海洋地球研究船「みらい」とっておきの空と海

制作 : 構成・文 ネイチャープロ編集室 
  • 幻冬舎
3.70
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本棚登録 : 53
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344025882

作品紹介・あらすじ

海の波がなくなる赤道直下、雨と晴れの境目、オーロラが踊る北極の海、南極にそびえるアイスブルーの氷山-研究者だけに許された地球極限、奇跡の絶景。死ぬまでに絶対に見たい!自然がつくる芸術。

感想・レビュー・書評

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  • 空に架かる七色のアーチを見たのが初めてであれば、

    (あれは渡れる。)
    と、カン違いしてたっておかしくは無いはず。

    やがて、本なり、先生なりが
    「いや、あの正体は光の原子が…屈折して…」
      ↑
    (今も、曖昧…^^;)

    正体を明かしてくれるので、「ふ~ん」
    と、知る事になる。ただそれだけ。

    私は
    南極の空を見たのは初めてだ。
    天に向かって行く雲は、
    きっとよじ登れるであろうし、
    波の無い鏡の海には、おそらく真実の姿が映るのだ♪

    空も海も自分以外、朝焼けに全てが包まれている瞬間には、<死>すら近づけない畏怖感がある。

    観測船で、この雄大な景色を撮影している研究者達は、
    残念ながら(それは違う)事を証明しようと、頑張ってお仕事をしてる人達。

    でも、真実を知る前の少しの間、
    この雄大な景色のなかで遊びたいし、眠りたいし、触れてみたい。

    そう、思いながらシャッターを切っていたんじゃないだろうか?
    …と、私は推測しているのであるが♪

  • 献本でいただいた一冊。

    表紙の、空と海が織りなす青の世界に、まずは引き込まれました。
    撮影したのは研究船「みらい」の乗り込んでいる3名の研究者。

    熱帯から北極、そして南極へ、文字通り、
    地球を股にかけた航海の中で撮り溜めた写真となります。

    普通では絶対に見ることができない、空と海、
    そしてその境目から立ち上る色彩の美しさ。

    波の無い“鏡の海”、天使の梯子、緑の太陽、
    ブルーモメント、オーロラ、流氷、深夜の夕焼け、、

    “地球”という存在の大きさと、美しさ、
    悠久の時を経て浮かび上がってくる、その景観たち。

    こんな景色に出会うために、研究者になる
    それもまたロマンでしょうか、なんて。

    面白いのは、写真とにワンポイント解説がある点、
    変に小難しくなく、非常にわかりやすい内容となっています。

    研究の成果を“普遍的な言葉”で伝える、
    これもまた研究の社会的使命の一つでしょう。

    それができないのであれば“研究”をしているとは言えない、
    職業柄、そんな風にも感じることも増えています。

    子どもにも“自然と”手に取ってもらいたいな、と思います。
    ん、『宇宙飛行』と並べて本棚に並べておきたいと思います。

  • 南極に行くアニメを見たけれど、そのときと同じようなワクワク、ドキドキだった

    冒険はいつの日だってやってみたいし、新しい場所に踏み入れる瞬間はいつだってドキドキする


    JAMSTECに行ったあの日が懐かしくなった

  • 幾度も研究船「みらい」で長期航海を体験した研究者の3人が、普通の人ではまず体験することのできない熱帯や南極、北極の海上で、本職の研究の傍ら、信じられないような絶景写真を撮りためていた。

    それが、一冊の素晴らしい写真本に仕上がった。

     目を疑うような絶景の一つ一つに目を奪われるのはもちろんのこと、写真に添えられた一線の研究者によるワンポイント解説も、巻末の、研究現場の説明(大事件にも遭遇している!)や地球科学入門のページもわかりやすく、科学に親しみを感じさせられるものになっている。そして、価格も1,400円(+税)とお手頃。たくさんの人に手に取って欲しい本です。

  • P30-31の薄明光線・反薄明光線の写真が見事。

  • 海氷の役割が想像以上に多かった
    →・海にとっての日傘
    真っ白な氷は太陽光の8,9割を反射
    青い海は太陽光の9割を吸収してしまう
    だから、氷がないと海水温が上昇しがち
    ・海のフタ
    南極や北極の近くでは大気より海氷のほうが暖かい
    海氷がない:海水の熱が大気へ逃げる
    海氷がある:熱の移動を遮る
    ・潜熱による海水温上昇の軽減

    海流には表層と深層の2種類ある

    世界を航行する研究船だけあって、360°開けていて見たことのないスケールの写真が多かった
    特に波がなくなり鏡のようになった海や雲が太陽光を遮ったために空が割れた写真など

  • 写真が美しく、1ページ1ページをめくっていくことで、心が洗われる。ブロガーの堀さん共著なので、手にとった書。素晴らしい知性の持ち主であることがわかる。

  • 【由来】
    ・確か図書館のアラート?

    【期待したもの】
    ・きれいな雲の写真がありそう。

    【ノート】
    ・Lifehack.jpの管理人でありMoleskineやevernoteの筋でも有名な堀氏が共著。そんなことは全く知らずに手にとった。研究者だとは知ってたけど、JAMSTECだったのね。

    ・美しい写真が主体。雲好きなので、それが目当てだった。目を通すのに時間はかからない。それでも、最近の気象や地球環境についての先端研究が極地で行われていることの意味や、その活動内容について概説されているので、単なるアルバムというだけでは終わらない。

    ・色んな「ニーニョ」がある。

    ・アルゴプロジェクトというのがある。ラジオゾンデの代わりにアルゴフロート。今は世界に3600個ほど浮かべており、衛星にデータを送って観測している。

    ・1000年かかる第循環なコンベアベルト。冷たい水が沈み込んだりあがってきたりで地球を巡る。

  • 熱帯、北極海、南極海の写真集。バイ観測船みらい。

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著者プロフィール

1963年北海道生まれ。博士(地球環境科学)。現在、国立研究開発法人海洋研究開発機構地球情報基盤センター技術主幹。1988年北海道大学大学院理学研究科修士課程修了、2000年北海道大学大学院地球環境科学研究科にて博士号取得。気象予報士。2008年~2009年防衛大学校非常勤講師。2010年~2016年山口大学非常勤講師(海洋・大気力学特論)。主な研究内容は、西部熱帯太平洋における海洋循環とその変動。海洋地球研究船「みらい」に首席研究員として10回乗船するなど、計20航海、600日以上海洋観測船に乗船して海洋観測を行った。写真が趣味で、観測のかたわら熱帯の空と海の写真を多数撮影し、科学技術団体連合主催「科学技術の『美』パネル展」にて、2011年から3年連続最優秀賞受賞。著書に『海洋地球研究船「みらい」 とっておきの空と海』(幻冬舎)がある。

「2016年 『海の教科書 波の不思議から海洋大循環まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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