アイネクライネナハトムジーク

著者 :
  • 幻冬舎
3.90
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本棚登録 : 6571
レビュー : 862
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026292

作品紹介・あらすじ

ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。
奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、
他力本願で恋をしようとする青年、
元いじめっこへの復讐を企てるOL……。
情けないけど、愛おしい。
そんな登場人物たちが紡ぎ出す、数々のサプライズ! !
伊坂作品ならではの、伏線と驚きに満ちたエンタテイメント小説!

感想・レビュー・書評

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  • あとがきで「この本の中に入っている最初の二編については、ミュージシャン、斉藤和義さんから『恋愛をテーマにしたアルバムをつくるので、『出会い』にあたる曲の歌詞を書いてくれないか』と依頼をもらったのが始まりです。『作詞はできないので小説を書くことならば』というお返事をし、そうしてできあがったのがこの短編なのですが、正直なことを言えば僕は『恋愛もの』と分類されるものにはあまり興味がないため、普通であれば、引き受けるのにも相当、悩んだと思います。……結果、この短編の文章を使う形で、斉藤和義さんが『ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜』なる曲を使ってくれました。」と、音楽とこの短編小説の繋がりを説明されていた。

    「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」ドイツ語で「ある、小さな、夜の曲」という意味だと作品中に説明がある。読みはじめた時に横に座っていた主人が、それって、「小さな夜の曲?」とか、真顔で聞いてくる。「どうして、知ってるの?」と尋ねると、「聞いたことあるかなぁ」と…恐れ入りました。

    本作は、各短編の登場人物らが、「出会い」と「再会」をキーワードとして、19年の歳月の中で何度か繋がる。読み進めていくうちにこの人とあの人、あの人とこの人と関係がわかっていくパズルのようなストーリーであった。

    「アイネクライネ」は、マーケットリサーチの会社に勤める主人公・佐藤が、インターネットが主流の今の時代に街頭アンケートをしているところから物語が始まる。会社先輩の藤間は妻・藤間から娘・亜美子を連れて家を出ると言われ、作業中の机を蹴飛ばし、隣の棚が倒れてサーバーのバードディスクが破損した。横で作業をしていた当時27歳の後輩・佐藤がたまたま手に持っていた缶コーヒーが溢れ、直前にとっていたバックアップのテープにかかりデータがなくなった。そのため、課長がこの失態の罰ゲームのため、佐藤に該当アンケートをさせる。この時、アンケートに答えてくれた女性がいた。またこの時、駅の中のモニターに『世界ヘビー級タイトルマッチ』がうつされていた。そして、この編においては、佐藤と女性とが「出会い」後に恋へた進展することを匂わす物語となっている。
    この「出会い」を佐藤に意識させるのが、大学時代の同級生の織田一真の妻・由美であった。織田夫妻には当時6歳の娘・美緒と1歳3ヶ月の息子がいる。由美の高校時代の友人が、次の章の主人公・美奈子である。

    「ライトヘビー」は、美容師・美奈子がこの美容院に通う客の板橋香澄から弟を紹介される物語である。唐突に香澄から弟を紹介したい言われ断ったのだが、香澄の策略で弟から電話がくる。それからしばらく、美奈子と香澄の弟との電話友達の関係が始まる。
    実は、この弟こそ、前章の駅のモニターに映っていた「世界ヘビー級タイトルマッチ」でチャンピオンと戦っていたウィンストン小野(小野学)であり、この後、ふたりは付き合い、結婚する。

    また、美奈子には、日高亮一と山田寛子という飲み友達がいる。

    ここで、1回百円で、その時の気持ちをパソコンで曲を再生してくれる『斉藤さん』という男性が出てくるのだが、この『斉藤さん』が、斉藤和義だったと、あとがきを読んだ後、気がつく。

    「ドクメンタ」は、佐藤の先輩で、妻に逃げられた藤間の物語。免許更新センターで、メガネの縁で知り合った女性と5年毎の「再会」の物語。

    この免許更新センターでの3回目の「再会」で通帳記帳で逃げられた夫と復縁した話を聞く。藤間も、逃げられた妻からの通帳記帳をするようにと言われていだのだが、藤間の場合の通帳記帳に意味があったのか、展開が気になる。

    また、後輩の佐藤は、藤間のために世界ヘビー級チャンピオンとなったウィンストン小野のサインをもらってきて、藤間を励ますのだが、サイン入手の経路も後の章でわかる。

    また、「ドクメンタ」とは、ドイツで開催される5年に1度の現代美術の展覧会のことで、免許更新を「ドクメンタ」にかけているようである。そして、藤間とこの女性の間が恋愛に繋がることはなく、自分の性格を反省するための「出会い」となっている。

    「ルックスライク」は、『高校生』と『若い男女』の2つの物語が並行し最後に繋がる話し。
    『高校生』は、主人公の高校生・久留米和人で、冒頭で英語教師・深堀先生が登場する。また、同級生・織田美緒は男子学生たちのあこがれとして、織田一真と由美の長女で高校生に成長して!登場していた。最初の物語「アイネクライネ」から10年後の物語であることがわかる。
    『若い男女』は、ファミリーレストランでアルバイトをしていた笹塚朱美が、年配男性の執拗なクレームで困っていた時に、男性・邦彦に助けられ、付き合うようになる物語。しかしふたりはしばらくして別れる。この時、朱美は、高校で教育実習をしており、邦夫は社会人であった。

    実は邦夫の姓は、久留米。つまり、久留米和人の父で、久留米邦夫と塚原朱美が深堀先生として「再会する」というオチ。もちろん、深堀先生は、久留米和人が自分の昔の恋人の息子であることは予想していたようだ。

    「メイクアップ」の主人公・窪田由依は、化粧品製造の会社で働く。上司は、あの美奈子の読み友達の山田寛子である。由依は、高校時代に同級生の川久保亜季にいじめられていた。由依の会社の製品宣伝の請負コンペにアシスタントとしてやってきたのが川久保亜季であった。

    過去に自分をいじめた同級生と立場を逆転しての「再会」で会った。

    「ナハトムジーク」は、現在と19年前、9年前の別々の短編小説が一つに繋がり、登場人物らの繋がりがわかる。

    19年前に小野学が世界チャンピオンになった時、奈美子は小野と付き合いはじめる。そして学を連れ、仙台に観光に行った時に、織田由美の家をふたりで訪問する。学たちが由美子の家に行く時に道を聞いた中学生がいたが、無視をされた。
    ウィンストン小野が織田の家にくることを聞き、佐藤が藤間のためにサインをもらおうと由美の家に向かっている時、途中の公園で中学生がいじめられている所に遭遇する。佐藤が到着が遅れている状況を説明するとその公園に織田一真と小野がやってくる。その中学生が、道を尋ねた時に無視をした中学生で、10年後に小野の試合のラウンドボーイとして、「再会する」。

    9年前の描写で分かったのだが、藤間の娘・藤間亜美子と織田の娘・織田美緒は同級生であることがわかる。そして、美緒の彼が久留米和人と、繋がっている。

    斉藤和義が著書に依頼した短編を読んで作った歌が『ベリーベリーストロング~アイネクライネ~』で、この『アイネクライネナハトムジーク』と最後に繋がった気がした。

  • 個人的に連作短編集が大好きでよく読むのだけれど、本作は連作の面白さが存分に表現された、読み応えのある一冊でした。細かいところまで伏線が張り巡らされていて、頭の整理がこまめに必要ですが(笑)小さな奇跡の積み重ねが、人との「出会い」の大切さを輝かせてくれる。恋愛にまつわる話が多いので、スケールの大きい作品が多い伊坂氏の著作にしては地味かもしれないけど、これは褒め言葉です!微妙な心の動きを丁寧に掬い取って、ユーモアを交えながら物語を紡いでいく。話がうまくいき過ぎじゃないか?と思うところもあるのだが、そんな展開が陳腐に感じないほどの緻密な構成。さすがです。どの短編も好きだけど、一番印象に残ったのは「メイクアップ」。憚っちゃう憎まれっ子の描写がうますぎる!女性のめんどくささをよく理解してるなと唸りました。
    この本を語る上で欠かせないのが、神出鬼没の「斉藤さん」。一回百円で、そのときの心情に合わせた斉藤和義の曲の一部を流してくれるという、占い師チックな謎の男性の登場が毎度効果的で、無性に斉藤和義が聴きたくなります。実際に、路上で会ってみたいわ!
    そして、仙台在住の人間としては、表紙イラストにもニンマリでした。仙台駅前をシュールに描いたこの装丁、大好きです!

  • つい最近、斉藤さんとのコラボについて知ったばかりで、読みたい~!と思っていたので単行本化はとても嬉しかったです!
    伊坂さんの恋愛の話はどこかかわいらしくてくすぐったいですね。

    「アイネクライネ」
    「ライトヘビー」
    「ドクメンタ」
    「ルックスライク」
    「メイクアップ」
    「ナハトムジーク」

    どれもおもしろかったし、あるボクサーの試合を軸に、時系列をずらしながら、少しずつ繋っていく感じ、とてもよかったです。
    ウインストン小野の試合、ラウンドボーイの行動に胸が熱くなりました。
    そして最後の司会者がまさかの…!

    「アイネクライネ」を読んで、斉藤さんは本当に素敵な人だと思いました。しっかり作品を読まれてあの曲を作られたんだなぁとわかる言葉選びでした…!

    織田の「自分が好きになったのが、この女の子で良かった」のくだり、けっこういいこと言ってるよなぁと思います(笑)

    「ライトヘビー」「ドクメンタ」が特に好きです

    やさしいキャラクターが多くて安心して読めました。
    人と人との繋がりに、日常の小さなサプライズに、人生何が転機になるかわからないというおかしみに、読後は心があたたかくなりました。
    なんだかちょっとした勇気をもらえた気分です。

    斉藤さん一回100円やってほしいなぁ。

  • 伊坂さんらしい軽妙さが光る連作短編集。
    伊坂さんのもう一つの特徴である犯罪などのダークなものはほとんど登場しない~安全な?作品です。

    「アイネクライネ」
    データがふっとんだミスの後始末に、罰ゲームのような街頭アンケートをする青年。
    仕事を探している女性に出会い、何気ない会話が生まれる。
    日常的なシーンの親しみやすさ、大体はぱっとしなくて情けないけど、ちょっとだけ一生懸命な部分もあったり。

    「ライトヘビー」
    美容師の美奈子は客といつしか友達になり、弟と付き合うよう薦められる。電話で喋るようになったが‥?
    ボクシングの試合を見ていると‥
    大人のおとぎ話のような楽しさ。

    「ドクメンタ」
    妻に出て行かれた藤間。
    自動車運転免許の更新のために出かけた場所で、ふと話した相手。
    通帳の記帳でしか繋がっていない元妻に思いを伝える方法とは。
    5年後にもまた会うことになるか‥?

    「ルックスライク」
    学校の先生・深堀朱美。
    生徒の一人は、織田一真の娘の美緒。
    登場人物がちょっとこんがらかってきますが~え、これって‥という驚きが面白いところ。

    「メイクアップ」
    昔いじめられた相手と職場で再会した女子。
    相手は覚えているのか、性格は変わったのか? 復讐する機会はあるのか‥さて?

    「ナハトムジーク」
    ちょっとした不思議な縁が繋がっていきます。
    日常に起きてもおかしくないような小さな奇跡。

    100円でそのときに一番合うフレーズを流してくれる斎藤さんという人物が所々に出てきます。
    斉藤和義に作詞を頼まれ、小説なら書けると書いたのが始まりだったそう。
    曲を聴きながら読むとまたいいのかな。

    絡まれたときに「この方が誰の娘か知っているんですか?」と言ってはったりをかます織田一真のやり方が受け継がれていったり。
    どうということのない男なのに美人と結婚した幸運な男・織田は、口が達者で、時にはそれなりの存在価値を発揮する。このゆるさがいかにも、ですね~。

    笑える日常のささやかな出来事の奥底には、ごく普通のまともさが流れている気がします。
    余裕のある洒脱な雰囲気がよかったです☆

  • 元々、短編として描かれた作品『アイネクライネ』から派生した数々の短編を連作にした作品。
    あとがきにも書いているように、作者にとっては珍しく強盗や泥棒、殺し屋が出てこない作品で、なおかつちょっとした恋愛要素も入った作品たち。
    全ての短編がきちんと独立した面白さで、最後の一話で全てをつなげる感じが期待通りで楽しめました。
    出てくる登場人物も変わっているようで身の回りにいそうな人たち。
    普通にありそうな世界観が読んでいてとても心地いい作品でした。
    誰にでもオススメできる作品です。

  • つながりのある6編の短編集です。

    最後の短編「ナハトムジーク」は
    書き下ろしですが、
    他の5編の初出は媒体も、書かれた年も
    バラバラ。

    なのに
    さり気なくつながっていて、
    読みながらそのつながりに気づけたときは
    気持ちがふわっとします。

    「年齢を重ねても人生は変わらない。
    経験を重ねるからこそ人は変わる」
    (202ページ)
    という文にドキッとしました。

    わたしはまさに、
    経験ではなく年齢だけ
    重ねてきてしまったなあ…と
    しみじみ思いました。

    伊坂幸太郎さんの著書を読むのは
    アンソロジーをのぞけば2作目ですが、
    あとがきで著者自身も言及しているように
    本作は
    伊坂幸太郎さんの作品にしては珍しく、
    恐ろしさや奇妙さのある設定が
    ほとんどない作品だそうです。

    伊坂幸太郎さんのお話は
    まだ読んだことがないけれど
    怖い展開はニガテ…という方にも、
    胸をはってオススメできる短編集です。

    「フーガはユーガ」と違い、
    こちらはうつ療養中でも
    安心して読めますので大丈夫です。

    ちなみに
    アイネクライネナハトムジークの
    意味は作中でちゃんと説明されています。

    有名なモーツァルトの曲でもありますが、 
    今回あらためて曲を聞いてみたところ、

    明るいワルツな感じで
    全然「アイネクライネナハトムジーク「」
    という感じがなかったので
    びっくりしました。

    でも
    曲自体があたたかく
    上品に明るい感じだったので、
    BGMに流しながら本作を読んでみると、

    本からも曲からも
    あったかい気持ちをもらえると思います。

  • 結局、3回読んでしまった~!
    まず、1回目。
    登場人物のリンクと時系列が、頭の中で整理できなくて、混乱。
    相関図と年表をせっせと書きながら2回目。(この作業が意外に楽しかった)
    3回目で、やっと大満足。
    伊坂さんの、誰も死なない物語。存分に楽しませてもらいました♪
    実は、この直前に伊坂さんの本で、途中で断念してしまったものがあって…。
    だから、よけいに嬉しいです。

    登場人物が、皆どこかとぼけていて楽しい。
    特に課長がいい味です。
    「藤間、離婚したのか。どうやって」(笑)
    夫婦の関係を”外交”とか、ミッキーのお手ふりの教訓とか~

    あと印象的なセリフがいっぱい!
    「こちらの方が、どなたの娘さんかご存知で?」
    「斎藤さん一回百円」
    「あの変な旦那も、今となっては、スイカにつける塩みたいに思えるようになったよ」
    ラウンドボーイの「大丈夫」も良かったし、書きだしたらキリがないです。

    人生ほんとに、どこでどう転がるかわからない。
    一人一人は気づかなくても、どこかで繋がっていて、
    きっと誰かの力になっている。

    ただね、ひとつだけ気になることがあります。
    いじめっ子の女子の恋とプレゼンの結果。
    ご想像におまかせします。ってとこでしょうか。

  • さわやかに、楽しめました。
    まだまだ伊坂ファンと公言するには、
    読んだ作品が少なすぎるのですが…。

    私の読んだ今までの作品は、さらりと書かれているのに、
    背景がかなり重たいものが多く、
    少し笑っても、救われない気持ちもありフクザツだなぁって
    感じがしていたんです。

    こんなにさわやかに楽しめる作品もあるんですね。

    サプライズ職人の伊坂さん。
    この物語も楽しませてもらいましたが、
    私がもっと好きなのは、伊坂作品でちょいちょい出てくる
    気の利いたユーモアたっぷりの会話。

    こんな返しが出来るようになりたいんですよね~私も。
    変な人に絡まれている時に、このアイデア。もう最高です。

    そして、『斉藤さん 1回百円』。
    見つけたら2週間連続で通ってみたいと思う一冊です。

    これって、音楽ではなく、本でもいいですよね。
    『幸太郎さん 1回百円』
    その人の今の心境に合うフレーズを
    選んで朗読してもらう。

    伊坂さんって、心に残るフレーズ多いんですよね。
    きっと行列できる人気ぶりと思うんですけど。

    あ、これも法律に触れるのか…。

    なんだかいい気分で、鼻歌が出てくるような本でした。
    読後のプチハッピー、このまま続くといいなぁ。

    • なにぬねのんさん
      円軌道の外さん、コメント返信ありがとうございます!

      伊坂さんのおススメ情報、嬉しかったです。
      『ラッシュライフ』『アヒルと鴨のコイン...
      円軌道の外さん、コメント返信ありがとうございます!

      伊坂さんのおススメ情報、嬉しかったです。
      『ラッシュライフ』『アヒルと鴨のコインロッカー』は忘れないうちに本棚に登録しました。
      教えていただき、感謝感謝です。

      私の好きな作家さんは、石田千さんです。
      『きなりの雲』を読んで、なんて綺麗な表現の文章なんだろうと一目ぼれして、追いかけて少しずつ読んでます。

      それと今一番気になっている作家さんは
      彩瀬まるさんですね。
      『骨を彩る』の文章が、私にはストライクで
      この方は洞察力がすごいと、これも一目ぼれで…。これからどんどん読みたいと思ってます。

      角田光代さんや原田マハさんも大好きで
      よく読んでます。

      これは文句無しに面白かった!っていう作品は…。色々考えてみましたが小説ではありすぎて絞りきれませんでした。

      少し違った意味で、『カラスの教科書』(松原始著)はとっても面白かったです。

      ゴミ置き場を荒らす大きな怖い生き物と嫌ってましたが、今や近くにいるとガン見してます。

      著者のカラス愛が本から溢れていて、
      こちらまでカラスがちょっと好きかも…となってしまいますよ。

      愛が溢れてるって、それだけで良書ですよね。
      2015/06/08
    • 円軌道の外さん

      なにぬねのんさん、こんばんは!
      お気に入りポチありがとうございました。
      あと、返事めちゃくちゃ詳しく書いてくれて
      感謝感激です!(...

      なにぬねのんさん、こんばんは!
      お気に入りポチありがとうございました。
      あと、返事めちゃくちゃ詳しく書いてくれて
      感謝感激です!(^^)

      おおーっ!石田千さん、僕も好きです!
      小説はまだ読んだことないんですが、情景描写が巧みでリズミカルな文体の彼女の書くエッセイが好きなんです。
      あと食いしん坊体質なので(笑)
      食べ物が沢山出てくるところもツボです(笑)

      なにぬねのんさんの言う
      綺麗な表現の文章もスゴく分かります。
      なんか普通に読んでて
      うっとりしてしまいますよね。

      彩瀬まるさんも僕はまだ未知の作家なんですが、
      ブクログユーザーさんのレビューでもちょこちょこ出てくるので
      実はずっと気になってたのです(笑)
      しかし、洞察力がスゴいとは
      めちゃくちゃ気になる表現ですね(笑)
      その一言で俄然僕の「読みたいリスト」の
      赤マル急上昇株にランクアップしましたよ~(笑)

      あと、「 愛が溢れてるって、それだけで良書ですよね 」は
      僕の心の泉の「使える名言集」にすかさずメモさせてもらいました!(笑)
      石田さんもすごい感性だけど
      なにぬねのんさんの言葉のチョイスと文章表現も素晴らしい感性ですね。

      カラスは百年くらい生きるのもいるって
      柴崎友香さんの小説に書いてあったけど、あれってホンマなんですかね?(笑)
      僕は毎朝近所の公園までランニングに行って
      野良猫軍団や子猫たちに餌を持っていってるんですが、
      一瞬の隙を見て
      カラスが子猫をさらっていってしまうんです( >_<)
      (餌やなくて、子猫自体を連れていくのです)
      だからよく親猫がカラスに飛びかかってるのを見ました。

      それと昔カラスが人間を襲う映画を観て以来、
      僕にとっても恐怖の対象になってます((((((゜ロ゜;

      あっ、『カラスの教科書』と
      石田さんの『きなりの雲』と
      彩瀬まるさんの『骨を彩る』は
      読みたいリストにメモさせてもらいました!
      本当にありがとうございました!

      まったくの余談ですが(笑)
      来週の『アメトーク』は読書芸人特集なので、
      本好きなら多分楽しめると思いますよ~(笑)(^^)
      (僕は張り切って、いまから録画予約してます!)

      ではでは~



      2015/06/12
    • なにぬねのんさん
      円軌道の外さん、こんばんは~。

      アメトークの情報、有難うございましたっ。
      面白かった~。さっき録画したものを見ました。

      早速『...
      円軌道の外さん、こんばんは~。

      アメトークの情報、有難うございましたっ。
      面白かった~。さっき録画したものを見ました。

      早速『教団X』を本棚に。
      中村文則さん、初読みなので今から楽しみです。

      ご本人も言ってましたが、若林さんの帯も読んでみたいですよね。ひねってくるのかなぁ~。




      2015/06/21
  • 伊坂幸太郎作品、久々のヒット!!
    ここ数年は個人的にイマイチなものが続いていたので、正直今回も恐々手に取ったのですが、本当にこれは可愛らしい短編集。まさかの恋愛モノ。
    作家本人が言っているように、作品の中にもくすぐったいような感覚が滲み出ているし、愛しい人物ばかりが色んなところで繫がっている伊坂作品らしさも存分に備えた一冊。
    作品同士の繋がりがポコンと出てくる度に、喉の奥でくすくすと笑いが込み上げるような、ずっと見つからなかった宝物が見つかったような、何とも言えない嬉しい感覚が湧き上がって来ます。
    次回作も期待!!!

  • 私もサプライズが嫌いだ。
    「も」と書いたのは、「ルックスライク」で織田美緒や笹塚朱美がそう言ってるから。
    たまたま昨夜見たテレビでも、「サプライズっていうのは実は自己満足的な行動なのである」と言っていて、我が意を得たりと思ったところである。
    現実の生活の中でのサプライズは嫌いだが、小説のサプライズは大好き。
    伊坂さんの作品にはいつもサプライズがある。
    「あ、これがそうだったのか」とか「あ、この人があれだったのか」という驚きがたくさん隠されているから。
    巧妙に名前が伏せてあって、最初は何気なく読んでいくんだけど、途中で「あれ、これってもしかしてあのときの?」と思い当たった時の嬉しさ。ニヤニヤ笑いが止まらなくなる。
    伊坂さんが「恋愛モノは苦手」というのは、おそらくドロドロとした温度と湿度の高い描写が苦手だからなんじゃないかと思う。でもそんな描写がなくても、ちゃんと人の思いや関係性はきちんと現れてて、私はむしろそういうほうが好ましい。
    今回は犯罪方面に突出して異形な人が出てこなかったので、安心して楽しめた。でも織田一真は伊坂的にぶっ飛んでる。
    ラストの「ナハトムジーク」で、ラウンドボーイが取った行動で思わず涙ぐんでしまった。こんな感動は珍しい。そして最後の数行。まさかあの司会者がね、とこれまた心が温かくなった。ちゃんとつながってる。
    ハードな作品もいいんだけど、こういう、ささやかな人生を描いた作品がすごく好き。
    「斉藤さん」の存在は、斉藤和義さんへの愛を感じたなあ。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門、08年『ゴールデンスランバー』で山本周五郎賞と本屋大賞を、2014年『マリアビートル』が2014大学読書人大賞を受賞。

「2020年 『AX アックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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