仮面同窓会

著者 :
  • 幻冬舎
2.77
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本棚登録 : 1063
感想 : 192
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344025479

感想・レビュー・書評

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  • 設定が強引すぎて、しかもその理由を文章で説明しちゃうから余計にシラケると言うか。
    これは伏線ですよーと言わんばかりというか。
    それでも最初はシリアスに読んでましたが後半に「はぁ?」みたいな展開に。
    イヤイヤイヤイヤって思いながら読みました。
    流行のイヤミスをやってみたかったのかな?
    読後も嫌な後味で終わってます。
    全体的に浅いイメージ。
    文章力も浅い。
    発想は悪くはなかったと思うけどまとめ方が好みじゃなかったので★2
    「犯人に告ぐ」がとても好きなだけに、ちょっと厳しめの判定です(汗)

  • 高校時代、主人公・洋輔は教師・樫村による屈辱的なパワハラを受けていた。
    10年後の同窓会で樫村を見つけ、あの頃の恨みが蘇り
    同じ扱いを受けていたかつての友人4人と復讐を企て実行。
    しかし数日後、樫村は復讐がされた場所と違う場所で遺体で発見される。
    あの日、彼らは樫村を拉致し復讐したあとその場所に放置していた。
    犯人はこの4人の中にいるのか、それとも他にこのことを知った第3者の犯行か。
    互いに疑心暗鬼になっていると、さらに第2の事件が起きる…。

    これイヤミスだったんですね。
    途中まではシリアスだったのに、後半あの人の出現によりガラッと雰囲気が変わり一気にしらけました。
    これまで丁寧に慎重に積み上げてきたものが台無しです…。
    慎重に伏線を逃さないように読んでいたけど、後半は悪い意味でサクサク。一気読み。
    作者も書くのに飽きてきたのか、疲れたのか、はたまたどうでもよくなってきたのか(汗)
    確かに意外な結末ではあったけど、読後感はよろしくありません。

    美郷さまって。。。キャラ崩壊しすぎだよ。。。(涙)

  • うわーー、後味が悪い。。。

    仮面をつけた同窓会で殺人事件とか、
    心に仮面をかぶって相手を騙したりとか、
    求めていたのはわりとそういうものだったんだけど、

    まさかの主人公の二重人格疑惑。
    これはいい、話の展開でトリックにもなりうる。
    昔の事件の真相に迫っていくのも臨場感あって良かった。

    でも、最後が。
    最後が、積み上げたもん、全部壊しに来た。。。
    非常に現実的だったけど、ここまでのリアルさを小説には求めてなかった、な…。

  • 少し前に図書館で借りたときは、時間がなく最初の部分しか読めず。途中で返却したことが気になり再度読むことに。
    が、最初の部分で「おもしろくなさそう」と感じたのは間違いではなかったみたい。タイトルには、そそられたんだけどなぁ。
    他人のことが許せないとか、憎らしいとか思ってもこの結末はないでぇ〜。方法が間違ってるよ。

  • 読み進めるにつれてだんだん面白くなくなっていった。
    すべてが明らかになってからはキャラの陳腐さにガッカリ。

  • わかりにくいし、わかったあとでも意味不明…(´・_・`)まだ二重人格だったほうが飲み込めたわ。

  • うん、合わなかったかなぁ…。
    最初は、誰でも抱えてるような、大人になるとくだらなくも思えるような、それでいてずっと抱えてしまうような学生時代のトラウマがテーマのミステリーだと思ったけど、話の後半になるに連れて、登場人物がサイコパスになっていくのが、自分の中では何かが違うと思った。
    でも主人公の洋輔が結果的に、何も人間として変わってはいないということが、この話のテーマなのかな。

  • 嫌な予感はしてた。でもそれでも、最後のページでやっぱり声出しちゃった。ええー!!!
    いや、批判じゃなくてね。まんまと思うつぼなはず。

  • まどろっこしい展開。後半説明が五月雨式になる。終わり方も今一歩。
    青春ストーリーよりも、警察・裁判官もののほうを読むべし。

  • ドラマが気になって(見てないけど)原作を読んでみたけど、結構結末がビックリ。途中まで二重人格を匂わせておいての、、、と、最後のブラックすぎる終わり方。これは賛否分かれるだろうなぁと。

著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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