四〇一二号室

著者 :
  • 幻冬舎
3.21
  • (14)
  • (44)
  • (102)
  • (32)
  • (0)
本棚登録 : 468
レビュー : 74
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344022614

作品紹介・あらすじ

タワーマンションの最上階、四〇一二号室に暮らす人気作家、三芳珠美は、人生の絶頂にいながら満たされずにいた。ある日、古本屋の老婆に「あなたに」と古い写真を見せられるが、そこには見知らぬ赤ん坊の姿が写っていて…。一方、根岸桜子は同時期にデビューした珠美の成功を安マンションで妬ましく思う日々。そして、1999年11月22日、大停電の日。珠美がマンションから転落。その日から女たちの運命が逆転した-のは悲劇の始まりに過ぎなかった。"人間は、あっという間に地獄の底に転落するのよ"四〇一二号室からはじまる"不幸"の連鎖。著者が仕掛けた夥しい数の罠。『殺人鬼フジコの衝動』の著者、最恐イヤミス。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この人の他の著作と内容は似てるんだけど…なんとなく一気読みさせられるところはさすが。
    二人の女作家。片方はベストセラー作家で、もう片方は1作目以降泣かず飛ばず。序盤はこの二人の確執が執拗なまでに描かれる。というか、泣かず飛ばずの桜子が一方的に珠美を恨んでいるのですが。
    ところが珠美が謎の事故死を遂げ、立場が逆転。桜子の作品がたちまちベストセラーに。となると、桜子が怪しいのですが、そんなので終わらないのが真梨さん。またも複雑な人間関係が出てきます(笑。時系列も入り乱れています(笑。メモを取りながら読みましょう。

  • こーれーはーやばかった
    暗くて救いがなくて禍々しくて圧巻
    え、え、って読み返してしまう

  • かつて、阿部サダだったかもしれない老婆。他人の恥部を晒して叩いて売れている若手女流作家。OLと兼業で作家として成功を夢見る女。敏腕かもしれない編集者の男。

    何らかの理由で意識はあるのに身体の自由を一切失った女。

    どの人物もねっとりした闇を抱えていて読んでいて毒される…。

  • 所沢、阿部定、飛行機、そんなキーワードに小説家とタワーマンションを結びつけて、手の込んだミステリーに。
    小説家とか、編集者って、こんなにおかしな人じゃないとできない仕事なのか?という疑問は残った。

  • ラスト3頁で「こう来たか」の大興奮…と帯に書いてあったので期待したが、それほどでも…。

    だまされやすいので、不動産屋が娘っていうのも意識がないのが奥さんっていうのも、確かに最後まで気付かなかった。

  • うわーっ女ってこわっΣ(゚д゚lll)と思わされる。男はズルくて女は怖い、というのが一番の感想。都市伝説的なことも絡んできてて、興味深くはあるんだけど、全体的に嫉妬心の渦巻き方がすごくて、読んでてげんなりしてしまう自分がいた。

  • タワーマンションの4012号室。
    その部屋は心理的瑕疵物件。
    その部屋に入居した人の身に何が起こったのか。

    女流作家の嫉妬が生んだ、それは事故なのか事件なのか。

  • 真梨幸子は読んだコトが無い。山城えりかの装画に惹かれてUP(でも、文庫になってから読むので当分先)

    真梨幸子『四〇一二号室』特設サイト|Webマガジン幻冬舎
    http://webmagazine.gentosha.co.jp/mariyukiko/4012.html
    Erika Yamashiro
    http://erikayamashiro.com/

  • すっかり新刊ハードカバーを心待ちにするようになってしまった真梨幸子作品。
    今回の作品は所沢(西武の本拠地のアソコ!)のとあるタワーマンションの一室
    を軸に巻き起こるドロドロした人間模様を描いたもの。つまり、女史の得意分野
    まっしぐら系である。

    ・・・いやもう、この悪意の塊みたいな文章をどういう風に捻り出してくるのか(^^;)。
    この手法は既に円熟の粋に達しており、その圧倒的な不快感は他の追随を許さない
    勢い。正直ちょっと所沢という土地が、薄気味悪くなった程(^^;)。
    僕には凄く魅力的な劇薬、イヤミスというジャンルは、イコール真梨幸子でもう
    良い気がする。

    ただ惜しむらくはこの作品、構成がやや難解な気が。
    これまでに比べると伏線の張り方がちょっと複雑で、途中でワケが解らなくなる
    部分あり。ん?と思ったところで読み返せば問題無いのだけど、真梨幸子の本で
    ここまで読むのに時間のかかった作品は初めてかもしれない。

    出来る事なら次作はもうちょっと単純な流れがいいなぁ・・・。
    悪意に関してはもういきつくところまで行って構わないので。

  • 夢か現実か、過去か現在か。
    いったりきたりで、視点も変わっていくこともあって、頭が錯乱した。
    狙ってのことだと思うが、読むのに疲れた。
    ついていくので精一杯だったが、話はすごく面白かった。

全74件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

真梨 幸子(まり ゆきこ)
1964年、宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤虫症』で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『殺人鬼フジコの衝動』がシリーズ累計50万部を超えるベストセラーになり、舞台化・ラジオドラマ化、代表作の一つと目される。2015年、『人生相談。』で第28回山本周五郎賞候補。
他の代表作に、TVドラマ化された『5人のジュンコ』、『祝言島』など。

真梨幸子の作品

四〇一二号室を本棚に登録しているひと

ツイートする