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本 ・本 (239ページ) / ISBN・EAN: 9784344023390
感想・レビュー・書評
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三崎ワールドに入ると当たり前に読み進める事が入りづらい時は理解不能に陥り本を放り出してしまうので、時間がある時に一気読み。今回は様々なムダと思える仕事に情熱を注ぐ人たち。自分らは何をしているのか分からないが惰性とも言えるかも知れないが真剣に仕事に取り組む姿をルポしている。哲学がどういうものかわからないが自分にとって三崎ワールドが人生の歩みを考える哲学書のような気がする。難解な世界観だから哲学と位置づけているのかも知れないが
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細部の描写が中心の不在を際立たせる。
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20210221
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三崎ワールド全開の不思議なお仕事集。細部まで作りこまれた世界観や設定は、絶対ありえないのに本当にそんな仕事がありそうにも思えてくるところがすごい
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国が押し付けた救済ってのはな、俺たちに何も考えるな、忘れろって言ってるも同然なんだぜ
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ルポライターが今までに取材したものから、今でも気になっているものを厳選収録した、という体裁の作品集。
伝統産業として玉を磨き続ける男にインタビューする表題作をはじめとして三崎ワールド全開。
ご丁寧にルポライターの後書き、参考文献(もちろん全て架空の)まであります。
表紙および挿絵に使われている西浦裕太さんの木彫作品も不思議な浮遊感があって、中身とよくマッチしてていい感じ。
装丁 / bookwall
木彫刻作品 / 西浦 裕太
初出 / 『パピルス』2011年6月号・10月号、2012年2月号・6月号・10月号、2013年2月号掲載、加筆修正。 -
2016
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ただ玉を磨き続ける伝統産業、周り続ける通勤用の観覧車など、ルポ形式の短編集。どれも奇妙な話で、ねじれているような世界観。でも嫌いじゃない。つい人に言いたくなった。逆説的な深い言葉が散りばめられていて、付箋をたくさん貼った。
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玉を磨き続ける伝統産業、海に沈んだ商店街を一人守り続ける男など、この世界から消えつつあるものを記録したルポ…の体裁をした小説。一瞬だけ本物のルポかと信じてしまった。
著者プロフィール
三崎亜記の作品





