花のように、生きる。 美しく咲き、香り、実るための禅の教え

  • 幻冬舎 (2014年9月18日発売)
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本 ・本 (212ページ) / ISBN・EAN: 9784344026384

感想・レビュー・書評

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  • 心に留めておきたい言葉たち
    ※何もしないで「咲く」ことはない。たゆまずやることをする
    ※生きていれば壁にぶち当たることもある。その壁は自分が心の中に作ったもの。乗り越えるために努力していくことは素晴らしい
    ※自分が発した優しい言葉が自分の心に沁み込んでいく
    結果、すべて自分。

  • 梅が寒い中耐え忍んでから、他の花より先に咲いて、散り、身を結ぶという現象はとても考えさせられる教えだった。

  • 前後ではないが、禅師の一つ一つの教えが簡潔で心に沁み入る。読んでいるだけで心が静まる。

  • そうだなぁ、と思いつつ、どこかで聞いたことがある話だな、とも思う中、「プライドと上手につきあいなさい」という考え方は初めて聞き納得です!

    プライドとは自分を律するもの。
    他人の振る舞いや言葉で、自分のプライドがどうにかなるなんてことはない
    プライドは自分を律して、それに恥じるようなことは「しない」ためのもの。
    他人に何されようが、どう言われようが、プライドは痛くも痒くもないのです。
    押さえておかなければいけないのは、この「一点」だけ。それで、プライドとは上手に付き合っていけます。

  • <感想>
    現役住職が禅の教えを分かりやすく説く。短いエピソードの集積で本が構成されていて、今の悩みに刺さるような言葉を見つけることができる。読むタイミングで好きなエピソードが変わりそうな気がする。座右の銘になりそうな言葉も多い。

    <アンダーライン>
    ★★★★★花は誰かのために咲いているのではありません。ただ咲いているのです
    ★花は咲いていも「見てくれ」とはいいません
    ★★花にとっては、咲くことが「できることのすべて」だからです。
    ★生きることが生きる目的です。求めすぎるのをやめなさい
    ★生きているそのこと自体がすばらしい、ということろに立てば、見える景色はよほど変わってくる
    ★★★身体は絶望などしません
    ・人生が苦しいことばかりなのは、お釈迦様のお墨つきです
    ・「あるがままに見る」ことが、「正しい」ということです
    ★★★★★花は綺麗に咲いているわけでも、しょぼくれて咲いているわけでもありません。ただ、そういう花として咲いているのです。
    ★★★鏡は前にあるものを、取捨選択することなく、そのまま映し出します。綺麗だから映す、汚いから映さない、好きだから映す、嫌いだから映さない、ということはありません。
    ★★綺麗なものを映したからといって、その鏡が綺麗になるわかではないし、その逆もないのです。
    ★★★「(何かに)悩まされている」のではなく、「(自分が)悩んでいる」。それが悩みの正体です。
    ★ただ、掃除に専念する
    ★★人は昨日にこだわり、明日を夢みて、今日を忘れる
    ★喫茶喫飯
    ★★★★「うまくいかない」っていうことが、それがわかったってことは、うまくいってるってこと
    ★目標や理想が、現実とギャップがあるのは当然です
    ★<感想>
    現役住職が禅の教えを分かりやすく説く。短いエピソードの集積で本が構成されていて、今の悩みに刺さるような言葉を見つけることができる。読むタイミングで好きなエピソードが変わりそうな気がする。座右の銘になりそうな言葉も多い。
    ★★★★★花は誰かのために咲いているのではありません。ただ咲いているのです
    ★花は咲いていも「見てくれ」とはいいません
    ★★花にとっては、咲くことが「できることのすべて」だからです。
    ★生きることが生きる目的です。求めすぎるのをやめなさい
    ★生きているそのこと自体がすばらしい、ということろに立てば、見える景色はよほど変わってくる
    ★★★身体は絶望などしません
    ・人生が苦しいことばかりなのは、お釈迦様のお墨つきです
    ・「あるがままに見る」ことが、「正しい」ということです
    ★★★★★花は綺麗に咲いているわけでも、しょぼくれて咲いているわけでもありません。ただ、そういう花として咲いているのです。
    ★★★鏡は前にあるものを、取捨選択することなく、そのまま映し出します。綺麗だから映す、汚いから映さない、好きだから映す、嫌いだから映さない、ということはありません。
    ★★綺麗なものを映したからといって、その鏡が綺麗になるわかではないし、その逆もないのです。
    ★★★「(何かに)悩まされている」のではなく、「(自分が)悩んでいる」。それが悩みの正体です。
    ★ただ、掃除に専念する
    ★★人は昨日にこだわり、明日を夢みて、今日を忘れる
    ★喫茶喫飯
    ★★★★「うまくいかない」っていうことが、それがわかったってことは、うまくいってるってこと
    ★目標や理想が、現実とギャップがあるのは当然です
    ★★★★★悩むなら、「いますべきこと」「いまできること」を探して悩んでください
    ★★選択するといことは、結果がよかろうが、悪かろうが、それを引き受けるということです
    ★★★成功にも、失敗にも、善悪の区別などありませn
    ★妬みや嫉みは、「思ってはいけない」のではなく、思ったらすぐ手放せばいいのです
    ★★★自然に湧き上がってくるのなら、思ったらいいじゃないですか。それは心にまかせて、あとは手放せばいい
    ★死に方に、立派も、みごとも、不甲斐ないも、情けないも、ありません。ただ、それぞれの死があるだけです。

  • 花は誰かのために何かのために咲くのではありません。ただ咲いている。禅において花は「無心」の象徴。花は咲いても「見てくれ」とはいわない。自分の価値を決めるのは、唯一、自分がどう生きているかだけ。花は咲いている時も咲いていない時も花。禅で桜より梅を愛でるのは、寒中に咲き、芳しい香りがあり、実を結ぶから。美しいものは儚く、儚いものは美しい。あらゆるものはつねに移ろい、やがては消えていくという理に美しさを見出す。花の散り際、月が雲に隠れ、雪が溶け、靄が晴れる時。どれもがそのままではいられない儚さ。

  • 全生庵の住職の著者。
    ビジネス本ばかり読んでいると、どうしても戦闘的で数字ばかりを追いかけがちだが、禅の思想ではちょっと違っていて、花のように咲けと言っています。
    人間は生まれながらにして素晴らしいものですが、努力を継続しないと花を咲かせることはできないとおっしゃっています。
    シンプルで読みやすい本ですが人生の核心につく部分がかなり書かれており、頭で考えがちの現代人には役に立つ内容だと思いました。

  • 日々に追われ疲れ切っているときにふと立ち止まって読んでみたくなる本。

  • この著者の本は初めて読みましたが
    いいですねえ

    小池龍之介や草薙龍瞬とは
    また違う

    ブッダや禅を語る人は
    それぞれ個性があって面白い

    P45「悟臭」という言葉を
    初めて知った

    P34ほんとうの名人になりたいなら
    自分の心に問いなさい

    P40花は咲いている時も
    咲いていない時も花

    P56看脚下

    P63修行にゴールはありません
    ただし、ひとつ登ると
    見える風景はちがってきます

  • どんな花も、その命を一所懸命に、精いっぱいに、そこに現じています。今日はちょっとかったるいから、少々、手を抜いて咲くことにするか、今年は花見客が多いから、いつもより艶やかに咲いてみるか、といったことはいっさいありません。
    強い相手に対する怖れも、格下の者を侮る気持ちも、すべて自分の内にある。戦うべきはその心なのだ
    「大事なことは、たいてい面倒くさい」
    プライドは自分を律して、それに恥じるようなことは「しない」ためのもの
    いたたまれない人間関係のなかからも、おおいに学ぶことはある
    きっかけは毎日、すぐそこにあります。
    「晴れてよし 曇りてもよし 不二の山 もとの姿は かはらざりけり」

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著者プロフィール

平井正修(ひらいしょうしゅう)
臨済宗国泰寺派全生庵住職。学習院大学法学部政治学科卒業。一九九〇年静岡県三島市龍澤寺専門道場入山。二〇〇一年同道場下山。二〇〇二年より中曽根元首相や安倍元首相などが参禅する全生庵の第七世住職に就任。全生庵にて坐禅会、写経会を開催。二〇一六年より日本大学危機管理学部客員教授。二〇一八年より大学院大学至善館特任教授。臨済宗国泰寺派教学部長。『心がみるみる晴れる 坐禅のすすめ』『花のように、生きる。』『「見えないもの」を大切に生きる。』『老いて、自由になる。』(以上すべて幻冬舎)、『山岡鉄舟修養訓』(致知出版社)、『忘れる力』(三笠書房)、『お坊さんにならう こころが調う 朝・昼・夜の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『三つの毒を捨てなさい』(KADOKAWA)など著書多数。

「2023年 『悩むことは生きること 大人のための仏教塾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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