ナオミとカナコ

著者 :
  • 幻冬舎
3.99
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本棚登録 : 2310
レビュー : 427
  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026728

作品紹介・あらすじ

ナオミとカナコは奥田英朗さんが2014年に発売した小説です。望まない職場で憂鬱な日々を過ごしているOLの直美。夫の暴力に耐えている専業主婦の加奈子。受け入れがたい現実に追い詰められた二人が下した究極の決断は、加奈子の夫を殺すことだった。二人の女性が泥沼の日常から抜け出す、長編犯罪サスペンス小説です。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに読書の波が来たけど、久しぶりすぎて何から読めばいいか…と思ったときに目に留まった作品がこれでした。
    奥田作品といえば伊良部シリーズの印象だったので軽い気持ちで読み始めたら、DV旦那の殺害からの急展開で、後半はハラハラしながら一気に読みすすめました。

    殺人が最良の選択とはどうしても思えないけど、最後は応援してしまっていました。

  • 続きが気になってぐいぐい読み進めてしまう本。
    DVについて昔調べていたので興味を持った。
    前半、直美の章で出てくる外商の仕事内容も個人的に興味深かった。

  • DV男を排除する手に汗握る話。逃亡のあたりなんてもう。
    朱美と直美のやり取りは痛快だったなあ。
    陽子、もうね。
    ナオミがカナコの被害に執着しすぎるところに理由が欲しかった。

  • めちゃくちゃ面白い。
    なんとなく吉田修一と同じカテゴリーなのだが、奥田の方が会話とテンポ、人物キャラの細かさは秀でているようだ。ページは圧倒的に軽く、気づかぬうちに畳み掛けられている。それにしても穴だらけのいわば「不完全犯罪」がテーマであって、ここまで犯人サイドにエンパシーを終始向けさせるものは珍しい。二部構成にツイストを仕掛けると予想したがそれもなし。
    このように展開も含め主人公たちと翻弄されることこそ醍醐味にしてくれている。
    途中からのサスペンスはジェットコースター。強くも賢くもない女性たちへの応援が最後までやめることができない。

  • 正反対の性格、全く違う生活を送る友人同士
    親友がDVにあっていたら自分なら何が出来るのか
    仕事でも困難に直面し、親友がDVにあう、秘密が暴かれそうになる
    頭がオーバーヒートしそうな局面で、意外に冷静になる2人
    最後までドキドキしながら読みました。

  • 2015/7/15スピード感あって面白い。2日間で読んでしまった。ラストも良かった。奥田英朗さんの作品の中でも好きな作品。★5

  • 奥田英朗さんは平均打率が高く、基本詰まらない本が無いイメージです。本作もスリリングな展開で、犯罪を犯したはずの2人を応援しながら読んでいるとあっという間に読み終わります。まずDV男が大っ嫌いなので殺害して頂けて非常にすっきり。そしてその後は予想通り夫の足取りを追う警察や家族との手に汗握るやり取りも熱いです。
    最初はいけ好かないと思っていたキャラクターが、重要な味方になる展開も非常に楽しいです。
    一つ残念なのは都合良すぎる展開が続き後半の息切れが感じられる所です。勢いは良いんですよ勢いは。エンターテイメントはリズムが大事ですから、十分に及第点だと思います。名作映画テルマ&ルイーズを思い出しました。

  • DV夫の暴力に逆らえない加奈子。正義感の強い親友、直美は離婚を勧めるが、復讐される事を恐れて離婚に踏み切れない。となれば夫を排除するしかない。二人で用意周到の殺害計画を練るが…。

    前半、ナオミの章は犯行に及ぶまでで、まあ何とか平静で居られた。ところが、後半のカナコの章は、計画が徐々に綻び、二人がジワジワと追い詰められていく展開で、もう読んでて心臓バクバク。ストーリーにはグイグイ引き込まれたけど、こういう展開は苦手。だいいち体に悪い気がする。

  • 面白かったー!
    本読んでハラハラしたの久しぶり。ところどころ突っ込みどころあるけど。これからの生涯を上海で生きていくのは嫌だなあと。

  • ★ページは進む★前半はご都合主義のストーリーだなと思っていたが、後半で追いつめられるための伏線だったことがよく分かる。一気に読めるし、爽快感もある。が、著者のほかの小説と比べるとするっと読めるだけのように感じた。動機のためか。
     そういえばこれはドラマになったんだな。ドラマにするには中国人のキャラも立っていて確かにいいかも。見てはないけれど。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『家日和』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』『ヴァラエティ』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。

「2019年 『ヴァラエティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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