ。この方、修道女だったんだ。)

    見覚えのある著者が書かれた本に興味が湧き、
    修道院の扉よりも容易く、万人を受け入れてくれる本の扉を開いて、その空気に触れてみる事にした。

    最初、彼女は祭壇の上から話す人なのかな…
    と、思っていた。

    だが、よくよく話を聞いていると、
    読者の横にいて、にこっ、と微笑んでいる。
    (様な印象。)

    一緒に横並びになって、
    神の教えを学んできましたよ…
    守ってきましたよ…
    もう、いいおばあちゃんになりましたが、
    それで良かったなぁと信じている事、
    ちょっとお話させてもらってもいいかしらね?

    と、言う思いと声が聞こえてくる様な優しい本だった。

  • いくつもの格言とともに著者であり修道士の渡辺さんのエピソードが描かれている本です


    格言だけを眺めていたら
    「修道士をされるような徳の高い方だから思えること」と流してしまうところでした


    エピソードを含めて読んでみると
    自分のことで手一杯になることもある、
    人に八つ当たりをしてしまうこともある、
    理不尽な出来事を許せないと思う、
    自分と同じ「人間らしい人」からの
    優しいアドバイスの数々


    心に余裕が無くなったり、しんどくなった時に
    もう一度読みに帰ろうと思います

  • 順風満帆な人生はない。
    悩みや辛さを受けいれ、心の持ちようを変えれば、試練を乗り越えるられる。
    どんなところでも積極的に幸せを見つけることができる。

    人生に迷ったときに読む本。

  • 共感する人が多いのも納得できる。
    「このご縁を大事にしよう」という気持ちを育てる。
    悩みがあるのが当然であり、
    変えられるのは自分の認識と行動だと。
    こういうことを素で語れる老い方をしたい。

    信頼は98%まで。
    2%は相手が間違った時の「許し」のために取っておく。
    という発想は私には新鮮だった。

  • 私はキリスト教徒ではないが、優しい言葉が多く癒された。

    ・人は愛する人のために生きたいと思う時強くなれる。

    ・人生にポッカリ開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる。

    この言葉は今切迫早産で何ヶ月も寝たきりになっている私に響いた。

    ・一生の終わりに残るものは、我々が集めたものでなく、我々が与えたものだ。

    ・信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。

著者プロフィール

1927‐2016年。修道者。9歳の時、二・二六事件で父・渡辺錠太郎を目の前で暗殺される。聖心女子大学、上智大学大学院卒業後、ノートルダム修道女会に入り、アメリカに派遣されてボストン・カレッジ大学院で博士号を取得。その後、36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に就任し、のちに同学園理事長、日本カトリック学校連合会理事長となる。『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012年)は230万部を超えるベストセラーとなる。その他、『面倒だから、しよう』(幻冬舎)、『目に見えないけれど大切なもの』(PHP研究所)、『幸せはあなたの心が決める』(PHP研究所)、『どんな時でも人は笑顔になれる』(PHP研究所)等、数々の名著を世に贈りだした。

「2018年 『あなただけの人生をどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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