- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344026148
感想・レビュー・書評
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いつもの有川節です。
大規模児童養護施設の新任職員を主人公に描かれる作品。
読みながら思ったのは「結構取材したんだろうな」ということ。どうも実際に女子高校生の入所者からの手紙をもらい、ちゃんと調査したうえで書かれた物語のようです。Netで感想を見ても、実際の養護施設職員が良く調べてると書いてますし。
テーマの割に重くなりすぎず、ハッピーエンドで、しかもチラチラ現れる、「ベタ甘」な恋愛ストーリー。まあ「きれい事」で終始するのは有川さんの作風ですから。
しかし、色々と考えさせられる作品でもありました。 -
久々の有川さん。
読んですぐの懐かしい有川節に、久々に会った友人かのように嬉しい気持ちになる。
児童養護施設、存在は理解しているものの、実態は理解不足だったなと感じる。
難しい境遇に生まれてしまった子供達に胸が痛くなるが、その子供達を見る自分の目はどうだったかと反省。 -
三田村慎平が成長して行く様が手に取るよう解ってどんどん読めた
皆んなが頑固で、笑っちゃいけない風で、教えちゃいけない風で
もっとリラックスしても良い様な気がします -
最近調子が悪いなあと思っていた著者だが、やっと本作で調子を戻してくれたことに安堵した。著者は本作を書くにあたり随分勉強したなあというのが良く分る、最近読んだ同じ児童養護施設をテーマにした朝井リョウの作品と比べると天と地の差があった(朝井リョウは二度と読まない)。この本は福祉関係者、特に児童福祉に関わる者の必読書としてもらいたい、それぐらい素晴らしかった。それに著者らしい自衛隊愛もちょこっと入っているのはご愛嬌というとこかな。
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児童養護施設が舞台。
馴染みがないから想像もしにくいけれど……。
妙にやる気のある新任職員の慎平くん。希望やヤル気が溢れている感じが憎めない。
ちょっととっつきにくそうなんだけど、実は熱い先輩たちも素敵。人物に特徴があってそこは想像が膨らむ。
そんな世界もあると考えるきっかけに。
その場しのぎではなく、先々のことも考えられるようになりたいな。 -
児童養護施設のお話。興味深い。やっぱり有川さん好きや!最後もうちょっと恋が進展してくれたらもっとよかったな
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最近続いているお仕事小説な感じという印象
図書館戦争のあの感じをいまだに期待してたから最初はあれっ?ってなった
でも施設について知りたいとか考えたいと思うきっかけになったと思う