ドミソラ

  • 幻冬舎 (2014年6月12日発売)
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本 ・本 (424ページ) / ISBN・EAN: 9784344025851

感想・レビュー・書評

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  • すごく昔に読んだので内容を覚えていない(汗)
    いつか再読しようと思う。

  • 16歳で穢され心を閉ざしてしまった容姿端麗な女・織江、彼女の唯一の理解者であると思い、彼女に執着する醜い女・由羽。そして、眼病を患いながら、織江に人生を捧げる男・尾崎。不協和音(ドミソラ)を奏でながら、話は展開していく。途中までは嫌な感じではあるけど、読ませる内容だったのに、終盤はもう一展開あってもよかったのになぁという感じで、ちょっと物足りなかった。

  • 誰もが振り返るほどの絶世の美人だが集団レイプの被害者となり人間不信で人前に出られない少女と、その美しい少女に異様なまでの憧れと執着をもつ醜い少女の二人の人生を描いた話。

    醜いがために歪んでいく少女が恐ろしい…美しく高慢な少女のボロボロになっていく様も。集団レイプの暴行の描写が凄くて気持ちが悪くなるくらい、対して後半は性描写が増えて「あれ?エンタメ小説だっけ?」という感じ。前半の感じまま最後までいって欲しかったかな。

  • みんな主人公で・・・
    前半は良くあるパターンかと・・・
    終わり方の半端なさ

  • 全体を通してかなり強い負の感情、偏執的な感情が描かれているので読み手を選ぶと思う。雰囲気的には白夜行に似ているかなと思ったけど、方向性は少し違った。

  • 表紙と題名に惹かれて手に取った。
    読後のどんよりしたこの救いのない感じ、ハンパない。。。

  • 歪んだ愛憎。
    いじめから逃れるために歪む。
    息子や妻の不幸から逃れるために歪む。
    自身の不幸から逃れるために歪む。
    3人の奇妙な共同生活。長くは続かなかった。
    相手が自分のものにならないならば、殺してしまうか。自分が死ぬか。後者を選んだあとの描写は気持ちが悪かった。残された彼女も正常ではなかった。
    不協和音というが、何も奏でていないように思う。

  • 中盤はなんだかダラダラして読むの辛かったし、序盤の織江に魅力を感じないぶん、由羽の気持ちにも賛同できなかった。
    でも最後の章は良かったです。

  • 裕福な家庭に育ち容姿端麗で人気者「織江」、肥満体質でいじめ対象だった「由羽」。織江は由羽を無視しようとするが、由羽は執拗に織江に接近してゆく。そんな中起こった織江のレイプ事件を期に物語は一気に狂気の世界に突き進んでゆきラストまで一気に読ませる。
    由羽と織江の立場と心理ががくるくると変化するのが面白い。
    官能小説作家は文章がうまいというのは本当だ。

  • 「本年度最大の収穫」
    きらびやかな箔押しの帯に、
    どんな作家かもわからなかったけど
    ハードカバーをいきなり買ってみました。

    人よりぬきんでて美しく生まれた女と、
    人よりぬきんでて醜く生まれた女。
    彼女たちの不協和音、それが「ドミソラ」。

    おもしろくってあっというまに読んでしまったけど
    途中からどんどんぶっとんでいっちゃったので
    前半の純文学路線で行ってほしかった。。

    作者は美人の、エロもの中心でやってきたかたみたいだけど
    文章もとてもきれいだったので、
    また一般作が出たら読んでみたい。

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著者プロフィール

大阪生まれ。奈良に育つ。2011年『指づかい』(幻冬舎アウトロー文庫)でデビュー。2012年『蝮(まむし)の舌』(小学館クリエイティブ)で第2回団鬼六賞大賞受賞。近刊に『甘く薫る桜色のふくらみ』(幻冬舎アウトロー文庫)、『ドミソラ』(幻冬舎)、『贖罪(しょくざい)の聖女』(イースト・プレス)などがある。『姉の愉悦』(幻冬舎アウトロー文庫)は2016年『溺愛』と改題、映画化された。

「2016年 『永遠に、私を閉じこめて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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