置かれた場所で咲きなさい

著者 :
  • 幻冬舎
3.75
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本棚登録 : 5606
レビュー : 753
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021747

作品紹介・あらすじ

時間の使い方は、そのままいのちの使い方。置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。「こんなはずじゃなかった」と思う時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。

感想・レビュー・書評

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  • 付箋5か所。お父様のエピソードは知っていたけど、読んでいたら危うく泣きそうになったので自宅で読みました。

    シスターは神の代理人のようなもので腹なんて立たないだろうし、いつも冷静できびきび、笑顔を絶やさず。来る者拒まずという精神を持つように修行しているだろうから(←私の勝手なイメージ)、『キレそうになる』という本音にクスッと笑えて、好感が持てた。


    導かれるかのように進み続ける人生。人それぞれ道は違うけど背負っているものはあるんだよね…。しみじみと読了。


    「咲けない日もあります」という言葉にホッとしたり。言葉が見つからない時はそばにいて手を握ってあげるだけでいいのだと心にしみた。


    ブックリサイクルで入手したけど、これはうちの本棚に置いておこうと思う。読み返すことがあるかもしれない。

  • シスターと言えども人の子。怒りもするし、悩んだりもする。

    年末から、自分という人間の小ささに嫌気がさしたりしていたのだけれど、シスターでもなんでもないのだから多少駄目でもいいか、というような気がしてきた。もちろん主題はそこではないのだけれど。

    「癒す」までは難しくても周りの人を笑顔にできるようにしたいなぁ。今のところは笑顔にしてもらってばかりかも。

  • 夜中に不安な事を考えてはいけない。
    って、誰かが言ってたけど、
    本当にそうである事を実感した。

    最初小さかった不安の種はどんどん膨らんでゆき、
    やがて私は
    夫に見捨てられ、子供達にも去られ、
    ひとりぼっち、で生きてゆく事に…。
    ああっ、怖い、怖い。
    ひとりぼっちでどうしよう…。
    そうだ。修道院に入れてもらおう!
    と、
    私を入所させてくれる修道院をこんな真夜中に
    NETで探し始め出したのだ。

    だが、
    延々検索したものの、私を入所させてくれる修道院はみつからず、諦めかけていたその時、著者の名が目に入った。
    (あ。この方、修道女だったんだ。)

    見覚えのある著者が書かれた本に興味が湧き、
    修道院の扉よりも容易く、万人を受け入れてくれる本の扉を開いて、その空気に触れてみる事にした。

    最初、彼女は祭壇の上から話す人なのかな…
    と、思っていた。

    だが、よくよく話を聞いていると、
    読者の横にいて、にこっ、と微笑んでいる。
    (様な印象。)

    一緒に横並びになって、
    神の教えを学んできましたよ…
    守ってきましたよ…
    もう、いいおばあちゃんになりましたが、
    それで良かったなぁと信じている事、
    ちょっとお話させてもらってもいいかしらね?

    と、言う思いと声が聞こえてくる様な優しい本だった。

  • 最近、途方にくれながら何かの救いがないかと思い、池袋のとある書店で購入した本です。著者は瀬戸内育ちの方にはお馴染みの、ノートルダム清心学園の理事長。おばあちゃんのありがたい言葉がたくさん収録されている本です。自己啓発とは少しちがった雰囲気。あとキリスト教の影響が非常に強い本でもあります。

    正直に言って、本当に落ちているときの救いになる本とは言い難いかもしれません。タイトルこそ、そのままあるがままの自分を大切にしなさいというニュアンスで、この本がベストセラーになったのもタイトルの妙が貢献しているように思われますが、内容そのものは総じて「ポジティブにいきましょう」という悪く言えば予想通り、「シスターのお説教」に終始しています。

    ただ、"神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう逃れる道をも備えていてくださいます"というコリント書の言葉が素直に受け入れられるレベルにまで復調された方であれば、とても力になってくれる本でもあると思います。

    "咲けない日があります。その時は、根を下へ下へと下ろしましょう"(P.3)、それから"宗教というものは、人生の穴をふさぐためにあるのではなくて、その穴から、開くまでは見えなかったものを見る恵みと勇気、励ましを与えてくれるものではないでしょうか"(P.74)という言葉がこころに残っています。

    著者自身も「うつ病」という穴を乗り越えられた方です。大きな穴がぽっかりと開いてしまった、そこから見える景色は、必ずしも終わった光景だけではない、そういう当たり前のことを思い出させてくれます。ただし繰り返し言いますが、「ある程度復調しているならば」という条件付きです。

    それにしても、本書がベストセラーになったことを考えたとき、みなさん苦労されているんだなぁと思わずにはいられませんでした。でも、このような本が多く読まれることは良いことだとも思います。

  • 丁度1年前、ご本人がテレビ出演されていて、紹介されていた1冊の本が、やっと嬉しく手元に巡ってきた。

    著者は、上智大学大学院修了後、ノートルダム修道女会に入りアメリカに派遣されて、ボストン・カレッジ大学院に学ばれ、ノートルダム清心女子大学(岡山)教授を経て、翌年36歳にして三代目学長に任命され90年3月(63歳)まで同大学学長。

    長期にわたって教職でいらっしゃった著者の一言一言には重みがある。
    「人はどんな場所でも幸せを見つけることができる」
    「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ!」っと仰る。
    人生「こんなはずじゃなかった」との状況においても「置かれたところで咲く」努力が大切。
    しかし、雨風が強かったり、日照り続きで咲けない日には、無理に咲かなくってもいい。
    根を下へ下へと降ろし根を張ることで、次に咲く花がより大きく美しい!と

    病気になった身で、”役立たず”と思われても咲く心を常に持ち続けることの大切さを、教えられた。
    辛い時は、じっとその場で根を張り続けることの言葉で救われる。
    いつか、自分も自分しか作れない綺麗な花束を周囲の皆に感謝の気持ちと共に贈りたいな。

  • 割とこういう類の本は多く読んできたつもりだけど、この本にはいい意味での「緩さ」というか、本書にもある様に「逃げ道」となる言葉が沢山あって、それが自分の完成されていない心にすーっと自然に入ってくるのがとても心地良かった。渡辺和子さんでもキレそうになる事があるなんて、親近感がわいて仕方なかった。日々反省を繰り返す自分そのままを良しとして受け入れていいんだなぁって思える。これから先も何度も何度も読み返す事になる一冊になるのは間違いなし。

  • 私はキリスト教徒ではないが、優しい言葉が多く癒された。

    ・人は愛する人のために生きたいと思う時強くなれる。

    ・人生にポッカリ開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる。

    この言葉は今切迫早産で何ヶ月も寝たきりになっている私に響いた。

    ・一生の終わりに残るものは、我々が集めたものでなく、我々が与えたものだ。

    ・信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。

  • 普遍的な考えもあるが、美しい老い方、いい歳の取り方を教えてくれる本。命に焦点が当たるところは本質的であるように思う。

  • 「置かれた場所で咲きなさい」本書のタイトルに込められた意味は深い。
    「置かれた場所」とは、自分の置かれた境遇、これは自分でコントロールできないことが多い。その中で「咲く」とは、最善を尽くすこと、自分らしく生きることであると理解した。
    また本書では、「頑張る」ことより、待つこと、ゆったりすること、微笑むこと、自分自身を受け入れ慈しむことの大切さを説く。これは著者自身が悩み、鬱を経験し、それを乗り越えてきた経験から得たものだという。
    ちょっと辛くなったときに読む「心の清涼剤」と言える一冊である。

    • きよっそんさん
      生きるということは、それ自体が辛いことと言わないまでも、とても骨の折れることであるのは間違いなさそうです。それでも自分で自分を攻めて傷つける...
      生きるということは、それ自体が辛いことと言わないまでも、とても骨の折れることであるのは間違いなさそうです。それでも自分で自分を攻めて傷つけるような愚かなことをせずに、自分を大事に大切に守ってあげたいですね。
      2016/08/28
  • どんなところに置かれても花を咲かせる心を持ち続けよう。
    環境の奴隷ではなく、環境の主人となる。そのためには、「私が変わる」ことが必要。
    境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。
    与えられる物事の一つひとつを、ありがたく両手でいただき、自分しか作れない花束にして、笑顔で、神に捧げる。
    15p
    委ねるとは
    ①相手を信頼②決して丸投げではなく、要所要所でチェックをして、それを相手にもわからせる
    ③よい結果はその人の功績、悪い結果は自分が悪者となる
    20p
    「求めなさい。そうすれば与えられる。」
    自分の欲望にばかり振り回されてはいけない。自分がしてほしいことを、人に与えなさい。
    34p
    思い通りにならないときもある。いきどおらず、視点を変えてみる人になろう。
    42p
    美しさ
    それは、自分の生き方の気高さ、抑制ある態度、他人への思いやりの深さ、つまり、心の輝きとして培われてゆくもの=自分の心との戦いによってのみ得られる。
    45p
    堪忍のなる堪忍は誰もする。ならぬ堪忍、するが堪忍
    51p
    子どもは親や教師の「いう通り」にならないが、「する通り」になる。
    子どもに何かを伝えるのに言葉はいらない。ただ、誠実に努力して生きていくだけでいい。
    52p
    まず考え、次に感じ、その後に行動する。
    考えるということは、自分と対話すること。自分自身に語りかけ、次の行動を決めなさい。
    55p 思い通りにならなかったり、不平不満を持ったりしても、感情的に行動せず、まず自分と対話する。
    いい出会いにするためには、自分が苦労をして出会いを育てなければならない。
    出会っただけでは信頼関係を結べない。「このご縁を大事にしよう」という気持ちを育てていこう。
    58p
    自分自身の心との戦いとしての笑顔
    ほほえむことのできない人への愛の笑顔であると同時に、相手の出方に左右されることなく、私の人生を笑顔で生きるという決意であり、主体性の表れとしての笑顔
    ・不思議と問題が解決する
    ・ほほえまれた相手も、自分も心豊かになれる
    61p
    不機嫌は立派な環境破壊
    62p
    心のさわやかさ
    それは、生きることのむずかしさから逃げることなく、その一つひとつをしっかり受けとめて、「大変だから、もうちょっとがんばってみます」という心意気から生まれる。ピンチをチャンスに変える、聡明さと明るさが生み出す健気さこそが、心のさわやかさとなって表れる。
    65p
    神は決して、あなたの力に余る試練を与えない。
    人間に悩みはつきもの。けれども、神さまは試練に耐える力と逃げ道をきっと備えていてくださる。
    111p
    信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。
    この世に完璧な人間などいない。心に2%のゆとりがあれば、相手の間違いを許すことができる。
    間違うことを許すという「ゆとり」
    139p
    大切なのは「人のために進んで何かをする」こと。
    「人に迷惑をかけない」からもう一歩進んで、「手を差し伸べる」気持ちが愛の実践につながる。
    144p


    自分の置かれた境遇を受け止め、不平不満を持たず、笑顔で生きることを心がけようと思った。また、人のために進んで何かをする習慣を身につけたいと思った。

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著者プロフィール

1927‐2016年。修道者。9歳の時、二・二六事件で父・渡辺錠太郎を目の前で暗殺される。聖心女子大学、上智大学大学院卒業後、ノートルダム修道女会に入り、アメリカに派遣されてボストン・カレッジ大学院で博士号を取得。その後、36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に就任し、のちに同学園理事長、日本カトリック学校連合会理事長となる。『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012年)は230万部を超えるベストセラーとなる。その他、『面倒だから、しよう』(幻冬舎)、『目に見えないけれど大切なもの』(PHP研究所)、『幸せはあなたの心が決める』(PHP研究所)、『どんな時でも人は笑顔になれる』(PHP研究所)等、数々の名著を世に贈りだした。

「2018年 『あなただけの人生をどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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