日本大沈没

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344022331

感想・レビュー・書評

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  • 今読み返してみると、ハズレが多いなぁ!

  • 政治的な話かと思ったら経済、しかも為替とかインフレの話だった。近々日本でもハイパーインフレが起こる可能性が高いそうだ。そうなったら円建ての資産は一気に価値が下がるので、外貨建てでの資産運用か不動産等で分散しておかないといけないらしい。本当の金持ちはそうのように分散させているので、貧乏になることはない。でも今貧乏の人はさらに一層、貧乏になり、格差は大きくなる。
    消費税も10%にしたところであまり意味はないようだ。
    日本は民主主義の国だが、限りなく社会主義に近い国。
    かといって、アメリカの真似をすればいいというものでもない。

  • 藤巻節全開。まぁ、日本の財政状況を当事者でありながら、第三者的に冷静にみている一冊。
    さて、あと何年後に記載の内容が始まるかな。

  • 1

  • まあ一知識,考え方として捉える感じかな.

  • 日本は社会主義国家と表現されていますが確かにそうかもしれないと感じてしまう。

    私だけ?

  • このところ急速な円安傾向が出ているが、著者がかねてから主張している状況が近づいているのだろうか。藤巻氏の主張は一貫している。必然的な円安による日本経済の再興だ。日本の財政状況は悪く、ハイパーインフレによる最悪な状況もあり得ると言うものだ。そのためには外貨資産を持つ必要があると以前から主張している。また、日本は1500兆円の個人資産が有るから財政破綻しないなどの(よく言われている)たわ言を明確に否定している。今はまだ円安(78円→93円)と株高(8,600円→11,200円)が続いているが、円安なのに株安となった時は十分に注意が必要だろう。

  • ・藤巻さんのモルガン時代のディーリング人生とはひたすら「耐えること」
    ・マーケットは人気投票的な動きをするので当初は多くの人間の考え方に流されやすくなる。
     しかし経済学的におかしな動きは時が経てば修正される。

    ・変動為替相場制は「景気の自動安定装置」という偉大なるメリットがある。ユーロ圏はその偉大なるメリットを放棄してしまった。

    ・日本国債の91.7%を日本人が保有しているということは外国人からみて日本国債に魅力がないとも言える。
    ・ゆうちょ銀行。社会主義の権化。個人金融資産の17%を預かる世界最大の銀行。預かったお金の8割は国債の購入に充てられている。

    ・日銀の量的緩和とは
    民間金融機関の日銀口座残高を増やすこと。
    そして金利のつかない日銀口座にお金を置いておくよりは貸し出した方が良いという考えを狙っている。

    ・消費税1%増税あたり2兆円の税収が増加すると考えてもよいかも
    ・REITとは投資家から集めたお金を複数の不動産(ビル、マンション、店舗、倉庫等)い投資し、賃料収入や売却時の値上がり益を投資家に分配する商品
    ・CNN Money
    ・金投資について、金は金利を生まない

    ・リーマンショックに対し、「レバレッジのかけ過ぎ」が問題という指摘をよく耳にしますが、危機の本質は少ないお金で大きすぎるリスクを背負ったことではない。流動性リスクの高い商品、すなわり「売りたいときに売れない」商品に深入りしすぎたせいだと思う。

  • 日本の財政状況が危機的状況にあるのは周知のことではありますが、それをより詳しく説明してくれています。そしていずれは財政破綻かハイパーインフレのいずれかになるということ(可能性としてはハイパーインフレの方が高いとのこと)、それに備えて保険として外貨(米ドル)での資産を持ちなさいということです。いわゆる資産運用として外貨で運用するという提案であるというのではなく、保険でというのがいかにも藤巻氏らしいです。これを読んでるとやはり自分も外貨資産の比率を増やさなくてはという気になります。

    一方日本に貧乏はいないということを年収をその根拠として議論を進めていますが、その国の物価が違ったら同じ収入でも全然違うのではないかという気がし、ここはちょっと違和感を感じるところです。この部分についてはお金持ちの方の発想だなー印象が拭えません。

  • 取材のない部分が多すぎます。
    藤巻さんの話は基本的には好きなのですが、本著だけは評価できません。

    国会議員になってどうするのか。
    ただ危機を煽るだけの人か。
    実際にポリシーあるのか。

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著者プロフィール

1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年、行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院・ケロッグスクール)。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、85年、米モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)に入行。東京屈指のディーラーとしての実績を買われ、当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長兼在日代表に抜擢される。同行会長からは「伝説のディーラー」と称された。
2000年、モルガン銀行を退行後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーなどを務めた。1999年より2012年まで一橋大学経済学部で、02年より09年まで早稲田大学大学院商学研究科で非常勤講師を務める。13年から19年までは参議院議員を務めた。2020年に旭日中綬章を受章。日本金融学会所属。現在、㈱フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。

「2022年 『超インフレ時代の「お金の守り方」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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