禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 192
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021891

感想・レビュー・書評

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  • ・所作は美しいけどさりげないもの、何故かわからないけど心惹かれるのが所作の美しい人の証。
    →所作のベースの高さ、日ごろの意識の高さが無意識ににじみ出てくるのだろうなぁ。

    ・作為から離れ動きの無駄を省いていくと1つ1つが丁寧になる。枯山水(かれさんすい)
    →枯山水とは竜安寺のような庭のことらしい。シンプルな美しさがよいのか。贅肉をそぎ落とす姿勢が大切。

    ・毎日の食事に注意を向けたことがあるか。レストランではできても、日常的な食事が惰性的で所作を失っていないか。
    →何を以て高い所作なのかがまだわかっていない。食事の基礎から勉強する必要がある。

    ・丹田を意識すること。そのためにまずは呼吸でゆっくり吐ききること。あとは体に任せる。呼吸が深くなれば安定感が生まれるしさらにカラダも温かくなる。
    →忘れそうだけど思い出したらやってみよう。

    ・人物判断の際に足元は必ずチェックされる。脚下照顧(きゃっかしょうこ)。人が注意を忘れやすいだけに値踏みのポイントになる。
    →確かに足元を見るの諺もある。靴の清潔さとおしゃれと両方キープする。

    ・折り目正しい
    →この言葉が気に入った。

    ・他人を見て気づいた美しい所作をまず10日間真似てみる。そうする間に100日が過ぎて、自分のものになっていく。気づきは美しい人に近づく貴重なきっかけ。
    →いいところは真似ることから。成長の原点。

    ・畳のヘリを踏まないのは敵が下に隠れてた時にヘリから槍を刺すのと、畳が当時高級品でヘリの部分は耐久性が低かったのでご法度だったこともある。
    ☆【単にマナーを覚えるだけでなく、その文化的背景も覚えると日本の美風をカラダで覚えられる】
    →理由づけの部分まで覚えないとマナーそのものに納得ができなく、覚えることもできない。

    ・服装は生き方である。byイヴ・サンローラン
    相手はあなたの着ているものでその心を見て取る。身だしなみでは心と服が調和しているとベスト。
    →服装に心のありようは考えたことなかった。今度考えてみよう。

    ・身だしなみの美しさの土台は清潔感である。清潔感という土台がないといくら飾り立てても美しさは手に入らない。
    →しぐさから直さないとまずい。心当たりあり。

    ・お茶を入れる時に、ただそれだけに没頭する。お湯の温度、葉の量、どこまで注ぐかなど。その思いが相手に伝わる。
    →お茶を入れる1つとっても、意味を持たせたおもてなしが必要ってことか。

    ・なぜ電車の中で食事や化粧はいけないのか。
    ☆電車の中は公共の場である。みんなが譲り合ってその場を不快にしないのが最低限のルールである。多くの人に不快感を与えているという点で人に迷惑をかけている!
    →今まで悩んでいたことに1つの答えが出た。迷惑をかけてないからいいんじゃないかと言われても、多くの人に不快感を与えているから迷惑をかけているという答えが成り立つ。

    ・値段が高くても、思い入れのあるもの、愛着のあるものを持てば人生が豊かになる。大事に使うと自分とモノとが一体になってくる。


    自分に足りない所作がたくさん出てきました。ここで得たものを意識付けして少しずつアウトプットしていきたい。その中でも日常の食事や姿勢のマナーとマナーの文化的背景を併せて手に入れたいですね。

  • 著者は造園デザイナーとして日本庭園を数多く手がける禅僧。
    知らない方でしたが、ニューズウィークの「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた人物だそうです。

    所作を整えることで、そこに美しさが生じると唱える著者。
    「行住坐臥」のすべてを整えることは、禅の修行にもつながるそうです。
    日常に禅を取り入れることで、立ち居振る舞いの美しさが生まれるだけでなく、自然と心も整って穏やかになるということです。

    確かに、姿勢よく、さりげなく美しい所作の人は、落ち着いて心も安定しているように見えます。
    反対に、ドタバタしている人は、せわしなく余裕がないように見えます。
    全てはつながっているのでしょう。

    所作について、項目別に細かく語られていきます。
    正座の時の足の重ね方や、視線を置く辺りなど。
    しびれてきたときに足を組み替えるのは逆効果なんだそうです。逆にしびれが増してしまうとのことです。

    最も大切なのは、呼吸を整えるということ。
    それだけで心の落着きを失わずに済むということですが、実際にはこれがなかなか難しいものです。
    たしかに、息を荒げた僧侶にお目にかかったことがないのは、修行のたまものなのだと、改めて思いました。

    日本独特のものとして発展した禅宗だけに、日本人の精神や思想を反映したものとして、日常にも取り入れるべきものが多いのかもしれません。
    シンプルで無駄のない禅的生活が、世界的に評価を受けているように、所作の上でも無駄のなさを取り入れることで、気持ちの上でもすっきりできるように思います。

    ところで、懐石料理とは、今では高級料理の別名ともなっていますが、もともとは禅僧がひもじさに耐えるために、懐に温かい石を抱いたことからその名があるのだと知りました。
    本編の内容とは少しそれますが、おなかを温めると空腹を紛らわせられるものなのか、今度試してみようと思います。

    メディアで紹介しました:
    美しく生きるためには…「美しい人をつくる『所作』の基本」
    https://fpcafe.jp/mocha/749

  • この本では、禅僧でもある著者が禅の教えをもとに「美しく生きる」ための方法を分かりやすく著しています。禅では「行住坐臥(ぎょうじゅうざが)」すべてが修業。心を整えるためには、まず自らの「所作」つまり日常の立ち居振る舞いを整えなければなりません。

    →続きはこちら
    GUEST 073/三越伊勢丹HDS 社長・大西洋:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京  http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2013/03/post145132.html

  • 大切だけどおろそかにしていることがたくさん書かれていました。
    朝5分でもいいから掃除をする、早起きをして自分を整えるなど。
    焦ったり落ち着かないときに読み返したい一冊。

  • 美しい所作が美しい人をつくる。禅僧・升野さんが言うには、まずは美しい姿勢を意識すること。そうすれば呼吸が整い、呼吸が整うと心も整う。また、正しい言葉を使う、食事の前に合掌する、片付けは次のための準備と思って行う、早起きをして時間に余裕を持つ、感謝の言葉はすぐに伝える、ということも大切。禅や仏教についての本は初めて読んだが、生きる上で大切な教えがたくさんあるなぁと感じた。

  • 所作を整える事は、心を整えること。
    姿勢、呼吸、心を整える。
    一つ一つの所作が美しい人は、人に伝わる心の美しさが変わる。

    美しい人がどんな考え方で在るのかのヒントがたくさんあった。

  • たまに読みたくなる、禅の本。いつもこういう本を読んで、生活態度を見直さないとなぁと思うのだが、すぐに生活態度の向上には至らない。ずっと心のどこかに引っかかってモヤモヤしながら生活し、いつの間にか忘れてしまう。どうやったらすぐに行動を変えられるのだろうか、知ってる人がいたら教えてほしい。何度も読み返すしかないのだろうか。 生活態度はともかく、日常に取り入れる坐禅はすぐに実践できるし効果があるので、継続。

  • 桝野さんのお人柄がよくわかる、静かで、凛とした本だった。
    いろいろやろうとしてもできずに終わってしまうので、とにかく「いつも姿勢をよくする」というのを意識しようと思った。
    ぜひ一度、桝野さんがいらっしゃるお寺にうかがいたい。

  • 「日日是好日(にちにちこれこうにち)」辛い日もいい日。その日に私だけが経験できたことは、いつか必ず生きる糧となる。

  •  著者は曹洞宗徳雄山建功寺の住職。大本山總持寺で修行後禅の庭の創作活動によって、国内外の高い評価を得る。

     「日本人はずっと、芯からにじみ出る美しさ、過剰ではないが揺るがない強さを秘めた美しさを持って生きてきた」。その美しさとは、禅の視点で話すと分かりやすいという。 禅には、人が美しく生きるための、ものすごくたくさんの知恵が詰まっているからなのだ、と。

    【メモ】~この3点

    1.美しい所作で食事をする人は、ほかのどんな場面でも美しさを失わない。
    ・そのためのたった一つの心がけは「箸や器を大切に扱う」こと。
    ・どの器も同じ、
     右手で取る>左手に持ち替える>箸を取る>食べる>箸を置く>右手に持ち替える>右手で置く。
    ・箸を置くことで生まれる次の動作までの「間」、口だけ動いているこの間が「おいしくいただいています」という無言のメッセージになる。

    2.日日是好日(にちにちこれこうにち)~今日も良い一日だった。
    ・どんなことに対してもきちんと「けじめ」をつける。
    ・今日のことは、眠る三時間前に済ませる。
    ・つらさや、寂しさも、ほかの誰でもない自分だけができた体験。

    3.お茶を入れる意味~たかがお茶、されどお茶。
    ・「茶の湯とは、ただ湯を沸かし、茶を点てて、飲むばかりなるものとこそ知れ」(千利休)
    ・「ただ」の意味は「ひたすら」一生懸命ということ。
    ・心を込めて。お茶に込めた心は飲む人にも伝わる。

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著者プロフィール

建功寺住職、庭園デザイナー

「2020年 『限りなくシンプルに、豊かに暮らす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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