社史編纂室 アフター5魔術団

著者 : 安藤祐介
  • 幻冬舎 (2013年1月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344023253

作品紹介

家庭を顧みず、仕事一筋二十余年。大手電機メーカー東洋電工に勤める玉木敏晴(45歳)は、新規事業失敗の責任を取らされ、社史を作らない社史編纂室へ異動となる。仕事はひたすらフロッピー解体。早く家に帰るにはプライドが許さず、5時から終電までの時間、自分の居場所を求めて彷徨い続ける。そんな中、学生時代に明け暮れたマジックを思い出し、公園で披露したところ、久しぶりに気持ちが高揚する。話を聞いた社史編纂室の同僚も加わり魔術団を結成するが…カッコ悪いけどカッコいい!笑って泣ける、中年オヤジの青春小説。

社史編纂室 アフター5魔術団の感想・レビュー・書評

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  • 閑職に追いやられた中年サラリーマンの話で、設定は重くなっても不思議ではないが、実際は軽く読める。深みはないけど楽しめました。

  • とある電気メーカーの営業部のサラリーマンのお話。仕事が忙しく、家庭を顧みずにやってきたが、ここにきてリストラ部屋へ左遷。数時間あれば出来る仕事を1日や1週間かけてやり、地下の部屋に閉じこもる。転職活動するも45歳という年齢ではなかなか見つからない。しかも、今まで顧みなかった家庭は娘は冷たく、息子はグレる。妻はもちろん冷たく、優しいのは飼いネコだけ。
    そんなサラリーマンは、アフター5にやりがいを見つけ、そして立ち直っていく。



    サラリーマンというものは、そんなもんだと思いつつも、家族というのは大切だ。しかも、娘はヤケになったように勉強をし友達もいない。息子は息子で底辺高校に通い、悪い仲間とつるんでる。そんな現状で、リストラ部屋に異動したなんて言えないよね。
    しかも、リストラ部屋の仲間も似たようなかんじになってるし。
    でも、自分を見つけるための路上マジックショーやそれを通しての職場との交流や家族がだんだん戻ってくるかんじは良かった。


    娘の同級生のドッキリや息子の犯罪はハラハラしたけど、結局立ち直ったから良かったなと。
    やっぱり、悪いやつだけど根はいい子なのね。
    家族って近い存在だけど、一度壊れると修復ってなかなか難しいものだと思う。



    2016.10.16 読了

  • 読みやすい話し。ありがちだけど楽しめた。 2016.1.6

  • 社内左遷、夫婦喧嘩、子供のいじめ、子供がグレる、いろんな不幸が大挙して押し寄せる中、逆境から少しずつ光を見出していく物語。前半はキツイが後半はワクワクさせる。

  • そりの合わない上司のせいでリストラ部屋に異動となった玉木。
    家庭を省みず仕事に明け暮れていた男とその家族の再生物。
    こうなるだろうとわかっちゃいても
    こういう話は好き。
    【図書館・初読・8/18読了】

  • 面白かった。アフター5のほうより昼間の仕事内容に驚く。息子が自分の力できっかけつくれてよかった。

  • ソリのあわない上司にはめられて左遷され、窓際どころか地下二階の窓もなく埃くさい一室で編纂する社史もない「社史編纂室」へ飛ばされた敏晴。大学受験を控えた娘と高校生の息子を持ち、仕事を失くすわけにもいかず、かといって飼い殺しの仕事に心が殺されていく毎日。そうまでして守りたい家族はやや破綻気味。やぶれかぶれの45歳が「立ち止まる」ことを思い出し、人生を見つめなおす物語だ。さくさくと軽く、都合がよすぎる部分もあるけれど、世の中こんな風だったらいいのにね。

  • #読了。大手電機メーカーの玉木は上司との折り合いも悪い中、新規事業失敗の責任を取らされ45歳にして閑職へと追いやられる。特にすることもなく、時間だけが過ぎていく中、玉木は家庭と自分の生きがいを取り戻すことが出来るのか?仕事終わりの時間の使い方というものを見つめ直すのにいいきっかけとなる一冊。最後は少し驚いたが、どうせならマジックで・・・

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