(日本人)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 998
感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021761

感想・レビュー・書評

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  • これまで学んだ学問や、読んだ日本人論に違和感を感じていたり、漠然と自分の中にある感覚についてが、この本を読んでスッキリ整理できた。パッと視界が開けたようだ。日本人性の本質を見事に見極めていると思う。そしてそれをベースに官僚がはびこる政治システム、原発事故、金融危機、SNSハシズム等の事象を解説している。これも見事な切り口。リアルタイムな社会評論として、この時期に読んで正解でした。先週、名古屋、大阪と出張があり新幹線の中で読了。久々有意義な移動時間でした。

  • 個人的には日本人より新潟人と思ってるのでタイトルに惹かれたわけではないですよ。

    『「超」入門 失敗の本質』を買おうかと思ってたところ目に入ってきてパラパラ眺めるうちにレジまで持ってった、という感じ。

    内容的には世界の近現代史のおさらいかつ文化論かつ政治学論的な感じ。と書いてしまうと非常にめんどくさい感じの本?と思われるでしょうが読みごたえもありつつ読みやすい文体なので非常に勉強になりました。

    日本人の特徴といわれてるところが実は思い込みに過ぎなくて単なる農村文化だったりね、とか。

    とはいえ結局のところ無理やりに変える必要がないというか、そもそも変わらないよね日本人、という感じで結局は自分次第なんだな、と思わされた次第。

  • ちょっと教科書チック。
    頭にストンと来るような感じじゃなかったかな。

  • ナショナリズムとグローバル市場経済を対立概念として捉えるちまたの政治論議に違和感を覚える人に一読をお勧めする。非常に興味深い内容であり、個人的には、この手の本でこれほどのめり込んだのは初めてである。
    著者は株式市場や金融が専門だと思っていたが、本書で参照されている領域は政治哲学や進化心理学など幅広いことに驚く。
    内容はロジカルで理解しやすいため、非常に説得力があるが、引用されているすべての学説が検証されているものなのかどうかはわからない。
    とはいえ、自分の勉強不足を痛切に感じる。常識だと思っていたことの多くが既に過去のものになっている。これはまずいと思った。

  • 立ち読み:2012/5/10

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著者プロフィール

2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)、『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』(以上ダイヤモンド社)『「言ってはいけない? --残酷すぎる真実』(新潮新書)などがある。メルマガ『世の中の仕組みと人生のデザイン』配信など精力的に活動の場を広げている。

「2023年 『シンプルで合理的な人生設計』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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