竹中式 イノベーション仕事術

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021785

感想・レビュー・書評

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  • なぜこの本を読んだかわからない。
    竹中平蔵、幻冬舎だし、図書館に予約したことすら忘れていた。
    だが、意外と良い本だった。

    ・自分自身をプロデュースする「プロデュース力」
    ・熱い心で思い込める「熱心力」
    ・飽きずに原点に立ち返る「基本力」
    ・相手の目的関数を見抜いたうえの「判断力」
    ・馬鹿を相手にしない「情報力」
    ・心に宇宙を描く「洞察力」
    ・イノベーションを生む「結合力」
    ・敵ができても恐れない「徹底力」
    ・多忙が前提「切り捨て力」
    ・スイッチングを怠らない「健康とリリース力」
    ・志のネットワーク「サポーター力」
    ・人生塞翁が馬「達観力」

  • B to B(Back to Basic=常に基本に立ち戻り、判断をチェックすること)が大切である。 王道を往くのが良いとのことです。 また、アダム・スミスの「国富論」を読み、シュンペーターは、「イノベーション」の重要性を説いた。 

  • 図書館に置いてあるのを目に入って
    なぜか手に取ってしまった
    色々言われてる人で良い印象はなかったが
    書いてある事は理解出来た
    少し印象が変わった

  • 【由来】
    ・amazonで竹中平蔵つながり

    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】

  • 「楽には生きられない日本」において、闘って勝つためはどうすればよいか、という本。
    「プロヂュース力」「熱心力」など重要な12の力とその力を身に付けるための方法が書いてあります。

    ただ、「人生は勝ち負けだけではない」という話もしていて、じゃあこの本の意味は何なのか、と疑問に思う点もある。
    また、個人的に「なんとか力」とかってあまり好きじゃない。

  • これからのグローバル社会で生きていく上での、ビジネスマンとして持っておくべき心構え。がんばって豊かになる自由もあれば、がんばらないで貧しくなる自由もある。前者を選ぶ人に対してのメッセージ。

  • 楽には生きられない日本で闘う12の力と副題にありますが
    プロデュース力
    熱心力
    基本力
    判断力
    情報力
    洞察力
    結合力
    徹底力
    切り捨て力
    健康力
    サポーター力
    達観力
    を上げられてます。

    その中でもやはり基本力が大切やなと思います。
    今の日本の学生はあまりに基本を蔑ろにしてます。
    読み書き計算の日本語リテラシーは必要なんですよね。
    それは嫌でもなんでも義務教育の範囲は極めざるを得ないんですよ。
    世界で通用する英語力は中学英語で専門用語以外はカバーできると言われますから。

    子供らにはなんで受験勉強が必要なのか聞かれてもちゃんと答えれるようにしたいですね。
    うちでは学校の勉強程度の嫌なことで音をあげるような人間じゃ生き馬の目を抜く社会では野垂れ死ぬだけやでってホンマのことを教えてます。

  • 竹中平蔵氏の仕事に対する考え方が12のテーマで語られています。エピソードが豊富でとても解りやすくまとまっているため読みやすかったです。
    ※仕事術と言うよりは「考え方」に焦点があたっていると思います。

    個人的に共感したテーマは、
    ・BackToBasic:常に基本に立ち返って判断をチェックする
    ・周りの反対を押して、決断実行しなければならない場合もある
    とうもので、特に“必ず反対論がでる。敵ができることを覚悟する“とうのは実に竹中氏らしい考え方だと思った。

  • 著者自身の体験談を中心に述べられているが、あまり仕事術としてコレと言ったものはない。大臣経験や留学経験の話を、自慢話と受け取る人もいるかもなぁと思いながら読んだが、個人的には結構客観的に出来事を書かれているような印象を受けた。最初の方を読んでいるうちは、あまり大したことが書かれていないなぁ(知っているようなことが多いなぁ)と言う感じもしたが、最後の2、3章が考えさせられた。ただ、本書を読んで、何がどう変わるのかまで言及していないという読了感。

  • 安易な勝ち負け論に屈しない強い力
    自分で自分をプロディースする。
    10年後の履歴書→自分が何をしたいのかを明確に→スケジュールを逆算
    原稿用紙1日3枚→昼休みにネタ集め,仕事の合間に下調べ

    肉体改造「貧血になって半人前,ゲロを吐いて一人前」
    老害をたくさん見てきた→ある一定の年齢になったら公的なポジションからは一切身を引く。
    アメリカ「月に人をおくる」 目標があれば暇だと思う時間はない。
    熱い心→変人でも愛すべき人
    経済の分野 ひとつのテーマに5年間本気で打ち込めば,5年後には5本の指に入る。
    所得の格差も大きくなく,全ての国民に挑戦の可能性
    CEO「自分の好きなことを仕事に選んだから」

    ○○政策学部→増えてきた4文字学部

    地震の3分後には津波警報,列車にブレーキ→できるのは日本だけ

    常に目的関数を見抜け→意思決定はデジタル(1又は0)
    企業→収益の最大化,取引先との関係を良好にする。
    政治家→特定郵便局長からの票の最大化
    官僚→影響の最大化
    人は驚くほどシンプルに自分の目的関数に従って行動
    小泉総理→歴史小説,歌舞伎,オペラ→様々なことをケースとして常に考え続ける。

    ネットバカ→バカは相手にしない。ネット=人間の奥底にあるダーティーなものを出してしまう。
    ある程度自分で量をこなして勉強しなければならない。
    情報源は複合的(プルラル)であれ。

    常に考えている状態→構造やメカニズムのイメージ→「きっとこうなるに違いない」

    古典を読む。
    1776アダム・スミス「国富論」→重商主義(貿易黒字を増やす)を批判
    1798ロバート・マルサス「人口論」
    カール・マルクス「価値を生むのは労働。労働者に支払われるのは最低限の生活分のみ。その他は資本家に搾取される。」→大恐慌で資本主義は崩壊する。
    ジョン・メイナード・ケインズ「大恐慌と失業。政府支出による財政政策が有効」
    ハイエク「政府が力をもつのは間違い。ヒトラーを生み出したから」
    ミルトン・フリードマン「政府の助けは不要」

    結合力→イノベーション 日頃のメモを見ながら,良いアイデア。

    サンクコスト(埋没費用)→あなたのサンクコストはそれほど大きくない。

    政策投資銀行の民営化はもう不可能
    ジェフリー・サックス「民営化・市場化は一気に徹底的にやらないとダメです」

    「今日,浪費した時間は,明日の時間を借りて埋め合わせよう」→できない

    韓国 アジア通貨危機→選択と集中 サムスン=電気機械 現代=自動車

    厄年→科学的根拠?一社会人の直感として,統計的に人の体の変化をとらえている。

    肩書きにハイフン(二つの肩書)
    結果に恋々とするな,達観しろ。

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著者プロフィール

1951年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長。経済学博士。一橋大学経済学部卒。日本開発銀行、大蔵省財政金融研究所主任研究官、ハーバード大学客員准教授等を経て、現職。2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣、2002年に金融担当大臣、2004年には郵政民営化担当大臣を兼務。2005年総務大臣。この間、2004年には参議院議員。2006年小泉内閣の解散とともに辞職。著書に『研究開発と設備投資の経済学』(1984年、サントリー学芸賞受賞)、『対外不均衡のマクロ分析』(1987年:共著、エコノミスト賞受賞)、『日米摩擦の経済学』(1991年)、『民富論』(1995年)、『経済ってそういうことだったのか会議』(2000年:共著)、『構造改革の真実――竹中平蔵大臣日誌』(2006年)、『闘う経済学――未来をつくる[公共政策論]入門』(2008年)、『改革の哲学と戦略――構造改革のマネジメント』(2008年:共著)など。

「2013年 『パターン・ランゲージ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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