ちょっとそこまで ひとり旅 だれかと旅

著者 :
  • 幻冬舎
3.68
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本棚登録 : 327
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024168

作品紹介・あらすじ

八丈島、宝塚、奈良、萩はひとりで。金沢、京都、スカイツリーは母と2人で。フィンランドは女友だち3人で。(気に入ったので、ひとりで再訪も!)いつだってどこだって出かけられる。

感想・レビュー・書評

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  • ミリさんの“力の抜けた旅”エッセイ。 バリバリ見てやるぞ、土地のものは余さず食べてやる、というスタンスからは程遠く 日常生活の延長のような穏やかな目線がミリさんらしくてとても好き。(#^.^#).


    ミリさんの漫画もエッセイもキリキリしてないところが好きで、出たら読む、の作家さんです。(#^.^#)

    「47都道府県 女ひとり旅で行ってみよう」では、最初、土地の名物はスルーできないかな(そりゃそうだよね)みたいな旅程で、でもそれは自分に合ってないみたい、と段々に悟るところが素直な筆致で書かれていて、うん、なるほど~~と思ったんだよね。
    ホテルの部屋で一人のんびり買ってきたものを食べる、だって名物だからといって元々好きではない食材を無理して食べなくてもいいと思うから、には、あぁ、ホントだ!と。

    今回、ミリさんは一人旅だったり、気の合う仲間、彼、お母さんなどと、それぞれ“機嫌のいい”旅をして、そのお話を私たち読者に分けてくれている、という感じがとても気持ちよかった。

    実家のある大阪からお母さんと一緒に京都に日帰りで行ったり、北欧に仲良しの女三人で行ったり、イラストレーター仲間5人で新宿駅で待ち合わせした後、電車とバスで30分の調布市深大寺に行ったり、彼と宮城県鳴子温泉に行ったり。
    遠かったり、近かったり、様々の旅なのに、どこでもミリさんはその土地や自分の気持ちを楽しんでいることがよくわかり、可愛いなぁ、と思ったり、こんな旅をしてみたいんだよね、私も、と思ったり。

    お母さんは他のエッセイでもよく登場されるので、私は勝手に親しみを感じてしまっているのだけど、そのお母さんとの旅、ミリさんが娘の顔になって何も気を使わずに歩いていたり、東京に呼んだ時にはあれこれおもてなしをしようとちょっと頑張りすぎちゃったり、どちらも気持ちがよくわかって楽しかった。

    ただ、金沢に行った帰り道、
    「もう、金沢に来ることもないかもしれんなぁ」とポツリとつぶやくお母さんに、泣きそうになってしまうミリさん。
    「そんな時、私は自分が、まだまだほんの小さな子供のように思えてしまう。」とあったのには、私も泣きそうになってしまった。

    ミリさんのお母さんは68歳。まだまだ若いといえば若いのだけど、金沢には確かにもう来ないかもしれない・・・と、ホントのことってさびしいなぁ、と思う読者なのでした。

  • 英語がわからなくても片言で堂々とコミュニケーションするミリさん、いいかんじ!

    ひとり旅の話もとても良かったし、
    ぐっときたのは修学旅行生の団体のなかにポツンとしている子を見つけて、
    早く大人の世界に逃げておいで、
    大人になったら一人で旅行出来るよ、
    と心のなかでエールを送るシーン。

    私もボッチになりやすいタイプだから深く共感した。

  • 47都道府県を…と比べるとちょっと物足りない感じ。
    でも気楽に紀行文を読むならいいかも。

  • 最初はしぶしぶ行っていた旅(以前に日本全国47都道府県をまわる旅)だったのに 今は「人生の一部」になっている旅
    47都道府県まわっていた頃より ちょっと旅上手になってる??
    以前よりも引き込まれる感じですいすい読めました\(^o^)/

    自分も47都道府県・・・出来れば全部行ってみたいな~
    なんて思ってるけど実は旅行は苦手(以前旅行業だったからしぶしぶ??全国まわってはいたけど)

    気の置けない仲間と「だれかと旅」や「ひとり旅デビュー」もいいかな
    なんて気になります
    でも、海外に一人旅は出来そうにないわ~

    「かもめ食堂」と「下町ロケット」、ちょっと読みたくなっちゃった\(^o^)/
    早速図書館で予約しちゃった♪

  • 一番はじめに読んだひとり旅の本の時よりも、はるかに楽しい旅になっている。
    旅を楽しむことがすごく上手。

    そして、年代的に自分と似通った年代のため、旅の途中で考えることがすごくよくわかる。

    ミリさんの旅本は、旅の話だけではなく、旅を通じて自分と対話をしているような気がする。
    そして、その対話の答えが、今の自分にはドンピシャだったりする。
    この年代って、私だけがこんな風に考えているわけではないのかーと、ちょっと安心したり。

    旅に出たい!

  • 2018/5/1

    益田ミリさんの旅の仕方、いいなぁ。
    いろんなもの食べて、地元のスーパーに行って、ちゃんと楽しんでる。

    __________

    並べる人か並べない人か、というのは結構、だいじだなぁと思う。そういうところが似ている同士だと、旅もうまく行く気がする。

  • 無理をしたくない。見栄のために頑張るのは納得できない。みんなが当たり前にできることができない。
    そんなささくれ立った心を、ミリさんはゆるっとまるっと包んでくれる。
    ここでこう楽しむべきです!ここが見所です!という肩肘張った旅の本ではなく、その町で、心の向くままその町を楽しみ、今の年齢や感じることを飾らずに書かれているのが、心地よかった。

  • やっぱり旅行に行きたくなる。今は一人旅が気楽だけど、家族や親や友達やそれぞれに楽しみ方や感じ方がある。
    美味しいものを食べたいと日々おもっているけど、旅にでると食事にお金はもったいない気がするので、きになったものはその場で食べるスタイルに憧れる。あとは、ちょっとそこまで、でも旅になるんだ、楽しめるんだ!という気づきがあった。

  • こんなふうに、ゆるっと穏やかな旅をしてみたい。
    フィンランドでお気に入りの店に通い詰めるとか、ある意味すごく贅沢な過ごし方なんじゃないかと思います。

  • ふらりと旅に出られる気軽さがとても羨ましいです。どこかに行きたくなりました。フィンランドにほんとに行きたくなりました。チョコレート、マリメッコ、魅力的なワードの数々にクラクラします。一人で外国をめぐるのはかなりハードル高いけど、フィンランドならいけそう。この作品に背中押されました。

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著者プロフィール

益田 ミリ(ますだ みり)
1969年、大阪生まれのイラストレーター。「ミリ」は小学生の時のあだ名に由来する筆名だが、その理由は本人も知らないという。
京都芸術短期大学卒業。デザイナーを経て、フリーのイラストレーターに。2001年『OLはえらい』で漫画家デビュー。2011年、『はやくはやくっていわないで』で第58回産経児童出版文化賞産経新聞社賞受賞。2013年には『すーちゃん』シリーズが『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』のタイトルで映画化。
その他の著書に『沢村さん家のこんな毎日』(文藝春秋)、『こはる日記』(KADOKAWA)、『永遠のお出かけ』(毎日新聞出版)、『今日の人生』(ミシマ社)、『美しいものを見に行くツアーひとり参加』(幻冬舎)、絵本『ネコリンピック』(ミシマ社 絵・平澤一平)の原作など多数。

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