お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 809
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026421

作品紹介・あらすじ

お金持ちになった人続出! ! 30万部を超えるベストセラーになった『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を12年ぶりに全面改訂。

「『黄金の羽根』を読んで人生が変わりました」という人、「この本に触発されて会社を辞め、いまは赤坂にビルを3棟持っています」という人などなど、この本を読んで経済的独立を手にした人が続出したベストセラー『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を12年ぶりに全面改訂。リーマンショックや安倍バブルなどそのときどきで経済環境の浮き沈みはあったが、原理的なことはなにも変わっていない。経済的に成功するためには、経済合理的でなくてはならない。国家とは人生を最適設計するための道具にすぎない。東日本大震災と福島の原発事故が起き、日本の社会が大きく変化したように見えても、じつは制度の歪みはほとんどそのまま温存されている。だからこそ12年前の“黄金の羽根"をいまでも同じように拾うことができるのだ! !

感想・レビュー・書評

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  • テレビなどで宣伝をしている保険商品は割高。保険料が安いのは、全労済、日本生協連、全国生協連などの共済系の生命保険で、定額掛金制。

    国民年金の保険料と満額支給額を平均余命まで受け取ると、利回りは男性で年利1.48%、女性で2.44%。これに加えて、保険料を所得から控除できる。厚生年金の保険料の企業が支払う分が、国民年金の赤字の穴埋めに利用されていく。

    自営業者になって、個人と法人を使い分けることで、社会の制度的な歪みを利用できる。登記に必要な出資金払込証明書は、信用金庫か信用組合で発行してくれる。謄本が取れたら、口座を移してよい。有限会社を登記するための費用は、登録免許税15万円など、合計25万円ほどかかる。

    テクノロジーに支えられた知識社会の仕事は、クリエイター、スペシャリスト、マックジョブの3つに分けられる。これは、人種や宗教などが異なる社会で労働者を公正に扱おうとすると、客観的に明示できる能力や資格で昇進・昇格を決めるしかないため、生まれたもの。日本の会社は、新卒で社員を雇い、異動や転勤でさまざまな仕事を体験させて「ゼネラリスト」を養成するが、実際はその会社でしか通用しない特殊技能を学ばせている。これが終身雇用と年功序列によって日本的経営が成り立っている。

  • これは読み応えがありました!
    もっとチャラい本だと思っていました。スミマセン。お金は大好きなので、胡散臭い本も一通り、図書館で借りられる範囲で楽しく読んでおります。まず、ご本人の意思がしっかりあり、自分なりの主張を貫いているのが良いです。日本人的な『みんなそうでしょう?』という曖昧模糊とした事がなく、堂々と俺はこう思ってるぜ!というオリジナリティー溢れる中級者向けの攻め本。コレ、何かで読んだな?というのが一つも無かったから凄いわ。

    出版業界のシステムは全く知らなかった。目からウロコ。すっかり斜陽産業化しておりますが、デジタル化だけが理由ではなかったのですね。適正株価、チャート、ファンダメンタルズ分析、不動産投資については、ほぼ同じ考え。いずれも確実な方法はなくて、ちょっと割のいいギャンブルだと私も考えている。そんな事ねーよ!と思う部分も勿論多々あるのですが、こういった考え方も有りかと非常に参考になった。

    統計学や数式を使い、しっかりプレゼンが出来る方ですね。数学者のガウスや経済学者のケインズ等、有名どころの名前がバンバン出てくるのも楽しい。何だかモテそうな人だね。うん。

  •  図解も取り入れ解説してあったが、非常に難しかった。知的人生設計とサブタイトルにあるが、自分事として捕らえるには少々大きすぎる話にも見える。しかし、知識がなければ搾取されるということは理解できるので、知らなければいけないのだろう。


  • ロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」の日本法律版のような感じ。「国家にも会社にも家族にも依存せず、自由に生きるのに十分な資産を持つこと」をゴールとしてどうするか。著者の答えは、起業して経費で生活して節税や中小企業優遇制度の活用など。出版業界を例にとり、構造的な歪みが徐々に顕在化していった。戦後の様々な制度は、公務員+サラリーマン用につくられており、自営業者や中小企業は社会的弱者として扱われ、そこの制度の歪みが生じた。これに至るまでに、サラリーマンでは、経済的独立(1億円が目安)を得るのに、65歳の退職金後であり遅い。

    2000年代半ばまでは5000万の貯金があれば、タイのチェンマイなどの地方都市で金利生活できたらしい。預金金利5%で、年250万もらえたらしい。マネーロンダリングは、海外での脱税指南本らしい。世界一人件費の高い日本で専業主婦を養うのは究極の贅沢。サラリーマンの生涯年収は3-4億円でありこれがなくなる。
    持ち家を持つことは、資産ポートフォリオが不動産で埋まっており、まともな運用になっていない。ファンダメンタルズ分析は、アナリスト都合の株を買わせるためか分析対象企業にご機嫌取り。テクニカル分析は長期投資よりも不利であることが証明されているらしい。持ち家について、将来のインフレと地価の上昇を予想するならありだが、誰にも予測はできないので特権的価値はない。保険は損する可能性が高い商品であり、最低限の保障さえ確保できれば、それ以上は無駄。生命保険は扶養家族の多い低所得者向けの商品。
    ホームレスとなって残飯を漁って生きていく現実をこの目で確認しなければいられない、そんな衝動に駆られることがあるらしい。新宿中央公園に足を向けると同様の人がいるらしい。パークハイアットの贅を尽くしたレストランの席に座ると、この暗い公園に目を向けずにはいられない。なぜならそこには、薄汚れた段ボールハウスに住み、残飯を漁る私がいるから。この恐怖の肌触りがわかるようであれば、リスクを負って生きることの意味を知っているはず。
    資産形成=(収入―支出)+(資産×運用利回り)
    金持ち本は、①収入を増やす、②支出を減らす、③運用利回りを上げる、のどれか。
    ① サラリーマン処世術、商売に成功する方法など収入を増やすノウハウ
    ② 節約生活、マル得情報など生活水準を下げずに支出を減らすノウハウ
    ③ 1億円儲ける、株で生活するなどの株本に代表される資産運用指南本
    金持ち父さんも同様で、その要約は、
    まずは収入を増やしなさい(サラリーマンしながら、株や不動産投資で資産を増やした)
    次に支出を減らしなさい(大きなビジネスを手掛けながらも質素な生活)
    さらにリスクを取りなさい(銀行から借りてでも割安の不動産に投資した)
    サラリーマンを辞めて起業しなさい(サラリーマンのままでは金持ちになれないと説く)
    税金を払うのをやめなさい(会社をつくって合法的に節税する方法を紹介)
    家計のバランスシートを作って自分の資産と負債を管理しなさい

  • 想像していた以上に夢中になって読んでしまいました。

    違法ではない「合法」の範囲でお金持ちになれる方法を紹介しています。どうしてもっと早く、特に20代前半でこの本に出会わなかったんだろうと後悔するくらい、20代で読んでおくべき本かもしれません。

    学校では教えてくれないけど、ちゃんと知っておかないとただ搾取されるだけの社会の仕組みが分かりやすくかいてあります。

    まだまだ遅くないと信じながら、黄金の羽根がどこかに落ちてないかと模索してしまう自分がいます。

  • 改訂版ということで借りてみたが、思ったほど変わっていないようで読む気が失せた。

  • 2002年に書かれた本のアップデート版
    税制などかなり変わってしまったけど、アップデートに耐えられるというのは、日本の制度改革が大したことないからなのか、それともこの作者の洞察が優れているからか。
    今(2017年)でも読むに耐える本である。

  • 著者が出版社で働いていたエピソード、出版ビジネスの構造的などが追加されている
    資産運用の一般論、著者の経済的合理性に対する信条
    不動産投資を神聖化しない合理性
    法人化のメリットと税金の仕組み、節税法など

  • 2015年29冊目
    13年前の著書の改訂版
    この12年で変わった部分、著者としての当時どんな気持ちで書いたかなどのコメントもあるが、金持ちになるための黄金の羽根の拾い方の本質は変わらない。
    橘氏が一貫して言っているのは経済合理性。
    それに基づいて全ての事象を語っている。
    その軸があるので非常に納得性がある。
    では、どうやったら金持ちになれるか。
    その答えは本書に書いてあることを実践できるかどうかだと思う

  • ●制度の構造的な歪みを利用して幸運を手に入れる、という発想は目から鱗だった。
    ●お金持ちになるための法則は、収入を増やす、支出を減らす、運用利回りを得るの3つとシンプル。しかし、シンプルながらサラリーマンである場合、難しい。ゆえに「自分が一番になれるニッチ(ブルーオーシャン)を見つけ、そこに資源のすべてを投入してデファクトスタンダード(事実上の標準)を握ること」を人生戦略とすることを著者は提唱している。

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著者プロフィール

作家。1959年生まれ。2002年国際金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部を超えるベストセラー、『言ってはいけない残酷過ぎる真実』(新潮新書)が45万部を超え、新書大賞2017に。『幸福の「資本」論』(ダイヤモンド社)など著書多数。

「2019年 『2億円と専業主婦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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