天帝のやどりなれ華館

著者 : 古野まほろ
  • 幻冬舎 (2013年3月21日発売)
3.72
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  • 16レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (487ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344023567

作品紹介

別名『氷の聖女』。子爵令嬢にして英国公爵令嬢・修野まり。頭脳明晰だが、感情面に難あり。『冷血柏木』柏木照穂。気の強さは天下無双。無類の文学狂い美少女・峰葉実香。降りかかる厄災と大人たちの思惑、はりめぐらされた罠に、3人が立ち向かう!脱出不能の華館に蔓延する致死ウイルス。しのびよる殺人鬼に刻々と近づくタイムリミット-絶対絶命の状況に、3人の高校生が挑む。

天帝のやどりなれ華館の感想・レビュー・書評

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  •  東京駅ステーションホテルのスイートフロアで、エボラ出血熱が発生! というトンデモな事態のお話なんだけど、シリーズで一番読みやすかった。
     何故なら! まほちゃんが語り手ではないからだ!!wwww

  • bit.ly/10pLNPmのは誰か?という視点で読んでいたので犯人は分かりました(そもそも容疑者が少ないが)。そこから先の展開は今までになかった人間ドラマあり、恒例のスペクタクルあり、という贅沢な仕上がりでした。よしよし。

  • 図書館にて借りる。これから東京駅使う時に思いだしそう。

  • 天帝シリーズだけど、ちょっと番外編という感もあるかな? あ、一作目と二作目の間の物語なのですね。
    バイオテロの発生により、封鎖されたホテル。その中で起こる殺人事件。感染の恐怖と殺人者の恐怖と、しかもタイムリミットが来れば軍によって抹殺されてしまうという、そりゃもう救いようのないスリリングすぎる状況。それなのに冗長な語りを繰り広げるのねやっぱりこの人たちは(笑)。
    この状況で殺人を犯すことの動機等についてはきっちり本格。でもこのいろんな手がかりはちょっと難しかったかな。○○の違いについては全く分からなかった……。

  • 新種のエボラウイルスが蔓延するクローズド・サークル内における連続殺人。シチュエーションの異様さに対して、推理パートは堅実そのもの。謎解き部分にもっと、ウイルステロの最中だからこそのアクロバティックな発想や動機を組み込めていれば、よりレベルの高いミステリに仕上がったと思います。とはいえ、アウトブレイク系のパニック・サスペンスとしては充分以上に面白い。「天帝」シリーズの番外編にして『群衆リドル』の元凶であり、『セーラー服と黙示録』や『復活』ネタを回収しつつ、「探偵小説」シリーズがなぜコモの独壇場だったのかという裏話も明かされる、“まほろワールド”史上最も重要な位置付けにある一作です。

  • 古野まほろ最高。

  • (2013.4)

  • 天帝シリーズ最新作(番外編)。
    仕掛けは派手だがミステリとしては堅実なのはいつも通り。
    それにしても、講談社ノベルズを離れてから、作風も文体もかなり変わったなぁ……文体が普通になってしまったのがつくづく惜しい。

  • 外伝的な位置付けのため、いつもの古野まほろ――不可能犯罪と夥しいガジェットの詰まった本格探偵小説、ではない。
    ミステリィとしては地味なフーダニット・ホワイダニットのみ。けれど、物語の展開は面白く、途中で手が止まらなくなった。

  • 主人公不在、柏木かっこいいよの天帝シリーズ番外編。ウイルステロで封鎖されたホテル、今回も魅力的な舞台設定です。極限状況でサバイバルと脱出な物語でも十分面白そうですが、こんな状況でも殺人は起こってしまう。閉鎖状況で、だれが、なぜ、何をしたのか、謎が解かれていくところが心地よい。
    柏木と峰葉さんが語り手として内面を見せてくれるのは嬉しい限り。
    登場人物みなが、自分の闘いを貫ぬく姿に惹きつけられました。特にホテル内の人々の物語はもっと知りたかった。政治の話含む外の動きはもう少し抑えめにして、ホテル内の話をもっと深めてほしかった気もします。

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