アズミ・ハルコは行方不明

著者 :
  • 幻冬舎
3.23
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本棚登録 : 577
レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344025103

感想・レビュー・書評

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  • 僕らの七日間戦争みたいなオブラートで、
    内容は主人公の視点が変わっていく感じの円で終わる感じ

  • マイルドヤンキー文学なんだな、と改めて思った。
    デビュー作の『ここは退屈迎えに来て』はそこそこ面白かったけれど今回はあまりにだるい。
    SNSなど今流行のツールをがっつり取り込んでいるわけなのだが微妙に寒い。
    でももしかしたら田中康夫とかも当時はこんな風に思われていたのかもしれないし、そうなるとリアルな現代文化を描いたら二十年三十年経っても色褪せないのかしら?
    ただとてもじゃないけどこの話にそんな高度な未来を感じられなかった。

  • 自分と似た人間と付かず離れずの関係を持ちたい男性。近くにいる人に寂しさを委ね理解して欲しい女性。同じように地方都市で生きていくことへの鬱屈と孤独感を感じていても、男女は違う関係性を求める。男性はやられたらやりかえす。女性にとって優雅な生活が最高の復讐。女はいくつになっても本質は変わらない。でも幸せを掴むためには結局は強くならざるを得ないもの。行方不明になっても誰にも見つけられやしない。探すことができるのは最終的に自分自身だけなんだと思う。

  • 半分の所で一時中断してしまったけれど、一気に読んだ方がいい本かも。
    前作は「地方都市の若者への讃歌」みたいな印象があったけれど、今回は真逆に感じてしまった。解釈読み違いかな?ちょっと残念。
    2014/8/7読了

  • タイトルセンス抜群、期待度高く読み始めるとなんじゃこりゃ、って感じで。とにかくガッカリ。映画知識に頼りすぎ。ここは退屈迎えに来てはなかなかよかったのに、筆力上がってないどころか長編不向きなの露呈しちゃった感が残念。
    一人称小説なはずなのに1章のなかでくるくる視点が変わるからとにかく読みづらい。伝えようとしてることがぶれ過ぎ。相変わらずの地方都市でなんにもなれず埋れている若者たちを描いているのだけど、中身があっちいったりこっちいったりで不安定。悪い意味で。
    優雅な生活が最高の復讐、いいね。
    イグジットスルーザキフトショップに興味を持ちました、それだけ。すっかすか。文字も中身も全部中途半端

  • 行方不明になったアズミハルコ。
    そのグラフティを町中に描く若者。

    P168 そんなことを言われると、サクッと胸を刺されたみたいになる。胸の真ん中からドロドロと血が流れ、春子は何も言えなくなった。

    前作はもっといい気がしてたけど登場人物がだれ一人魅力的にうつらないなあ。

  • デビュー作、ここは退屈迎えに来てが
    とても面白かったので、楽しみに読みました。
    心に残るフレーズが多い、相性のいい作家さんだなぁと思うし、
    人間関係のあるあるも面白い。
    けど前作にくらべて、説明に使う文字数が多くて所々退屈してしまいました。
    デビュー作ほどのインパクトやエネルギーが足りないと思ってしまいました。次回作に期待です。

著者プロフィール

山内 マリコ(やまうち まりこ)
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、京都でのライター生活を経て上京。
2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、12年8月連作短編集『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。同作は2016年映画化された。ほか映画化された作品に『アズミ・ハルコは行方不明』。ほか、著作に『メガネと放蕩娘』『選んだ孤独はよい孤独』など。

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