持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344027688

作品紹介・あらすじ

いわゆる「真っ当」な生き方から逃げて楽になった。もっと自由に、伸び伸びと。京大卒・日本一有名な"ニート"が提唱するこれからの生き方。史上最強の脱力系幸福論。

感想・レビュー・書評

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    • lacuoさん
      読みましたよー。
      とっても良かった。
      自由に生きるための思想を感じました。

      phaさんがブクログにいたとは!
      バタイユの経済学『...
      読みましたよー。
      とっても良かった。
      自由に生きるための思想を感じました。

      phaさんがブクログにいたとは!
      バタイユの経済学『呪われた部分』の書評を読んでて、phaさんが書かれた書評を見つけて、ビックリ。

      本棚を拝見したら、いくつか共通の本がありますね。

      中島らもさんが好きなんですね。
      鶴見済さんとか、私も大好きです。
      スマナサーラさんの本とか。

      私が知らなかった本もいっぱいあるので、これから、読んでみたいです。

      これからも、phaさんの本棚を参照させてもらいますね。
      2016/03/04
    • lacuoさん
      しないことリスト、すっげーおもしろかったです。
      片っ端からメモりながら読破しましたー。

      これは、「幸せに生きる方法」ですね。
      これ...
      しないことリスト、すっげーおもしろかったです。
      片っ端からメモりながら読破しましたー。

      これは、「幸せに生きる方法」ですね。
      これくらいラクに生きれたら、幸せだろうな。
      2016/04/21
  • 図書館・古本・散歩が趣味で、働きたくない所が共通しているし、内容的には共感できる。(ゲームには興味がないので、その代わり映画とかTVになるが)自分の生き方を文書化で整理してくれたという印象もある。が、決定的に違う所は「人との繋がり」で、それを持たない幸福論というのは著者的にはありえないようだ。
    「人との繋がり」は面倒なのに、著者はよくこんな面倒な活動をしているなと思う。実際、寄って来る人の中にはオカシナ人もいて拒絶する事もあるらしい。そりゃそうだろう。人をマネジメントするというのはスゴイ面倒だと思うのだが、それでも「人との繋がり」をキープしていかないと幸福なれないというのは、ジレンマかなと思う。
    京大での寮生活が著者の原点でありベースにあるから、集団生活への抵抗がないのだろうけど、自分には耐えられないな。

  • 筆者はなるべく働きたくないそうだけど、決して怠け者ではないし、完全なニートでもない。
    ギークハウスプロジェクトを立ち上げたり、和歌山県熊野地方の山の中に一軒家を借りて東京と行ったり来たりと楽しそうだ。
    ゆるいコミュニティを主催しながら、使えるものは全て使って生き延びていくような気がする。
    巻末の「ゆるく生きるためのブックガイド」に掲載されている本は24冊。読書家でもある。

  • 30代になり、当たり前に子供が出来ると思っていた頃から時間が経ち、だんだんと不安になっていた。
    でも、改めてなぜ子供が欲しいのかと考えた時、みんなが持ってるから、幸せの代名詞だからということだとだんだん気づいていた。
    本音をいえば、子供はもともと苦手なものだ。
    実際本当に必要なんだろうか。

    ただ、この感覚はいいのか悪いのかわからない部分があったけど、この本を読んで、人は遺伝子を残すだけの生き物ではないということや、文化を残すことにも同じだけ価値があること、何も残さなくったって自分が幸せで死んでいけたらそれで十分なんだという勇気をもらった。

    自分の幸せを感じる能力は日々の仕事で鈍くなっている。
    仕事ではなく、人生の幸せを今一度考えてみたい。

  • ふつうの人生を歩んでいる人が読めば、かなり視野を広げられると思われる1冊。

  • 2015年5月26日発売

    前回の著書『ニートの歩き方』より3年経って発売された本。『ニートの歩き方』はそれこそニート向けに書かれていたが、今回著者はもっと対象を幅広く意識して書かれたとのことだ。その対象というのは「真っ当な生き方をしているが苦しんでいる人」もしくは「真っ当な生き方しないといけないと苦しんでいる人」という感じだろう。まさに自分自身に向けて書かれた本のようだった。「変化の激しい時代でそれにあった生き方ができないでいる」そんな人が日本には沢山いる(私もその一人)から、著者の生き方に惹かれていくのだと感じた。そしてこの本にはその苦しみから解放されるための具体的な方法が丁寧に書かれている。

    著者は本著の中で本を読むことを勧めている。本によって得られた知識が今の時代がどういう時代なのか知ることができたのだろう。著者の感じる違和感を本が肯定してくれたように、私が本著を読んで自信を持てた。きっとミームが起きたのだろう。

    本著のような考え方をみんなが持てたらきっと楽しいし、成熟してしまった日本がさらに発展する方法だと思う。しかし本著で述べているように変化はすぐには起きない。でも確実にミームしながらゆっくりと変わって行くのだろう。だから自信を持って生きていいんだと思える1冊。

  • 著者の考え方に共感できるところが多く、救われる言葉も沢山あった。度々人生や今後についてネガティブに考え込んでしまうことがあるけれど、このくらいゆるい気持ちで生きていてもいいんだなと少し楽になった。

  • 読みやすく簡単に書いてあるが、結局人付き合いが好きなひとの生き方で、私にはハードルが高い。
    難しく考えずにゆるくやって行けばいいんだということはわかった。

  • 自分の中でモヤモヤしていた事が解けた気分。共感出来る事が多く、今後の人生に於て参考にしたい。他人に惑わされず自分基準でシンプルに生きることの大切さを学んだ。今の時代、本当に情報が多過ぎて処理が追いつかず、常にオーバーフロー状態。追われる日々から脱出したい。「しないことリスト」も読んでみたいと思う。

  • ・生きるのにおいて大事なことは
    「一人で孤立せずに社会や他人とのつながりを持ち続けること」
    「自分が何を好きか、何をしているときに一番充実感や幸せを感じられるかを把握すること」
    ・お金をかけずに生活を楽しむコツは一度身に着ければ一生残る資産。読書と料理はおすすめ。
    ・お金をかけなくても生活を楽しむノウハウをある程度お金に余裕があるうちに身に着けておく
    ・自分が安心していられる場所を複数つくる、複数の場所に顔をだしておく。流動的にゆるい関係をたもつ。自分が主催してみる

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著者プロフィール

一九七八年大阪府生まれ。作家。著書として『どこでもいいからどこかへ行きたい』『しないことリスト』『夜のこと』『人生の土台となる読書』など多数。大学生のときに京大短歌会に少しだけ参加。第5回笹井宏之賞では最終選考に残る。文学系ロックバンド、エリーツの一員としても活動。東京・高円寺の書店、蟹ブックスでスタッフとして勤務している。

「2023年 『おやすみ短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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