- Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344025479
作品紹介・あらすじ
高校の同窓会で、久しぶりに再会した旧友4人。かつて生徒を囚人扱いしていた教師・樫村の変わらぬ姿を見た彼らは、恨みを晴らそうと仕返しを計画。予定通り、暴行して置き去りにするも、翌日なぜか樫村は暴行現場から2km離れた溜め池で溺死体となって発見された。いったいなぜ?そして、4人のうち誰が彼を殺害したのか?それぞれが疑心暗鬼に陥る中、新たな犠牲者を出した殺人事件が、高校時代の衝撃的な秘密を浮き彫りにさせる。過去と決別できない者たちを巧妙に追い詰めていく悪魔の正体とは?
感想・レビュー・書評
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読み進めながら不思議な事が多い内容。
犯人も気になるし、そっちも気になるし・・・
で、どんどん読むのが止まらなくなった。
主人公洋輔も結果、「鉄の結束」に逃れられなくなるのか。
秘密って共有しない方がいいよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Amazonレビューで不評なので読んでみた。さもありなん、と思う内容と登場人物。しかし倫理観を捨てればある種のざまーみろ感は味わえる。高校同窓会で久々に会った鬼先生。しごかれていた過去がフラッシュバックし、洋輔たち4人は先生に復讐しようと思いつく。いい年してなんて幼稚な男たちと呆れる。そして主人公が私の嫌いな二重人格設定?で萎える。そして読み進めていくとナニコレ?なバカミス展開を挟み後味悪く着地する。なんということでしょう。『望み』との振り幅が凄くて驚いた。よく分からない所は「よいしょー」と吹き飛ばした。
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高校時代、主人公・洋輔は教師・樫村による屈辱的なパワハラを受けていた。
10年後の同窓会で樫村を見つけ、あの頃の恨みが蘇り
同じ扱いを受けていたかつての友人4人と復讐を企て実行。
しかし数日後、樫村は復讐がされた場所と違う場所で遺体で発見される。
あの日、彼らは樫村を拉致し復讐したあとその場所に放置していた。
犯人はこの4人の中にいるのか、それとも他にこのことを知った第3者の犯行か。
互いに疑心暗鬼になっていると、さらに第2の事件が起きる…。
これイヤミスだったんですね。
途中まではシリアスだったのに、後半あの人の出現によりガラッと雰囲気が変わり一気にしらけました。
これまで丁寧に慎重に積み上げてきたものが台無しです…。
慎重に伏線を逃さないように読んでいたけど、後半は悪い意味でサクサク。一気読み。
作者も書くのに飽きてきたのか、疲れたのか、はたまたどうでもよくなってきたのか(汗)
確かに意外な結末ではあったけど、読後感はよろしくありません。
美郷さまって。。。キャラ崩壊しすぎだよ。。。(涙) -
うわーー、後味が悪い。。。
仮面をつけた同窓会で殺人事件とか、
心に仮面をかぶって相手を騙したりとか、
求めていたのはわりとそういうものだったんだけど、
まさかの主人公の二重人格疑惑。
これはいい、話の展開でトリックにもなりうる。
昔の事件の真相に迫っていくのも臨場感あって良かった。
でも、最後が。
最後が、積み上げたもん、全部壊しに来た。。。
非常に現実的だったけど、ここまでのリアルさを小説には求めてなかった、な…。