- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344026360
作品紹介・あらすじ
優しくてきれいなかつての同級生・美和は自ら命を断った。「結果オーライ」彼女の死に、そんな言葉を使った男がいる-。おれは、なまぐさとはいえ坊主だ。殺生なしで、仕返ししてやる!父の急逝で若くして善徳寺の住職となった、合コン好きの徳弥。善徳寺に預けた父の遺骨を引き取りにきた、フリーターの一時。慣れない復讐に乗り出した、不器用で心優しき凸凹コンビの前途は多難で…。
感想・レビュー・書評
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父の跡を継ぎ若き住職となった徳弥、母親の都合で8回も転校を繰り返していた一時。
昔の憧れの女子が、自分の手で命を絶ったその事実をしり、2人はある復讐計画を立てる。
軽いノリの話のようでいて、著者の作品にありがちな親子とは、というテーマもしっかりあり、読み応えありました。
正義感溢れる徳弥がとても魅力的。
一時は、ゆるい感じがいつもの著者の主人公らしいなと思いました。
丈章がとにかく嫌な奴。
もっとこてんぱんに、と思いましたが、今後も同じ街で暮らしていくわけだし、難しいのかな。
徳弥はハッピーエンドでしたが、一時も幸せになって欲しいなと願います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
骨壺を受け取りに来ただけのはずが。
何事もなく直ぐに受け渡しが終わっていたら、物語は始まることなく終章だっただろうな。
陰でコソコソと企らむのが癖になっているのであれば、もし当選していても何かしら問題を起こしていたかもしれないな。 -
お寺の住職で合コン好きの徳弥。小学校六年生の時、4ヵ月だけ同級生だった一時(いちとき)が父の遺骨を引き取りにお寺にやってきた。優しかった同級生の美和の自死の真相を知り、復讐に乗り出す二人。美和の妹の力も借りて、素人が出来る精一杯の復讐に向かっていく。個人的にはもっと強い復讐を!!と思わないでもなかったけれど(苦笑)じんわりと友情や親の愛など温かい気持ちになれる。第2弾も出ているので早速読む!楽しみ。
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小野寺さんには珍しく、悪い奴が出て来た。お天道様は見ているぞ。という感じ。
自死に追い込まれた女の子のエピソード、どっかで触れた事がある。片見里荒川コネクション?本筋とは関係ない所で語られていたエピソードだった気がするけど、こんな所で伏線回収されるとは。 -
20230719
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小野寺さんの読み物にしては、やや物足りなさを感じます。
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「片見里」2冊目。こっちの方が先なんだろうなぁ。
とにかく丈章がいけ好かないヤツ。と思ってたら、父親までいけ好かなかった。
そんな丈章が同級生の美和の自殺にかかわっている事を知り、お坊さんの徳弥と転校を繰り返し片見里には4カ月しかいなかった一時が仕返しする。
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2022.3.5-497
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https://blog.goo.ne.jp/mkdiechi/e/a788166e42886fc30427b1e5a8d4a0f2
「読んだ、読んでいる、読む本」で触れています。