浮かぶ瀬もあれ 新・病葉流れて

著者 : 白川道
  • 幻冬舎 (2013年1月25日発売)
3.69
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344023192

作品紹介

広告代理店に勤務する梨田雅之は、異色の新人として噂になっていた。博打で培った冷徹な判断力、明日なき今日を生きる自らへの虚無感、破滅すれすれの勝負を渇望する生来の資質。そんな梨田は、他部署の部長から内密の仕事を任せられるようになる。だが、派閥争いと出世競争に明け暮れる勤め人生活への倦怠の虫が蠢きはじめてもいた。恋人の水穂はモデルとして新聞に写真が掲載され、その華やかさを増していく。一方で、人事部に所属する大企業の社長令嬢も梨田への思いを強めていく。周囲が目まぐるしく変化していくなか、彼は自分の行く末をどこに見定めるのか?自伝的ギャンブル小説「病葉流れて」シリーズ、急展開の第五弾。

浮かぶ瀬もあれ 新・病葉流れての感想・レビュー・書評

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  • 2016.08.14
    まさか、この本は江上剛の「ごっつい奴」みたいになるんじゃないだろうねえ•••。

  • もう一度読みたい

  • 枠にハマらない麻雀打ちの若者の生き様を描いたシリーズ物。
    昭和でないと出てこないであろう型破りさが魅力。
    麻雀の描写は専門書のようで、やった事ない人にはさっぱりだろう(笑)

  • 自伝的ギャンブル大河小説の第五弾です。僕は今回も一気に読み終えました。二人の魅力的な女性。自らの中で生んでいく勤め人としての生活。巨額の金を賭けた麻雀賭博…。肌のひりつくようなスリリングな展開です。

    作家、白川道先生の自伝的ギャンブル小説の第5弾です。僕は、ずっとこの小説、言ってみれば梨田雅之の『成長記録』をずっと追ってきているのですが、こういう軌跡を持った人間があの『流星たちへの宴』へと続いているんだなぁとおもうと、やはり梨田雅之はなるべくして梨田雅之になったのだという思いをあたらめて深めました。

    師と仰いだ砂押がなくなり、悲嘆にくれる梨田。上司である人事部の小野部長から「きみは頑張らないとな」といわれてもこの社会で頑張るのか、それともこの会社で頑張るか。悩み続ける梨田。そんな彼にも新しい女性の影がおとづれるのです『ベティ』というあだ名を持ち、人事部に勤める彼女からの積極的なアプローチを受ける梨田。後に彼女は物語に深くかかわっていきます。水穂(ミホ)という女子大生の恋人がいながらも、次第にベティにも惹かれていく梨田の心の動きがしっかりと描き出されています。

    さらに、この小説最大の魅力である多額の金をかけた麻雀博打(僕は麻雀が分かりません)も健在で、一晩に数百万の金が動く中でも平静に勝負をしていく梨田が描かれ、
    『こんな二十三歳がもしいたら本当に怖いなぁ』
    と今回もまた、読み終えてそんなことを感じてしまいました。

    広告会社の中では、マーケティング部に所属する梨田は他部署である有村部長から内密の仕事を任せられるようになります。しかし、この仕事には『裏』があって…。それをベティから聞きつつ、『ルビコン川を渡った』といって仕事を続けていくのですが…。これは今後の展開しだいということになるのでしょう。おそらく、梨田のような人間は出世争いや社内抗争などというような『勤め人生活』を営む上では『おそらく』誰もが関心を持つようなことを、最も嫌悪しているのかもしれません。

    僕はマージャンのことはわかりませんが、それでも読んでいて肌のひりつくような麻雀のシーンは『銀座のお竜さん』こと桜子との勝負が中心となります。それに、大阪で知り合った若き実業家で麻雀もプロ顔負けの坂本も相まって、まさに鉄火場の勝負となります。普通の人がこんなことをやれば、まず一晩で破産でしょう。結果はご自身で確認するとして、2回目の戦いのあとに梨田はベティのアプローチにOKすることになります。水穂との交際と平衡することになりながら…。その水穂も新聞に自分の着ていたファッションの写真が掲載されるや、モデルとしての仕事が次々と舞い込み、その華やかさを増していくことになるのですが…。

    20代の前半でここまでの人生経験をしてしまった人間が今後どうなっていくのか。水穂とベティとの関係。倦み始めた広告代理店の仕事。巨額の金を賭けた丁半博打…。すべてがめまぐるしく変遷していく中で、一体梨田雅之はどこへ向かおうとしているのか?今後の展開に目が離せません

  • 結末がどうなるのか期待したけど…

  • [2013.03.09]

  • 広告代理店で勤め始めた梨田だったが・・・
    あー、まだ最初から読んでないや。つまんなくはないけれど、これといった山場も無く。しかもコレまだ途中だね。

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