去年の冬、きみと別れ

著者 :
  • 幻冬舎
3.09
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本棚登録 : 3360
感想 : 467
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024571

感想・レビュー・書評

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  • 本屋大賞ノミネート、このミスランクイン作品だし、惹きつけられる冒頭ではあったけど…個人的には受けつけない。なんとか最後まで我慢して読んだという感じ。
    あいまいで思わせぶりな文章の羅列。伏線かと注意深く読んだけど上滑りしただけで全然入ってこなかった。何度も読めばわかるのかもしれないけど、読み返す気にはなれない。

  • 圧倒的に情景描写が足りない。セリフに頼りすぎている。筆力の無さの表れだろう。
    「小説家にはなれない」男が書いた小説(編集者の手入れ有り)、という体裁だから、敢えてこういう文体にしたのだろうか? そうだとしても、一つの作品として、完成度に欠ける。
    何より私が嫌だなと思ったのは、行間に作者がいて、「どうです、面白いでしょう? 続きが気になるでしょう?」と根拠の無い自信をのぞかせているところだ。作品の中に作者の気配を感じさせることほど興醒めなものはない。
    そんな具合にあまりにも稚拙なため、作者があっと言わせたかったであろう真実もどうでも良くなった。

  • シュールで狂気な話。

  • #71 精神異常者が化け物になって殺人する話…暗かった。

  • 著者の中村文則さんの作品は初めて読みましたが、読み進むのも苦痛でした。なんとか2日で読み終えましたが、最後の結末もああそうなんだ。と何も響かない小説でした。
    文学的に高度な理解が必要なのか、評価が高いのがわかりません。

  • 中村文則作品初読み。
    合わないとしか言いようのない作品。

  • これはミステリーじゃない。

    謎が謎としてきちんと提示されずに種明かしがされてしまい、ミステリーとしての楽しみが全くできなかった。

    最初に提示された謎「犯人はなぜ被害者を殺したのか?」
    答え「犯人も被害者も別人で、最初に犯人とされた人の動機にあまり意味はない」

    文章は下手ではなくスラスラ読めるので、構成を複雑にし過ぎて失敗してしまったのがもったいない気がする。

  • 2014.9.20読了
    訳が分からん。眠気MAXの状態で読んだからか、クライマックスにも驚くことなく終了。結局、話の流れも分からず。とにかく暗い、これがこの作家の特徴なんだろうか。
    すっきり感がなく終わった。

  • 文体とか雰囲気はいいなあとか思うけれど
    作家が「うまいだろう」って言ってる感じ
    嫌いだ この本
    私の脳が幼いからだけど
    表紙も嫌だ
    《 犯人は?裏の裏まで 謎めいて 》

  • 帯が大げさすぎる。
    『前代未聞のこの結末』とか
    『戦慄のミステリー』とか
    ちっとも思えない。
    というか、わけがわからんかった。

    誰が犯人というよりも、最初の動機が一体なんなのかが
    わからんせいで
    はぁ?のまま終了。
    途中で真相がチラついて、その辺が当たってしまったのも
    つまんなかった理由の一つ。

    意味不明な行動が『狂気』という言葉で片付けられるほど
    安易な話はないと思う。
    その意味不明さも不気味であればあるほど
    狂気と納得できるが
    ただの意味不明なだけでは
    怖さがちっともないんだもの。

    久しぶりにがっかり感がハンパない作品でございました。

著者プロフィール

一九七七年愛知県生まれ。福島大学卒。二〇〇二年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。〇四年『遮光』で野間文芸新人賞、〇五年『土の中の子供』で芥川賞、一〇年『掏ス摸リ』で大江健三郎賞受賞など。作品は各国で翻訳され、一四年に米文学賞デイビッド・グディス賞を受賞。他の著書に『去年の冬、きみと別れ』『教団X』などがある。

「2022年 『逃亡者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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