宝探しトラジェディー

  • 幻冬舎 (2013年5月10日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344023857

作品紹介・あらすじ

江夏七海は小五の夏休みに、落ちぶれた冒険家の父・十蔵が請けた"宝探しの仕事"に付き合うことになってしまった。探してほしい"宝"とは、依頼人の孫娘。七海は、彼女の写真を見てひと目惚れするが、腹違いの姉だとわかり大失恋!思いを秘めて宝探しに出たものの、予想外の裏切り、襲撃、誘拐事件が待ち受けていた-。繰り返す失敗。絶望に次ぐ絶望。でも、せっかくの人生、ハラハラドキドキしないと意味がない!少年は、探すべき本当に大切なものに出会うことができるのか-。

感想・レビュー・書評

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  • よくいえば現代版スタンドバイミー。もしくは、ズッコケ三人組の大人向け?いや、ズッコケ三人組かな。むしろ。

    児童書くらいのレベルで読める本。うん。いや、うんズッコケ三人組に入れてもいいんじなないかな。くらいの感じ。うん。

    半分くらいの内容で文字大きくすれば全然ズッコケ三人組かな。まぁ、面白いと言われれば面白くなくはないけど、小説読んでる感は薄い。

    冒険子供本を読み終えた感じの読後感。

    毎回この人の本は登場人物が個性的だけど、最近の流行り?でやたら個性的な登場人物がでてくる小説が増えてて、別段特別でもなくなってきてるし、、、木下半太の良さが半減し始めてます。

  • 人生に宝物のありかを示してくれる地図はない。自分にとっての宝物は何なのか。意外と大切な宝物はすぐ側にあったりする。はたまた実は皆、最初から持っているのかも。気づいていないだけなのかもしれない。宝物は一度失えば二度と手に入れることはできない。だから守る。必死に守り抜かなければならない。それが人生。恰好悪いままダラダラ生き続けるのだけは何も得られない。シュールな宝さがしが興をそそるも小学5年生の冒険奇譚はどうしても小ぶり。疾走感や吸引力に欠ける。血生臭さがなく安心して見ていられるのはいいのだが。

  • ドタバタ

  • 十蔵さんにイライラします。
    目茶苦茶すぎて、途中でシンドくなりましたご、何とか読み終えました。

  • 冒険家の破天荒な父・十蔵のもと、苦労の絶えない七海の11歳の夏休みの大冒険。
    少年たちの夏物語、なんていうかわいらしいものではない。破天荒すぎる父親のむちゃくちゃな行動に走りまわる七海。
    あまりにハチャメチャ過ぎて、読む気が途中で減少。すっ飛ばし気味で読み終えました。
    ちなみに、七海は男の子です。

  • 江夏七海の話し。ハチャメチャすぎる。

  • 少年たちが宝を探す青春もの…とキラキラしたものを想像していたが木下さんらしくとんでもない冒険譚だった。このあらすじであながち間違いではないと思うが、普通に想像されるであろうあつい友情や感動のラストが待っているわけではない。どこまでも冒険バカな父親に振り回される娯楽小説だなとしみじみ感じた。なにも考えずにさらっと読めて良かった。

  • ハチャメチャでどたばたな中に感動が散りばめられていて、最後には爽やかな読後感が待ち受ける。
    如何なる時でも読者を楽しませることを忘れない木下さんらしい作品。

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著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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