アズミ・ハルコは行方不明

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 577
レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344025103

感想・レビュー・書評

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  • それぞれに問題を抱えた者たちがぶつかり、むさぼり、なぐさめ合いながら、自分の居場所を見つけよう、こじ開けようともがいている。他を攻撃する者もいれば、世界に背を向ける者もいる。そして同じような仲間を見つけそれぞれにまとまっていく。
    ポップコーンが弾けるように熱々の言葉が飛び出てきて、栄養豊富なエナジーを摂った気分になった。

  • よくわかんなかった。

  • 田舎で暮らす中での、なにか特別なことがしたいけどなにも特別なことはできなくて、平凡で退屈な日常から抜け出すことはできない感じ。
    一時の衝動も輝きも年齢とともにすぐ廃れてしまう。

  • マイルドヤンキー文学なんだな、と改めて思った。
    デビュー作の『ここは退屈迎えに来て』はそこそこ面白かったけれど今回はあまりにだるい。
    SNSなど今流行のツールをがっつり取り込んでいるわけなのだが微妙に寒い。
    でももしかしたら田中康夫とかも当時はこんな風に思われていたのかもしれないし、そうなるとリアルな現代文化を描いたら二十年三十年経っても色褪せないのかしら?
    ただとてもじゃないけどこの話にそんな高度な未来を感じられなかった。

  • アズミ・ハルコは行方不明 - bookworm's digest
    http://tacbook.hatenablog.com/entry/2014/11/25/072142

  • 14/11/19

    山内マリコさんの本はこれで二冊目。前作『ここは退屈迎えに来て』もそうだったけど、山内さんはほんとタイトル、見出しの付け方のセンスが異常にすてき。
    第1部 街はぼくらのもの
    第2部 世間知らずな女の子
    第3部 さびしいと何しでかすかわかんない

    そして独特な言い回しもすごくすき。
    P87
    鋭いところを突いてくる。恐るべき女の第六感。
    P93
    ユキオがいなくなった世界で、学と愛菜は精神的迷子だ。
    P135
    いつまでも思春期恋愛を引きずるのは心地いい。自分の青春が、まだ終わっていないような気になるから。恋愛だけじゃなくて、自分の可能性が丸々残されているような気にすらなれるから。

  • 自分と似た人間と付かず離れずの関係を持ちたい男性。近くにいる人に寂しさを委ね理解して欲しい女性。同じように地方都市で生きていくことへの鬱屈と孤独感を感じていても、男女は違う関係性を求める。男性はやられたらやりかえす。女性にとって優雅な生活が最高の復讐。女はいくつになっても本質は変わらない。でも幸せを掴むためには結局は強くならざるを得ないもの。行方不明になっても誰にも見つけられやしない。探すことができるのは最終的に自分自身だけなんだと思う。

  • 小さな町で起こったこと。
    男の子は単純。
    女の子は単純だったりバカだったりするけど、めちゃくちゃ強い。
    女の方が自由に生きられるのかな?
    力強さが爽快で、最後前向きになれた。

    文章の感じとかテンポとか、すごい好きだなーと思う。

  • 図書館で借りた本。
    アズミとハルコは、いつ出てくるんだろう?と思いながら読み始め、登場してからそういうことかと。
    ただ、落書きのモデルにするって、家族にとったらどうなの?って感じだったけど、モチーフにしただけで、そんなに似てなかったんですね。
    学は少女ギャング団にやられたのに、ユキオは何のお咎めもなかった。ユキオのような薄情な男が、特に痛い目に会わず、ひょうひょうと生きているのが憎い。
    最後には愛菜、良かったね。

  • 半分の所で一時中断してしまったけれど、一気に読んだ方がいい本かも。
    前作は「地方都市の若者への讃歌」みたいな印象があったけれど、今回は真逆に感じてしまった。解釈読み違いかな?ちょっと残念。
    2014/8/7読了

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著者プロフィール

山内 マリコ(やまうち まりこ)
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、京都でのライター生活を経て上京。
2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、12年8月連作短編集『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。同作は2016年映画化された。ほか映画化された作品に『アズミ・ハルコは行方不明』。ほか、著作に『メガネと放蕩娘』『選んだ孤独はよい孤独』など。

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