ど・スピリチュアル日本旅

  • 幻冬舎
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本棚登録 : 168
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026186

作品紹介・あらすじ

高野山、美坊主とナイトツアー。北海道、アイヌの肝っ玉シャーマン。沖縄、最大の聖地で開眼&最強の「ユタ」のお告げで覚醒…日本をディープにめぐる、抱腹絶倒の旅エッセイ!

感想・レビュー・書評

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  • スピリチュアルな日本、というところに惹かれて読んでみました。

    旅のテンションが自分とは違って新鮮でした。
    酒を飲まない自分には体験できない旅を書いてくれていて、楽しませてもらいました。

    高野山に行ってみたい!

  • なかなか旅にでられないコロナ禍のいま。
    ふと旅に関する本を借りてみた。

    初めての著者の本!強烈な個性!
    呑兵衛で心を通わす、人の本質とふれあう旅の数々。
    最初は馴れなかった文体も、読み続けるうちに旅のお供してる感覚に陥り愉快でした。

    旅先は1府4県
     和歌山県の高野山
     三重県の伊勢神宮
     北海道の二風谷(にぶたに)
     佐賀県の三瀬村
     沖縄県の本島・久高島・石垣島・竹富島・黒島・波照間島

    どの章も読みごたえたっぷり。

    "「過去の事実」を変えることはできないけれど、「過去の意味」を変えることはできる"
    「過去」と「他人」は変えられないと思っていた著者が、島の民宿のおじいの壮絶な話を聞き、生き方次第で「過去の意味」と「自分」は変えることができると腹落ちしていた文は印象的でした。

  • ふむ

  • たかのてるこさんの日本旅。高野山、伊勢に北海道に沖縄島々へ。天性の明るやさ社交性をもっているのだなあと思う。いつも明るく楽しく紹介されているので、今回も触発される。沖縄なんていいわねえ〜。景色も空気も魅力的だけれど、ユタさんが気になるわねえ。今回は、自然のままに生きるっていうのが強くアピールされていたように思える。

  • 村上春樹のヨーロッパ旅行記「遠い太鼓」を読んで
    面白かったので、続けて他の旅行記も読んでみようと。

    著者が女性なので感性の違いは少し心配。
    できれば男性が書いたものを読みたかった。
    国内旅行記って探してみたけど余り見つからなかった。

    楽しい雰囲気を伝えたいのか、
    文章がうるさいが、旅行先の選択は面白い。

    高野山空海、伊勢参り、佐賀農業体験、北海道アイヌ、沖縄ユタ。

    基本、おちゃらけた文章なのだが、
    お陰様などの表現や日本人の心、そして自然に宿る神の話など、
    なかなか鋭い考察もあり。

    高野山の宿坊と沖縄は一人旅で行ってみたいと思った。

  • 高野山の一人旅、外国からの旅行者との裸での交流!海外からは不思議な霊的スポットになるだろう。伊勢神宮への「おかん」との旅。笑いいっぱいのどたばた弥次喜多紀行。「しょうもない」「鼻くそみたい」などの失言を連発する母親の可笑しさは半端でない。佐賀では昭和40年頃まで行われたという夜這いの思い出話。この他、北海道のアイヌ。沖縄・本島、久高島、石垣島、竹富島、黒島、波照間島での毎日のような初対面の現地人、旅人たちとの宴会。この人の底抜けの明るいパワーに、旅とはこのようであるべきだ!と旅を楽しみきれていない自分自身を痛感した。しかし、読むと元気を頂戴する。収録されている写真を見るだけでも雰囲気が伝わってくる。

  • これまでに海外旅行に行って、現地の人と親しくなっていく過程を紹介してきたたかのてるこさん。
    東映を退社して、同じようなことを日本でやってくれました。
    高野山や沖縄、アイヌ、農家民宿と日本の古来の生活のありようを維持しているようなところピンポイントで訪ねています。

    いく先々で人懐こい性格でお友達をつくっていきます。

    高野さんのホストとなる人たちは 本当に地に足をつけて生活している人ばかり、だからこそ 人を受け入れる余裕があるのでしょう。

     高野さん もうちょっと自分から生活しましょうと言いたくなった。
     読み物としては重い白いのでが。

  • 資料番号:011617610
    請求記号:291.0/タ

  • 海外旅行エッセイに定評がある、たかのてるこ氏の初めての国内旅行記。スピリチュアルをコンセプトに、高野山、伊勢神宮、北海道(アイヌのシャーマン訪問)、佐賀の農家民宿、そして沖縄への旅行が取り上げられている。
    たかの氏の誰とでも仲良くなれる痛快なキャラクターは国内旅行でも健在で、文章のテンポもよく、非常に面白く読み進められた。旅行の醍醐味は人との出会いにあることを再認識し、こういう旅行がしてみたいなと思った。特に、中学校の修学旅行以来訪れられていない沖縄にまた行ってみたくなった。

  • 初めて著者の本を読んだ。
    前半部分は正にタイトルどおりで、著者のまっすぐな性格が文に出ている面もあるのだろうが、「スピリチュアル」な部分が前面に押し出され過ぎていて、正直「ウッ…」と拒否反応が出る。
    著者のまっすぐで人懐っこくて陽気な雰囲気というのは、ラジオで何回かお聞きしているところからバシバシ伝わってくるところであるので、同じ内容が文ではなく口からの言葉として受け止めたのならば、もうちょっと違う印象になっていたかもしれない。

    海外の旅行記を沢山書かれているのは知っていたので、もっとバックパッカー的な旅なのかと思えば、(基本は行き当たりばったりのようなので、結果的には個性的な宿に泊まることが多かったのだが)比較的、割りと普通の宿やツアーを利用するといったスタイルのOL旅的な旅行記だったので、その点で少し印象は違った。悪いという意味ではない。

    後半の沖縄旅行部分は好き。また沖縄に行きたくなった。多くの人が沖縄にはまっていく理由が、文からもにじみ出てる。

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