神様が殺してくれる

著者 : 森博嗣
  • 幻冬舎 (2013年6月27日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024090

作品紹介

パリで往年の大女優が絞殺された。両手首を縛られ現場で拘束されていた重要参考人リオン・シャレットは「神様が殺した」と警察で証言。彼は同時にその神の名前として僕の名を挙げた。が、僕に身に覚えはまったくない。リオンはかつて大学の寮の僕のルームメイトで、当時から多くの人をその美しさで幻惑した。僕は卒業以来2年半、一度も会っていない。容疑者の特定はおろか、なんの手がかりもないまま、やがて起こった第2の殺人。ミラノで有名ピアニストが絞殺された。またもや現場には皆睡したリオンがいた。インターポール(国際刑事警察機構)に勤務する僕は、現地の警察と連携しながら、独自に捜査を始める-。

神様が殺してくれるの感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに本格的なミステリを読んだ気がします。
    最初の出会いから物語が始まって、
    数年が経って、偶然再開する。
    そこからいろいろな出来事に巻き込まれていき、
    時には死に直面しつつも、なんとか物語が終点に辿り着く。

    現実の生活ではどんなに身近な存在の人がいたとしても、その人の全ての人生を把握することはできない。
    時間は有限で、できることは限られている。
    そんな狭い人生の中にあって、小説は他の様々な世界で住む人達の人生を追体験できるから、少し得をした気分になる。
    それにしても、森博嗣の小説を読んだ後は少し寂しくなるのはなぜだろう。

  • ひさびさのミステリー小説。
    中盤までは楽しめました。

    美しすぎた後輩の側で連続殺人が起きる。
    舞台はリール、パリ、ミラノ、フランクフルトそして東京へと。

    日本人による外国舞台のミステリー小説は読みやすかった。

    前半から中盤まで浦沢直樹さん「MONSTER」のような不気味な恐怖を植え付けていた。
    中盤から後半にかけては、1文を短く区切り、真実へ迫る緊迫感を高め盛り上げていく。

    しかし...最後はあれって感じがしてしまった。
    謎解きが呆気なさすぎた、私にとっては。

    推理を盛り上げるためには小粒の探偵役を数人よりは絞って欲しかったかな〜と。
    ミステリールール「ノックスの十戒」を残念な感じで破ってましたね。


    年末が近づくと「このミステリーがすごい!」が気になります!

  • 地元の本屋の書店員オススメコーナに本作が紹介されていた。森博嗣のシリーズ外作品。出版から約1年半経っているが、今まで気に留めていなかった。Kindleで無料サンプルを試してから、続きが気になるので思い切って購入。森博嗣らしい主人公のシンプルさで、意外にも読みやすい。オチが反則だと言われているらしい本作だが、そもそもオチを期待して読んでいないわたしにとっては、森博嗣の新たな世界観に触れただけでそこそこ満足だ。
    珍しく海外の物語である。主人公はフランス人だ。そして、事件そのものや主人公を振り回すー女にしては、美しすぎるー1人の青年。実際の登場場面はほんの一部であるにも関わらず、物語の支配力が凄まじい。人々を狂わすそんな彼の美貌だが、外人設定だと個人的にあまりピンと来ないのが惜しい。いつまでもボンヤリとしたまま進んでいく。またもう一つ憤るのは、神様の存在についてだ。神を信じる。神を愛する。神に愛されていると信じる。この感覚がいまいちわからない。よって彼にとっての神が、何故神に成り得たのかが理解できない。
    神様が殺してくれる。森博嗣作品にありがちな、意図的に謎解きを放棄するようなラストではなかった。ディテールを突き詰めると消化できない部分はあるが、犯人も動機もぶっ飛んではいない。しかし、森博嗣がこういった題材を選んだ目的はなんだろう。もう一度はじめから読めば、登場人物の行動の真の意味に気付けるだろうか。他の作家ではなく森博嗣だからこそ、ついつい深読みしたくなる。

  • 一番、率直に思ったのは、作者はなんのためにこの小説を書いたのだろう?という疑問。
    ミステリーとしても人間ドラマとしてもつかみどころがない……
    リオンがぞっとするほど美しいという設定が、ほとんど活かされていない気がした。

    書き下ろしのようですので、依頼を受けたのでとりあえず書いてみましたという印象を受けた。
    作品に熱意のようなものがまったく感じられなかったのは、私の勝手な思い過ごしかとは思いますが。

  • ずっとレナルドの別人格が犯人だと思って読み進めてたのでミシェルが犯人と分かった瞬間、驚いた。
    さすが森さん。
    そして最初に出てきた『ミシェルは検査をして大会に出れなくなった』がまさかの男性だったからという伏線。
    そしてレナルドと一卵性の双子だったという真実にも驚いた。
    というとリオンが勉強を教えてもらったのはミシェルから?
    しかし、本当に考えてもいない場所を叩かれたような衝撃だった。

  • 全てを説明するどんでん返しのトリックです┌(┌ ^o^)┐

  • フランス、イタリア、ドイツ…国を跨いで起こる殺人事件、インターポールに務めながら事件の重要参考人としても関わって行く主人公、マフィアの影もチラホラ…面白かったのに。最終なんとなく犯人が判りだしたのに。
    犯人の設定が無理矢理過ぎて…(ー ー;)
    最後の最後に「へ?」ってなりました。

  • 神々しいまでに美しいリオンの周囲で起こる殺人事件の話。

    ミステリの結末として、どうなんだろ。。。
    しかも、読み進めるうちに何となく予想がついてしまい
    正直読むのが面倒くさかった。

    登場人物にも魅力を感じないし
    殺人事件が何件も起こっているワリには然程熱くなくて
    どこにおもしろさを求めて読めばよいのか分からなかった。

  • 森博嗣版トーマで風木で残神だわ…とデュフデュフしながら読んだけど、ミステリ的にどうなんだろこの結末。繰り広げられる耽美な世界に私の脈拍は早くなったが、殺人事件が様々な国で起きていながらも登場人物たちの熱さはまったく感じられず。

  • 「女性にしては美しすぎる」と評されるほどの美青年を巡って起こる連続殺人を描いたミステリ。あまり派手さはなく、淡々とした雰囲気で進む物語。リオンは果たして犯人を見たのか、もしそうならなぜそんな証言をしたのか、という謎の答えが……。
    これは思いがけなかったなあ。その部分に差し掛かっても「?」という感じでした。まさかそんなことが! だけどよくよく読むと、伏線もきっちりあったのか~。

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