- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344026421
作品紹介・あらすじ
お金持ちになった人続出! ! 30万部を超えるベストセラーになった『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を12年ぶりに全面改訂。
「『黄金の羽根』を読んで人生が変わりました」という人、「この本に触発されて会社を辞め、いまは赤坂にビルを3棟持っています」という人などなど、この本を読んで経済的独立を手にした人が続出したベストセラー『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を12年ぶりに全面改訂。リーマンショックや安倍バブルなどそのときどきで経済環境の浮き沈みはあったが、原理的なことはなにも変わっていない。経済的に成功するためには、経済合理的でなくてはならない。国家とは人生を最適設計するための道具にすぎない。東日本大震災と福島の原発事故が起き、日本の社会が大きく変化したように見えても、じつは制度の歪みはほとんどそのまま温存されている。だからこそ12年前の“黄金の羽根"をいまでも同じように拾うことができるのだ! !
感想・レビュー・書評
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10年前に書かれた本だけど今でも通用する内容。
最近では投資系Youtuberが本書と同じような話をあちこちでしているので、より広く知られるようになってしまった内容が多い印象。
住宅ローンを抱えたサラリーマンには改善の余地が少なくて厳しい内容だけど、法人成りができて手持ちキャッシュのある人には示唆の多い本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
橘玲の最初のベストセラー(2002/12)を2015年にアップデートしたもの。
裁定取引によって、濡れ手に粟の機会は基本的には残っていないが、時々制度の歪みによる好機が残っている。そういう機会を見逃さずにモノに出来るはしこいひとが資産を築くことができますよ、という当たり前といえば当たり前の話。
マイホーム幻想を容赦なく打ち砕く、「マイホームは極端な一点集中投資でハイリスク」、という主張はとってもロジカル。ローンを抱えている人はきっとムッとするだろうけど、転勤リスクから賃貸派の私はそうだそうだとリラックスして読んだ。
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テレビなどで宣伝をしている保険商品は割高。保険料が安いのは、全労済、日本生協連、全国生協連などの共済系の生命保険で、定額掛金制。
国民年金の保険料と満額支給額を平均余命まで受け取ると、利回りは男性で年利1.48%、女性で2.44%。これに加えて、保険料を所得から控除できる。厚生年金の保険料の企業が支払う分が、国民年金の赤字の穴埋めに利用されていく。
自営業者になって、個人と法人を使い分けることで、社会の制度的な歪みを利用できる。登記に必要な出資金払込証明書は、信用金庫か信用組合で発行してくれる。謄本が取れたら、口座を移してよい。有限会社を登記するための費用は、登録免許税15万円など、合計25万円ほどかかる。
テクノロジーに支えられた知識社会の仕事は、クリエイター、スペシャリスト、マックジョブの3つに分けられる。これは、人種や宗教などが異なる社会で労働者を公正に扱おうとすると、客観的に明示できる能力や資格で昇進・昇格を決めるしかないため、生まれたもの。日本の会社は、新卒で社員を雇い、異動や転勤でさまざまな仕事を体験させて「ゼネラリスト」を養成するが、実際はその会社でしか通用しない特殊技能を学ばせている。これが終身雇用と年功序列によって日本的経営が成り立っている。 -
これは読み応えがありました!
もっとチャラい本だと思っていました。スミマセン。お金は大好きなので、胡散臭い本も一通り、図書館で借りられる範囲で楽しく読んでおります。まず、ご本人の意思がしっかりあり、自分なりの主張を貫いているのが良いです。日本人的な『みんなそうでしょう?』という曖昧模糊とした事がなく、堂々と俺はこう思ってるぜ!というオリジナリティー溢れる中級者向けの攻め本。コレ、何かで読んだな?というのが一つも無かったから凄いわ。
出版業界のシステムは全く知らなかった。目からウロコ。すっかり斜陽産業化しておりますが、デジタル化だけが理由ではなかったのですね。適正株価、チャート、ファンダメンタルズ分析、不動産投資については、ほぼ同じ考え。いずれも確実な方法はなくて、ちょっと割のいいギャンブルだと私も考えている。そんな事ねーよ!と思う部分も勿論多々あるのですが、こういった考え方も有りかと非常に参考になった。
統計学や数式を使い、しっかりプレゼンが出来る方ですね。数学者のガウスや経済学者のケインズ等、有名どころの名前がバンバン出てくるのも楽しい。何だかモテそうな人だね。うん。 -
日本の法律内でどのように経済的自由を手に入れるのか?を直球で伝えてくれる本。サラリーマンでは経済的自由を手に入れることは不可能に近いとのこと。
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起業を考えている方や、個人事業主の方は一読の価値があると思います。
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2023/03/20
2023年9冊目。初版から30年近く経っている本だけれど、本質的なことは変わらず学びの多い一冊だと思う。読んでおいて損はない -
お金の基本のことが書いてある。
みんな読んだらいい。 -
法律の歪みから黄金の羽を見つける。
マネーリテラシーを上げるために読みたい本。 -
2002年の改訂版であるが、具体的な金融資産の運用方法、マイクロ法人など税制上の合法的な抜け道について記載がある。
今でこそ両学長など有名なYouTuberが取り上げている内容であるが、この頃からそう言った知識を持ち実践していた方は大きな恩恵を得ているのだと思う。
私にはまだ難しい部分も多かったが、起業を本格的に考えている人には大いに為になると思う。 -
資産形成の方法。
公式は単純明快だが、そのための手段となるマイクロ法人設立や税制の解説は複雑。
何よりも人的資本(自分の市場価値)を上げることが必須であることを痛感。
漫然と働くことの危険性に警鐘を鳴らすもの。
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再読
62成功した人しか本を書かない
138 30年後に賃貸と持ち家のどちらが得かは現時点は他人にも分からない
家を買うか買わないかは経済的な選択ではなく、自由に対する考え方の違いといってもいい -
合法的にCF最大化図るために制度の歪みを把握せよ!という指南書であった。現実的には赤字の常態化、金融公庫の活用、個人・法人・国内・海外マトリックスでの資産運用とかかな。
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【気づき】
・読んでよかった本!
・資産運用、お金に対する見方ががらりと変わる。
知らないことが多すぎてびっくりした!
・サラリーマンは税金を取られてから給与を渡されている。
しかし、その税金の額は給与の3割。
しかもその使われ先は高齢者の医療費が大きく占める。
・個人と法人を使う
法人は税率の掛け方が個人と違う
・マイクロ法人で人生が変わる
まさにその通り!
内容は難しいところもあったが、
引き続き、橘玲さんの本を読もうと思う。 -
所得税の発生しない範囲で給与を決定する。
所得税の発生しない範囲で家族を雇用する。
生活費を法人の経費に振替える。
個人資産を法人名義で運用する。 -
2021に読んだけど、羽を拾いに行こうと思います。
読んでよかった… -
投資についての章は、知識が全くない自分にはよくわからない話。
あと元々小説を書く方だからか、文章があまり論理的でなくて理解しにくかった…。
もう少し修行してから再読します…。