片見里なまぐさグッジョブ

  • 幻冬舎 (2014年9月19日発売)
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感想 : 40
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  • 本 ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026360

感想・レビュー・書評

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  • 幼い頃に父親を亡くし各地を転々とする一時(いちとき)と、実家のお寺を継いで住職をしている徳弥(とくや)の目線で話は進む。
    章の始めに誰の話か分かりにくいので、徳弥だけでも良いように思う。

  • 続編の方を先に読んでしまってから、今作の存在を知りました。徳弥と一時の絆や、多美と徳弥の馴れ初めを知ることが出来て良かったです。彼をもうちょっとスカッと成敗して欲しかったですが、現実的に考えるとこれが精一杯だったのかと思います。

  •  内気な草食系男子の成長と自立をテーマにした作品を得意とする小野寺さん40代半ばの作品。

     珍しくライトミステリー風です。本屋大賞候補になる最近の作品と比べるとやや安易な展開ながら、そこはやはり小野寺作品ならではの安心感があり、楽しく読めました。

  • 父の跡を継ぎ若き住職となった徳弥、母親の都合で8回も転校を繰り返していた一時。
    昔の憧れの女子が、自分の手で命を絶ったその事実をしり、2人はある復讐計画を立てる。

    軽いノリの話のようでいて、著者の作品にありがちな親子とは、というテーマもしっかりあり、読み応えありました。
    正義感溢れる徳弥がとても魅力的。
    一時は、ゆるい感じがいつもの著者の主人公らしいなと思いました。

    丈章がとにかく嫌な奴。
    もっとこてんぱんに、と思いましたが、今後も同じ街で暮らしていくわけだし、難しいのかな。

    徳弥はハッピーエンドでしたが、一時も幸せになって欲しいなと願います。

  • めっちゃ面白かったー!
    そして久々に電車で読んでて降りる駅過ぎてた…
    いいなーこういう人間関係。

    軽口たたいても、本質が感じられると、ご立派な言葉よりグッとくる。

    テレビドラマになるといいなー。

  • 骨壺を受け取りに来ただけのはずが。
    何事もなく直ぐに受け渡しが終わっていたら、物語は始まることなく終章だっただろうな。
    陰でコソコソと企らむのが癖になっているのであれば、もし当選していても何かしら問題を起こしていたかもしれないな。

  • お寺の住職で合コン好きの徳弥。小学校六年生の時、4ヵ月だけ同級生だった一時(いちとき)が父の遺骨を引き取りにお寺にやってきた。優しかった同級生の美和の自死の真相を知り、復讐に乗り出す二人。美和の妹の力も借りて、素人が出来る精一杯の復讐に向かっていく。個人的にはもっと強い復讐を!!と思わないでもなかったけれど(苦笑)じんわりと友情や親の愛など温かい気持ちになれる。第2弾も出ているので早速読む!楽しみ。

  • 小野寺さんには珍しく、悪い奴が出て来た。お天道様は見ているぞ。という感じ。

    自死に追い込まれた女の子のエピソード、どっかで触れた事がある。片見里荒川コネクション?本筋とは関係ない所で語られていたエピソードだった気がするけど、こんな所で伏線回収されるとは。

  • 20230719

  • 小野寺さんの読み物にしては、やや物足りなさを感じます。

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著者プロフィール

一九六八年千葉県生まれ。二〇〇八年『ROCKER』で第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『ひと』『ミニシアターの六人』『レジデンス』『タクジョ!』『銀座に住むのはまだ早い』『君に光射す』などがある。

「2023年 『片見里荒川コネクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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