- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344021747
作品紹介・あらすじ
時間の使い方は、そのままいのちの使い方。置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。「こんなはずじゃなかった」と思う時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
感想・レビュー・書評
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上へ咲けないそんな日は、下へ下へと根を太く長く伸ばそうと、そんな気持ちがわかるようになってきた。時間の使い方を大切にしよう(なるべく)。
(キリスト教徒の教えを根底に書かれていて、私はそうでないのでその辺りはわからないが)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いのちは大切だ、いのちを大切に。。
そんなことを何千何万回言われるより
“あなたが大切だ”
と誰かにそう言ってもらえるだけで生きてゆける。
ふと読む手がとまって考えた。
たしかにそうだなって、思った。
存在を認められるだけで、人はもっと強くなれる。 -
シスターと言えども人の子。怒りもするし、悩んだりもする。
年末から、自分という人間の小ささに嫌気がさしたりしていたのだけれど、シスターでもなんでもないのだから多少駄目でもいいか、というような気がしてきた。もちろん主題はそこではないのだけれど。
「癒す」までは難しくても周りの人を笑顔にできるようにしたいなぁ。今のところは笑顔にしてもらってばかりかも。 -
夜中に不安な事を考えてはいけない。
って、誰かが言ってたけど、
本当にそうである事を実感した。
最初小さかった不安の種はどんどん膨らんでゆき、
やがて私は
夫に見捨てられ、子供達にも去られ、
ひとりぼっち、で生きてゆく事に…。
ああっ、怖い、怖い。
ひとりぼっちでどうしよう…。
そうだ。修道院に入れてもらおう!
と、
私を入所させてくれる修道院をこんな真夜中に
NETで探し始め出したのだ。
だが、
延々検索したものの、私を入所させてくれる修道院はみつからず、諦めかけていたその時、著者の名が目に入った。
(あ。この方、修道女だったんだ。)
見覚えのある著者が書かれた本に興味が湧き、
修道院の扉よりも容易く、万人を受け入れてくれる本の扉を開いて、その空気に触れてみる事にした。
最初、彼女は祭壇の上から話す人なのかな…
と、思っていた。
だが、よくよく話を聞いていると、
読者の横にいて、にこっ、と微笑んでいる。
(様な印象。)
一緒に横並びになって、
神の教えを学んできましたよ…
守ってきましたよ…
もう、いいおばあちゃんになりましたが、
それで良かったなぁと信じている事、
ちょっとお話させてもらってもいいかしらね?
と、言う思いと声が聞こえてくる様な優しい本だった。 -
丁度1年前、ご本人がテレビ出演されていて、紹介されていた1冊の本が、やっと嬉しく手元に巡ってきた。
著者は、上智大学大学院修了後、ノートルダム修道女会に入りアメリカに派遣されて、ボストン・カレッジ大学院に学ばれ、ノートルダム清心女子大学(岡山)教授を経て、翌年36歳にして三代目学長に任命され90年3月(63歳)まで同大学学長。
長期にわたって教職でいらっしゃった著者の一言一言には重みがある。
「人はどんな場所でも幸せを見つけることができる」
「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ!」っと仰る。
人生「こんなはずじゃなかった」との状況においても「置かれたところで咲く」努力が大切。
しかし、雨風が強かったり、日照り続きで咲けない日には、無理に咲かなくってもいい。
根を下へ下へと降ろし根を張ることで、次に咲く花がより大きく美しい!と
病気になった身で、”役立たず”と思われても咲く心を常に持ち続けることの大切さを、教えられた。
辛い時は、じっとその場で根を張り続けることの言葉で救われる。
いつか、自分も自分しか作れない綺麗な花束を周囲の皆に感謝の気持ちと共に贈りたいな。 -
知り合いに薦められたので購入。
良い言葉が響くものがあればそれで良しとするぐらい。
ただマザーテレサの話は良かったです。
「自分はエラいのよ」という鼻につくところが
随所に散りばめられていて、イイ感じに嫌な感じ。
という事で★が少なくなり3つ。 -
最近、途方にくれながら何かの救いがないかと思い、池袋のとある書店で購入した本です。著者は瀬戸内育ちの方にはお馴染みの、ノートルダム清心学園の理事長。おばあちゃんのありがたい言葉がたくさん収録されている本です。自己啓発とは少しちがった雰囲気。あとキリスト教の影響が非常に強い本でもあります。
正直に言って、本当に落ちているときの救いになる本とは言い難いかもしれません。タイトルこそ、そのままあるがままの自分を大切にしなさいというニュアンスで、この本がベストセラーになったのもタイトルの妙が貢献しているように思われますが、内容そのものは総じて「ポジティブにいきましょう」という悪く言えば予想通り、「シスターのお説教」に終始しています。
ただ、"神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう逃れる道をも備えていてくださいます"というコリント書の言葉が素直に受け入れられるレベルにまで復調された方であれば、とても力になってくれる本でもあると思います。
"咲けない日があります。その時は、根を下へ下へと下ろしましょう"(P.3)、それから"宗教というものは、人生の穴をふさぐためにあるのではなくて、その穴から、開くまでは見えなかったものを見る恵みと勇気、励ましを与えてくれるものではないでしょうか"(P.74)という言葉がこころに残っています。
著者自身も「うつ病」という穴を乗り越えられた方です。大きな穴がぽっかりと開いてしまった、そこから見える景色は、必ずしも終わった光景だけではない、そういう当たり前のことを思い出させてくれます。ただし繰り返し言いますが、「ある程度復調しているならば」という条件付きです。
それにしても、本書がベストセラーになったことを考えたとき、みなさん苦労されているんだなぁと思わずにはいられませんでした。でも、このような本が多く読まれることは良いことだとも思います。 -
毎朝職場の清掃に来てくれている業者の人に挨拶をしあっているが、目立たない仕事をしてくれる彼女達のおかげでキレイな場所で働けていることを思い出した。
自分の中にある「してあげた」という傲慢さを諭された。新年は周囲に対し謙虚に接していきたい。 -
割とこういう類の本は多く読んできたつもりだけど、この本にはいい意味での「緩さ」というか、本書にもある様に「逃げ道」となる言葉が沢山あって、それが自分の完成されていない心にすーっと自然に入ってくるのがとても心地良かった。渡辺和子さんでもキレそうになる事があるなんて、親近感がわいて仕方なかった。日々反省を繰り返す自分そのままを良しとして受け入れていいんだなぁって思える。これから先も何度も何度も読み返す事になる一冊になるのは間違いなし。
著者プロフィール
渡辺和子の作品






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