青葉耀く 敬恩館風雲録(上)

著者 : 米村圭伍
  • 幻冬舎 (2012年8月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344022270

作品紹介

藩の運命を左右する領主の落し胤。その存在を察知した輩が、権力を求めて蠢き出す-。出雲国千歳藩の西の端に位置する鳥越村。その村にある郷蔵の差配役・大月慎兵衛と配下・矢島重三郎には、それぞれに愛息がいた。慎兵衛には、厚い胸板に太い腕、大柄で腕力が自慢の寅之助。重三郎には、小柄で痩身、病がちだが、利発な小太郎。二人はまるで兄弟のように育てられたが、そこには慎兵衛と重三郎の人知れぬ願いが隠されていた…。

青葉耀く 敬恩館風雲録(上)の感想・レビュー・書評

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  • どちらが殿のご落胤なのだろうと言うのは気になるけど、どちらのキャラも魅力的じゃないのが残念。挿絵が悪いようにも思う。あれはどう見ても14歳の少年には見えない…。
    双葉姫の章が一番心に残った。なんて可哀想なのだろう。
    こんなことをするのはいったい誰なのか。江戸のお方…?
    まだ上だけだからまた感想も違ってくるかもしれないけど、大人達のエゴがすごい話だと思う。

  • 読みやすのはいつも通りだが、あっさり

  • 書き下ろし作品なのに、上下巻で「第一回」から「第二十回」という連載物かと思われる章立てになっている。

    近頃の米村圭伍は、冷や飯冬馬や退屈めだか姫シリーズのようなおちゃらけた軽い路線からシリアスな路線に転向しているが、はっきりいって前の方が面白い。

    藩校を舞台にした、殿様の御落胤と思われる者を殺そうとする勢力から、それを必至で守ろうとする若者たちの友情の物語、ということになるのだが、相手の裏をかく心理戦が面白いと言えるのかもしれないが、胸に迫る場面が一つもなかったのは残念。

  • 江戸時代の出雲~出雲千歳来栖藩・鳥越村の郷倉管理の中士・大月家の長男・寅之助は乱暴者で村の餓鬼大将との喧嘩に明け暮れている。唯一の同僚・矢島家の小太郎は病弱で手習い所でも秀才と認められるが,創設された藩校で学びたいが,父母に反対されている。寺子屋の師匠は一計を案じ,小太郎を主席・寅之助を次席と藩に上申して,受け入れられた。城下町の親戚と交流がなくても,寄宿舎が建てられることになっているので,送り出すが,寅之助に関しては父母も矢島家も一刻も早く退学になって帰村してくれることを望んでいる。村を出て山を登り,出会ったのは不思議な少女で,河童を家来にしようとしているのだったが,呉服屋の鳴海屋の娘だと名乗る。息も絶え絶えで藩校に辿り着いた先で,寮の訓導・岩尾兵馬に二人は取り違えられる。仮の寮には家老の息子・高宮淳一郎がいて,雑司の正助が何かと手伝ってくれるが,正助は鳴海屋のお娘・鈴の弟と判った。学問嫌いの寅之助は川の畔で石を蹴飛ばして河童と間違えた棒手振の飛松と知り合う。寅之助の楽しみは武道の稽古だが,経費の問題で,弓術しか道場はなく,しかも元服後の者しか受け入れないと聞いてがっかりする。退学せずに夏巻京の手ほどきを受けたいと願っているが,学問も精進しないと進級できず村に返されてしまう。京と鈴は江戸から療養のため下ってきた双葉姫の学友であったが,老女・井筒に毒殺されたらしく,腹違いの弟に会いたいとの願いを叶えるため,二人だけの河童組を作っていたのだった。病弱の双葉の弟なら,病弱の小太郎が殿様の御落胤に違いないと踏んで真相を探ろうとするが,来栖継昌の子がいることに気をとられている藩主弟・定彰が根絶やしを狙っているのだ。小太郎が藩校の大池に突き落とされて危うく殺される所を鯉を捕りに来ていた飛松に救われる。河童組は,鳥越村の二組の夫婦が入替子をして追究を避けていると考え,月並みの報告に来た大月を待ち伏せる~絶対,この墨で書いた絵が邪魔している。売上げも伸びないだろう。いままでのシリーズとは少しテイストも違えているが,米村を知っている人しか本を手に取らない。すぐに文庫本になるだろうが,そのときは絵も変えて何とか売ろうとするのだろう。絵が残念

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