完璧な母親 (単行本)

  • 幻冬舎
3.24
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本棚登録 : 166
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024731

作品紹介・あらすじ

兄が死んで、私が生まれた。一歳の誕生日。ケーキには八本のろうそくが灯されていた。幼くして死んだ兄の代わりに産み直された妹は、母の絶大なる愛情を注がれ空洞として生き続けている。やがて兄の死の秘密を知るもうひとつの家族の告白が波琉子を揺さぶる-「お母さんはいいお母さん?」

感想・レビュー・書評

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  • 子どもをちゃんと育てることに必死になり過ぎて盲目になっている母親の物語は、どうしても、怖いとか気持ち悪いとかいう言葉で括れない。

  • こわかった
    子育てこわい
    母親ってすごいよね
    今更思う、夢中で通り過ぎてしまうけど
    ≪ 母として 愛と狂気を 抱えつつ ≫

  • 何とも言えない読後感。苦しいような、そうでないような。親の気持ちもわかるけど、娘たちの気持ちはもっとわかる。親はだんだん癒されていくけど、子どもたちはだんだん苦しさが増していく。子育てってホント難しい。
    次回作、サスペンスとか抜きにして、母と娘のドロドロ希望(笑)

  • 子を持つ母として考えさせられる内容でした。
    子供を産んでから母性という自分でもコントロールしがたいものに支配されている気がするんだよね。もちろん大半は良い方に作用するんだけど、一歩間違えれば・・・という気がする。
    幸せで平凡な生活を送る母でも、何かあれば愛情は凶器にもなるんだね。
    怖いと思いつつ、わからなくはないのです。最愛の子を不慮の事故で亡くして、もう一度産みなおそうと思う母。自分の子を助たいあまりによその子を見捨ててしまった母。もしも自分が同じ立場に立ったらと思うとその行動も理解できてしまうのです。けれど、子は母のものではない。そのことを忘れてはいけないね。母に翻弄されて人生を狂わされた子供たち。最後にそうつながるのかぁと思いました。一気に読んでしまったけど、読み終わってなんかため息が出てしまいました。面白かったんだけど、面白かったの一言では片づけられないです。

  • 前半は面白かったが、後半はちょっと煩雑な印象。こういう物語だったのかーという感じ。前半のほうが好きです。

  • 2017,03,18

  • 波琉を失ったお母さんの狂気が凄かった。子供を失う悲しみや、私が産み育てているという自信。そういったものはまだ何一つわからないけど、愛情も度が過ぎれば毒になるんだなと思った。
    17/3/13

  • 母親である自分には胸の締め付けられるストーリーだったが一つの事件を軸にして絡まった糸がスルスルとほどけていく心地好さに一気に読み上げてしまった。終盤畳み掛けるようにあっさり解決してしまうのは、、?最終的に生きてるものは救われたので良かったかな。

  • はじめの波琉子が生まれて、お母さんがちょっとづつおかしくなっていくところは面白かった。けど成彦の辺りはいまいち。最後の方もあまり山もなく終わった感じ。

  • 前半の、波琉子と母の話は面白かった。必死になり、完璧な巣(家庭)、いいお母さんであろうとする静かな狂気はグイグイ読ませる勢いがあった。
    後半の母から愛されなかった弟と愛玩具のような姉の話もまぁ良かったんだけど、前半の話と混ざっていく過程がモヤっと。幾何学模様の美しい風呂敷を広げたけれど、包み方が雑な印象。

    根暗だった波琉子が社交的な大人になっているのは幼少期の反動だったと説明できるとして、なんかこうもっとドロドロしたものが心の奥底にあってもいいのになー、と感じた。

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著者プロフィール

1965年東京都生まれ。北海道育ち。1994年『パーティーしようよ』が第28回北海道新聞文学賞佳作に選ばれる。2007年「散る咲く巡る」で第41回北海道新聞文学賞(創作・評論部門)を受賞。著書に『夜の空の星の』『完璧な母親』『きわこのこと』など。

「2018年 『玉瀬家、休業中。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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