- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344026032
作品紹介・あらすじ
15年ぶりの同窓会。わたし以外は、全員、お母さん。だけど、その顔は取り外すことができて、外してしまえば、ひとりひとりが40代になった女の人たち。誰にだって自分の人生があり、ただひとりの「わたし」である。
感想・レビュー・書評
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女に生まれたからには、
につづく言葉を述べよ。
そんな試験があったら
なんと答えればマルを
もらえるのか。
女でよかった!と思う
ときはどんなときか?
そんなアンケートには
なんと答えようか。
いずれも男性のそれと
対比して答えるものと
思いますが、
しかし、よく考えると
私として男性を生きて
みないことには、
そもそも対比のしよう
がなくて、実のところ
答えようがありません。
まあ、テキトーでよい
ならいくらだって答え
ますが(笑
来世は男と女どちらに
生まれたいか?という
問いも同様ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020年から好きになった益田ミリ。こんなに作品あるの知らなかった。
「女という生き物」
見つめて見つめて、女ということも
ここまで女性である自分を見つめられる!素敵です。ゆるーくて優しくて
そして控えめ。こうせい、ああせいではない
こうでなくちゃという脅迫もない。
結婚する、しない生き方。
子供を産む、産まない生き方
エッセイと漫画を織り交ぜながら〜
男と女」の章
女は仕事で死んだりしないのコピーについて。
男と女の平均寿命からの逆算の同級生感覚、面白い。こんな感じで、男と女の反応の違いとか
妙に納得し、かつ面白い
命の営み、
昔美人、
人間型ロボット
それぞれ食いつきどころ満載、また目の付け所に感心するわ。 -
以前、どこかの観光地で渡った
ボロボロのなが~いつり橋の事を思い出した。
「こ、こわぁ~~っ…。」
と、ぶるぶる震えながら歩き、やっとここまできた中間地点。
スタートとゴールが等しく視界に入る
なんとも微妙なこの位置こそ、
今、ミリさん(と、私も)がいる40代という
悩ましい年頃なんだよねぇ。
揺れ動く橋に戸惑いながらも
先を歩く人、後から来る人、たくさんの人と関わり合いながら、畏れず歩む(コツ)を掴もうとする
彼女の健気さこそ、40代女性の可愛らしさ?なのです。
なんてね(^^♪ -
うまく言葉にできない複雑な気持ちを率直に表現していて、分かるなぁと思ったり、グサッときたり。
40代前半の子供のいない益田ミリさんならではの視点の作品だと思った。 -
今日は少し涼しいかな
ってな事で、益田ミリの『女という生きもの』
益田さんの絵日記的な短編集と短編漫画集。
女という生態を日常の一コマに於いて晒していく感じかな
益田ミリさん視点からの女という生態は、想像してたものよりマイルドと言うか益田イズムが独特過ぎてホンワカしてしまう
ドロドロした感覚が無いから、益田ミリさんは女ってよりは永遠の少女なんじゃろうなぁって感じました
2020年48冊目 -
益田ミリさんの本はいつもあっと言う間に読み終わる。
文章と間に挿まれる漫画のバランスがよい。
始まりから、なかなかすごいテーマだった。
のほほんとしたイメージを益田ミリさんに持っていたので、違う一面をみたような気分。
女と結婚と、出産と更年期、、、
女性なら誰しも、必ずつきまとうテーマを益田ミリさんはどのように受け止めているのか。色々と考えるきっかけになる。
この本を書いたときの作者の年齢と自分の年齢が同じだったので、すごく共感できる部分も多かった。
もう若くないとは思っていたけれど、この本を読んで本当に「もう若くない」と念を押された。
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性の話題では、思春期を通して感じていた言葉にできなかった心のモヤモヤやどこかふわふわしていた感情を言葉にしてあったように思う。
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さらさらっと読めた。文章は読みやすいがミリさんの視点は鋭い。
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気さくに読める。
益田ミリさん、よい。 -
2021.12.20読了
4.0
自分に素直で正直な人だなぁ、と。
女性ならではのあるあるが沢山書かれていて、共感したし笑えた。
歳を重ねる事で、楽になれることも往々にしてありますよね。