- 本 ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344026360
感想・レビュー・書評
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幼い頃に父親を亡くし各地を転々とする一時(いちとき)と、実家のお寺を継いで住職をしている徳弥(とくや)の目線で話は進む。
章の始めに誰の話か分かりにくいので、徳弥だけでも良いように思う。
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続編の方を先に読んでしまってから、今作の存在を知りました。徳弥と一時の絆や、多美と徳弥の馴れ初めを知ることが出来て良かったです。彼をもうちょっとスカッと成敗して欲しかったですが、現実的に考えるとこれが精一杯だったのかと思います。
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内気な草食系男子の成長と自立をテーマにした作品を得意とする小野寺さん40代半ばの作品。
珍しくライトミステリー風です。本屋大賞候補になる最近の作品と比べるとやや安易な展開ながら、そこはやはり小野寺作品ならではの安心感があり、楽しく読めました。 -
父の跡を継ぎ若き住職となった徳弥、母親の都合で8回も転校を繰り返していた一時。
昔の憧れの女子が、自分の手で命を絶ったその事実をしり、2人はある復讐計画を立てる。
軽いノリの話のようでいて、著者の作品にありがちな親子とは、というテーマもしっかりあり、読み応えありました。
正義感溢れる徳弥がとても魅力的。
一時は、ゆるい感じがいつもの著者の主人公らしいなと思いました。
丈章がとにかく嫌な奴。
もっとこてんぱんに、と思いましたが、今後も同じ街で暮らしていくわけだし、難しいのかな。
徳弥はハッピーエンドでしたが、一時も幸せになって欲しいなと願います。 -
めっちゃ面白かったー!
そして久々に電車で読んでて降りる駅過ぎてた…
いいなーこういう人間関係。
軽口たたいても、本質が感じられると、ご立派な言葉よりグッとくる。
テレビドラマになるといいなー。 -
骨壺を受け取りに来ただけのはずが。
何事もなく直ぐに受け渡しが終わっていたら、物語は始まることなく終章だっただろうな。
陰でコソコソと企らむのが癖になっているのであれば、もし当選していても何かしら問題を起こしていたかもしれないな。 -
お寺の住職で合コン好きの徳弥。小学校六年生の時、4ヵ月だけ同級生だった一時(いちとき)が父の遺骨を引き取りにお寺にやってきた。優しかった同級生の美和の自死の真相を知り、復讐に乗り出す二人。美和の妹の力も借りて、素人が出来る精一杯の復讐に向かっていく。個人的にはもっと強い復讐を!!と思わないでもなかったけれど(苦笑)じんわりと友情や親の愛など温かい気持ちになれる。第2弾も出ているので早速読む!楽しみ。
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小野寺さんには珍しく、悪い奴が出て来た。お天道様は見ているぞ。という感じ。
自死に追い込まれた女の子のエピソード、どっかで触れた事がある。片見里荒川コネクション?本筋とは関係ない所で語られていたエピソードだった気がするけど、こんな所で伏線回収されるとは。 -
20230719
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小野寺さんの読み物にしては、やや物足りなさを感じます。
著者プロフィール
小野寺史宜の作品





