血の轍

著者 : 相場英雄
  • 幻冬舎 (2013年1月25日発売)
3.63
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  • 本棚登録 :259
  • レビュー :45
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344023208

作品紹介

妻の不倫現場を凝視させられながら、公安捜査員として鍛えられる男。公安部の差し金によって最愛の娘を失った恨みを胸に、刑事部に生きる男。二人は所轄時代の盟友だった。「元警官殺し事件」。警視庁上層部をも巻き込む大事件を巡り、二人は再び相まみえる-。

血の轍の感想・レビュー・書評

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  •  一般人からしたら、「同じ警察官でしょ~」と思うけど、中の人たちにしてみれば違うらしい、刑事と公安。

  • 面白かった。
    ぐいぐい引き込まれたな。
    ほんと、それぞれに流し続ける血の轍は
    決して、交わらない。
    正義なんて不確かなものかもしれない。
    絶対的な正義なんて、
    たぶんこの世にはないんだよね。

    誰も救われないけど、善人面した奴も
    出てこない分いいかもしれない。

  • 警察小説ではよく描かれる公安対刑事という図式。
    本書も例にもれずという感じだが、ちょっとあまりにえげつなさ過ぎて、リアリティに欠ける気がする…。(本当にここまでのことが起きているとしたら恐ろしいが。)

    警察の符丁が多用されていて、さらに時間軸が前後して書かれたり、組織や人物同士の関係性を物語が進む中で見せるという描き方のためにそれが見えてくるまで全体像が掴みづらいなど、慣れるまで読みにくかった。後半までいくのに結構時間がかかってしまった。

    結末も後味の悪いものとなり、エンタテイメントと割り切ればいいのかもしれないけれど、なんとなくすっきりできないので★は3つ。

  • 東京都内の公園で絞殺体が見つかった。
    被害者は元刑事。
    警視庁捜査一課の兎沢が調べると、被害者は殺される直前、パソコンのメモリーカードを知人に送っていた。
    兎沢はカードを追うが、入手寸前に邪魔が入る。
    立ちはだかるのは、かつて所轄時代に数々の事件を解決しながら兎沢に捜査のイロハを叩き込んだ公安部の志水だった。
    殺された元刑事は警視庁全体を揺るがす、ある事件の真相を掴んでいたのだ。
    事件を詳らかにしたい刑事部と、闇に葬り去りたい公安部の熾烈な争いが勃発し、兎沢と志水の絆が引き裂かれていく――。
    (アマゾンより引用)

    内容的には面白かった。
    犯人が警察内部の人間だったらもう少し面白かったけど(笑)
    結構スラスラ読めた

  • 警察

  • 轍を踏むの意味は、前人の犯した失敗を繰り返すたとえ。警部=係長、警部補=主任も初めて知った。公安と警察の面子の戦い。虚しい、報われない、やるせない、志水と兎沢はこのままの終わりで良いのか?続きを期待する。
    形のない組織の力に対して個人の力は敵わない虚しさとやるせなさを感じ正義とは何かと疑問が残る。

  • 最後まで読み終えて、なんじゃそりゃ!って言ってしまった。・・・みんな燃え尽きたんだなと。みなさん報われませんでした。
     PCのセキュリティの話があって、まぁ普通にこういうこともあるんだろうなと思った。

  • 警視庁の元刑事が絞殺死体で発見された。彼はどうも警察内部事件の真相を掴んでいたらしい。この事件を捜査する刑事部は、真実を明らかにしたくない公安部と対立し、かねてからいがみ合う刑事部長と公安部長が熾烈に争っていく。しかも、一課のエースはかつての先輩が行った公安の対共産党事案により、間接的に娘を失っていた。憎悪と権力争いが渦巻く警視庁内部の闇は、二人目の元刑事が殺害されたことにより混沌の度合いを深めていく。それにしても公安の捜査というのは、実際これ程までに徹底したものであるのか、恐ろしい限りである。話の展開も飽きさせない面白さがあり、流石という感じである。

  • 公安部と刑事部の凄まじい抗争。
    現実は分からないが、公安の人員の多さや盗聴機材や追尾手法の数々には驚いた。

    最後の「正義はときと場合によって姿を変える」という台詞、そのあとの監察官の覚悟にはやや救われた、かな。

  • 公安と刑事の対立。色々な思惑が蠢く。
    結末は個人的には、「そうなるかー」となりました。

    対立話はよくあるけれど、面白かった。

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