貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026049

感想・レビュー・書評

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  • ジェーン・スーさんは以前から知っていたけど、文章は読んだことなく。本の題名がインパクトあって、私もいつまで女子でいていいのだろう?と思った。
    いろんなエピソードを分析してくださっているが、結婚のこと、姑らしき方々のお茶会での会話。芯をとらえてるな〜と思い、私の、言葉には表せられなかった意見を表明してくれてるとうれしくなった。
    その他にも、会社生活での、男性の性質についてもなるほど〜と接し方も工夫できるなと前向きになった。
    ジェーン・スーさんは東京出身であり、その立場から見た上京した人たちの分析もおもしろい。

  • スーさんがそのまま喋っている内容を横で聞いているような感覚。
    共感しながらも、ふと我を振り返り、そうだ気をつけないとと思った内容を以下羅列。

    ①「びっくりの脱法使用」
    「びっくり」や「驚いた」の前後に否定的な文を繋げると、驚きとともに非難めいた意図を伝えることができる。

    ②笑顔の行方
    「普段から口角を意識するだけで顔の筋トレになる 顔の筋肉が柔らかくなるだけで、笑顔はだいぶ違う」

    ③今月の牡牛座を穿った目で見るならば
    もしいて座の占い結果が、牡牛座のところに書いてあったら?私は間違いなく「あ!あたってる!』と。
    占いとどう付き合うかは大事。良いことも悪いことも見えないなにかのせいにしたいとき、そういう時期は他人に心をコントロールされやすいので、自分以外の占いの結果も見るように。
    不安な時、なにかに頼りたくなる気持ちがある でも自分で考えて自分で決めないと

    ④パパ、アイラブユー
    育児に参画している男性 「働けよ」と思ってしまう。
    若い美人に嫉妬して「あのブドウは酸っぱいに違い無い」と周囲に言いふらすのとはわけが違う。見苦しい嫉妬
    男性が育児に積極的に参加しなければ、末永く一緒に働ける女の同僚や後輩が、いつまで経っても増えない。
    それ以上に、女性の経済的な自立を信条にしながら、男性の育児参加に否定的な感情を持つのは辻褄が合わない

    ⑤とあるゲームの攻略法
    「ゲームを有利に進められるのは、ルールを熟知している人だ」男ゲーマーには敬意を払う。男社会のルールがある。女だったら3年でゲーム降りてるいつまでたってもやる気が見られないゲーマー(責任を追及し合わず仲間意識を尊ぶ)
    手柄を横鳥し、頼もしい口約束だけが得意な、他のゲーマより優位に立ちたい欲が盛んな動かないゲーマー(手柄さえ渡せば、こちらの提案を抵抗なく採り入れた)
    自分の武器をどれだけ増やせるか。コネクション作り

  • 世の中からみた四十路女性というものを批判するわけでもなく、悲観するわけでもなく、正当化するわけでもなく、ただそれを受け止めて独特な解釈でぶった斬る爽快さがあった。
    誰かに傷つけられそうになったときのかわし方や、自虐にもにた表現がとても面白いと思う。お気に入りは「片桐はいり村の一番の美人」。

  • 同年代だからか時代的な部分とか、もろもろ共感できるところも多くあって、楽しく読めた。
    男性の働くべきという上の句のくたりはとても分かりやすく同感してしまったけど、男性からにはどう受け止められるんだろう。

  • ジェーン・スーの男性版のエッセイストってどこかにいないものか。
    40歳で迷える男子を導いてくれる人は、、、、

  • とても納得できます
    そうそう
    だよね~~
    けど、進まないのは何故?
    結局終わらない気がする

  • 心情をストレートに表現してくれるから、共感できることが多かった
    どうしようもない自分のどろどろした感情とか、付き合っていかなきゃいけないことは多いと思う
    男性も女性も全ての人が生きやすい世の中に

  • アラサーアラフォー独身女性が仕事、家庭の有無で悩んでいるときこの本を手に取ると力が湧くのではないでしょうか。出版から年月が経ってSNSについての内容は古く感じますが、父親との関係、ピンク、東京生まれ、スピリチュアルは楽しく読むことができました。仕事の話と恋愛観はいまいちでした。
    表紙の情報量が渋滞していますね。タイトルだけでもインパクトあるのにね。柳原可奈子が帯にコメントを寄せていたけど、もう彼女は独女側ではないか。

  • その三、最初の五年で幹を伸ばし、次の五年で枝を剪定すべし
    三十代、最初の五年は体力的にまだ無茶が利く時代。ならば、いままでやれなかったことをフルスロットルでやるべし。
    楽しいことばかりとはお約束できませんが、臭いものにフタではなく、臭いものを自分の鼻で嗅いで「くっさー!」と絶叫するのも、この時期ならまた一興です。

  • ”大人の女性の「女子」アピールは刺青アピールと同義で、親しい人には見せてもいいけど、出すところはわきまえたい。”というジェーン・スーさんの考え方。
    まったくもってその通りだと思った。

    男社会で働くことについての考察も、非常に秀逸な文章だった。ゲームに置き換えて説明してくれて、とてもとてもわかりやすかった。
    ずっと違和感はあったけど、うまく言葉にできなかった事柄を、代わりに説明にしてもらったような気持ち。

    ジェーン・スーさんは分析力や考察力、そして伝達力が優れまくっているなあ。こういう文章を書けるのが賢い人なんだと思う。最高。憧れる。

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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