彷徨い人

著者 :
  • 幻冬舎
3.10
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  • (2)
本棚登録 : 138
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344022409

感想・レビュー・書評

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  • ちょっとできすぎかな。ひき逃げと失踪事件の繋がり。

  • 石神井台警察署の清水刑事は、ある警察署の受付で見覚えのある女性と出会う。
    彼女は、清水が担当したひき逃げ事件の被害者遺族だった。
    親友が行方不明のため、捜索願を提出しに来たという。
    「不倫の果ての失踪に違いない」と担当刑事は言うが、清水は強い違和感を覚える。
    そして、ひとり捜査を始めるが…。
    大切な人を守りたい―そう願う男がいた。
    人生をやり直したい―そう悔む女がいた。
    二人が出会った時、運命の歯車が狂い始めた。
    (アマゾンより引用)

    話は面白いんだけど、説明が回りくどいというか…

  • 旅行先から戻った葉子が行方不明になった。
    旅先でお土産を選んでいた葉子が家出をするとは思えない。彼女はどこに行ったのか。

    2つの事件が微妙に絡まりながら話が進みます。
    視点が少しずつ変わること、登場人物が多いことに、混乱しましたが、先が気になりながら、面白く読みました。

    最終的には、誰も裁かれることなく終わった事件となりましたが、被害者遺族の心情を思うと複雑です。
    特に、千里は許し難い存在になるのではないでしょうか。
    引越し時の千里の涙には、同情する気にはなれませんでした。

    誰が悪いと決めてはいけないと思いますが、やっぱり私は千里が罪深いと思ってしまいます。

  • 認知症の母を週2回の定期便で見舞う折原。
    それに対して、全く義母を気遣わない折原の嫁。

    折原の嫁の友人の夫が轢き逃げに偽装され殺される。
    そして、嫁の妹が失踪・・・!!

    なぜ?と思いながら読む手が止まらない前半。

    そして後半、最後まで引っ張るけど、
    事件の動機もよく分からず、殺人を犯すほどのなにかがあったとは思えない。

    そして最後の一文!?
    見つからないけどどこかで生きてるの?
    全く腑に落ちない最後でした。

    マザコン男性、母親想いでいいな~と思うけど度を過ぎるといらっとさせられます(笑)。

  • 一気に読めました。
    おもしろかった。
    けど、老いることは罪なのか?っていう話しじゃないような…。

  • 天野さんははずさないね!
    好きな作家の一人です。

著者プロフィール

一九四六年千葉県生まれ。初めて執筆した小説『氷の華』は二〇〇六年自費出版からスタートした後、文庫化され三十五万部を超えるベストセラーとなる。ドラマ化もされ、六十歳の大型新人として注目を浴びた。その他の著書に、『目線』『烙印』『彷徨い人』『午後二時の証言者たち』がある。

「2022年 『容疑者は何も知らない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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