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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784344024977
作品紹介・あらすじ
-この世界では人と野獣の二つを神が創ったとされている。そして稀に誤って野獣の魂を込められた人が在る。それは人の形で生まれ育つが、7歳か14歳か21歳の誕生日に、野獣に換身してしまい、二度と人に戻ることはない-シィフルの地では、その歳の誕生日は、野獣に換身するかどうかの「試しの日」とされていた。ニィマールとその兄と姉、婚約者の四人は、同じ日に試しの日を迎えた。その長い夜が明けた時、きょうだいと婚約者はみな野獣の姿に換身していた。なぜか、人間の心を残したまま-。かつて誰も足を踏み入れたことのない果ての地に行けば、彼らを人間に戻すことができると聞いた少年は、一筋の望みを胸に、試練の旅に出た。
感想・レビュー・書評
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せめて語り手がもう少し魅力的な話し方をしてくれたら…
とにかくすごく面倒に感じた。
☆1は続編で面白くなるのかも、という期待を込めて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりの小路幸也作品、本人もドラクエが好きみたいで面白く書かれるてるだろうと結構期待して読んだファンタジー小説だったのですが・・・うーんずーっと
序章な感じで良くも悪くも平らな感じで山場もなく進んでいく感じ
語り部もいらないかな・・2巻もあるみたいだけど読むのが迷う。 -
1冊をかけて、壮大な舞台設定をひたすら説明された感じ。淡々とこの世界の文化だの暮らしぶりを説明するんだけど、あまりにも我々の暮らしではこうだけど、この世界ではこうだ、みたいに対比をしつこく言うので、そこまで説明しなきゃいけないなら、変に新しい用語とか作らなきゃいいじゃん…と思ってしまった。
登場人物達も、単なるいいこばかりで、まったく個性もなく、面白みがない。
残念だけど、ハマれなかった。 -
読みはじめた途端に予感がしたんだけど、案の定すっごい道半ばで終わってしまった。
とりあえず最初の旅の決着くらいつけてくれないと。
ハイファンタジーはあいだが空くと世界観取り戻すの結構大変なんだから。
それでも、先が楽しみないい感じのお話です。
なんだかRPGぽい感じはあるけど、特殊能力とかではない異世界ものなので仲間と旅をして敵と戦い死を乗り越えみたいな成長譚が続いていくのでしょう。
「東京バンドワゴン」もおばあちゃんが俯瞰して語る体裁だったけど、今回も第三者の俯瞰語りになっております。
こういうの好きなのかな。
次作に備えてかるくあらすじを書いておく。
7の歳に迎える「試しの日」。
シィフルの地の「住者」は「野獣」になってしまうかもしれないという運命を持っている。
14歳のニィマール、許婚のジェイラ、双子の兄姉トゥールとティアラは「試しの檻」に入り一夜を過ごすが、ジェイラは猫、トゥールは馬、ティアラは鷹に換身してしまう。
しかも野獣の体に人間の心が宿る「離者」になってしまった。
賢者として特別な知識を持つ「話者」であるニィマールは、3人を人間に戻すため「離者の地」を目指して険しい山を越え外の世界へ出ていく。
「離者」とともに旅をする人「旅者」として。
閉じられた世界にいた彼らは、多くの偽りを知り新たな事実を得て、外の世界への好奇心と希望をもって旅を進めていく。
シィフルの地の長であるグルム
野獣と「離者」の間に生まれた半獣半人のような「狩者」ヌイ
ヌイと敵対する「狩者」のシャライ
山岳に洞窟を掘って暮らし外と中の世界をつなぐアルワンの民
彼らの知恵や知識を借り、思いを受け、野獣の本能を活かして、山を越えシィフルの外へ出て、水に満ちた「リューラー国」を経て「オル・サール」の吊り橋を目指して旅を続ける。
その道中にアルワンの言葉を話すライオン夫婦に出会い旅の仲間が増えたところで次巻へ続く。 -
図書館にて借りる、第261弾。
(神戸市図書館にて借りる、第70弾。)
面白い。
これぞ冒険だと言っても良いだろう。
上橋菜穂子の旅人シリーズを彷彿とさせる冒険シリーズ。
30過ぎても冒険譚にはワクワクするのだ。
続きが早く読みたい。 -
この世界ではないどこかの話。
星が落ちてできた、大きな窪みの中の「住人」たちの話。
大きな宿命を背負った者たちの。
この窪みの中の世界、それしか世界はないと思っていたのに、「離者」となってしまった兄姉と婚約者を助けるため、魂の秘密を得るため、「旅者」となった子の、旅立ちの話。
旅のなかで起こること、会う人々。少し都合がよくも感じるけども、宮部さんのファンタジーのようなご都合主義には陥ってなく感じるから、読み口は悪くない。恐らく、語り部が話している物語だから。困難なところ、長くなにもないところは、飛ばして話している風だからだと。 -
―この世界では人と野獣の二つを神が創ったとされている。そして稀に誤って野獣の魂を込められた人が在る。それは人の形で生まれ育つが、7歳か14歳か21歳の誕生日に、野獣に換身してしまい、二度と人に戻ることはない―シィフルの地では、その歳の誕生日は、野獣に換身するかどうかの「試しの日」とされていた。ニィマールとその兄と姉、婚約者の四人は、同じ日に試しの日を迎えた。その長い夜が明けた時、きょうだいと婚約者はみな野獣の姿に換身していた。なぜか、人間の心を残したまま―。かつて誰も足を踏み入れたことのない果ての地に行けば、彼らを人間に戻すことができると聞いた少年は、一筋の望みを胸に、試練の旅に出た。
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また新たなシリーズが始まるのだろうか。小路幸也はシリーズものを何本も抱えながらよくパンクしないものだ。まだまだ序章。この先に何があるのか。
著者プロフィール
小路幸也の作品





