- Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344026209
感想・レビュー・書評
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きっと私は持たざる者の立場なんだろうけど、こういうのを見ると迫害される側を応援してしまうのです。
その点ではこのラストはなかなかもやりとするものがあるのですが、それでもこれで良かったと思いました。
越えてはいけない一線を越えなくて良かった。
ドキドキして一気読みしました。
地球へ…みたいなイメージ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった、けど、なんだろうなぁ、締めが物足りない。だって、一人を隔離するだけで何とかなる問題なのか?それに結局全人類のギフテッド化を目指すとか、ちょっと安易。殺人事件が増えることだろうなぁ・・・。落としどころをもう少しひねってほしかった。
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中二ネタを、はるか高みまで昇華させたとでも言いましょうか。
ラスト近くなると、急ぎすぎってか端折ったカンジになって、説明不足なのがちっと残念だった。
でも面白かったです。一気に読んじゃった。
オチに夢があっていいね! -
人間社会に異分子が存在したらどうなる?異分子とは宇宙人でもなければ、新種の生物でもない。それは人間の中に存在していた。しかも市井の人々と同じように普通の生活を営む罪もない人々。その人々がある種の超能力を有しているために、一般人から異分子として迫害されてしまう。異分子と一般人は共存できるのか。それともお互いを排除しあうしかないのか。テーマはありがち。でもその異分子の超能力といったら・・・。ネタバレになるので控えるが、誰もが驚くに違いない。そしてラストは・・・、それも驚くに違いない。
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緻密な伏線も、大どんでん返しもないけれど、最後までスピード感を持って読み切れた。うん、面白かった!結末は、過不足ない落としどころになんとか運んだ感じかな。気になってた百年法も読んでみたくなりました(*´ω`*)
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山田宗樹はいつもすごい。
「機能性腫瘍」と呼ばれる新たな臓器を持って生まれたギフテッド。小学校6年生になると、ギフテッドのスクリーニング検査を受けることに決まった。
ギフテッドが社会で優遇された時代から、力を恐れられ迫害、社会から排除されていく。
能力のまさっているマイノリティ。
この社会は、異質なものを受け入れていくことができないのかな。
絶望を感じた。
参考文献に驚く。
森達也さんの本が2冊。
ああ、やはりここだったのかと思う。
異質なものを、異質なまま受け入れられない、硬直した社会。
今、それが加速しているように感じる。 -
決してつまらない訳ではないが、ドハマリするほど面白くはなかった。新人類、超能力、青春群像、政治、初恋、テロ、国家の未来……様々な要素を詰め込んで書き上げられた大作ではあるだろう。だが突き抜けて秀でたものがなく中途半端。どのジャンルの作品としてみても満足な出来映えとは言い難い。世界観設定とキャラクター設定が先行している印象で、全体的に台本をなぞるだけの”浅さ”を拭い去ることができなかった。特に最後は悪い意味で「ここで終わるのぉ!?」と衝撃を受けてしまった。作者がもう筆を投げたのではないかと疑ってしまうレベル。酷評して申し訳ないが期待外れだった。
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最初、面白いと思って読んでたけど、後半にきて、?がたくさん。
ちょっとわたしには難しかったなー。
ファンタジーだね。
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面白い。
面白いんだけれども、なんだか展開がトントン拍子というか…。学生時代の仲間たちの絆が描かれているわりに、序盤の学生時代の話があっさりなような気もするし。もっと深く書き込めたのではないかなぁ、と。
アッサリすぎて、同級生少ないのに誰が誰やら…。村上くん以外印象薄いのよ。
ラストも無理やり風呂敷を畳んだ感。アレックスたちはその後どうなったの? あれだけのテロを起こして、平和になりましたチャンチャン、は拍子抜け。評価としては★3.7です(´・ω・`)
超能力を得た新人類と、能力を持たない人類との対立という話であれば、貴志祐介の『新世界より』があるので比べてしまう。貴志祐介の方がすごい。もう、本当にすごい。
『百年法』は好きだったので、少し残念です。