ウツボカズラの甘い息

著者 :
  • 幻冬舎
3.61
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本棚登録 : 919
感想 : 171
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344027718

感想・レビュー・書評

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  • 真野知世がどこから登場してきたか、読み直さないとわからない。杉浦加奈子との関係は? 終盤の展開もっとじっくりやってくれないとついてけないよ。それにしても文絵が気の毒。

  • 読みやすくてサクサクッと読み終わった。
    真相が、、ちょっと都合良すぎでは??っと思った。
    文絵がかわいそうとしか言えない。。

  • 最初から面白かったけど
    途中からさらにボリューム感ヤバかった

    え?どういうこと?!
    の連続で
    読む手が止まらなかった

    だいたいタイトルからもう面白そうだし

    文絵の精神病と美貌へのこだわりから女子の好きな転落人生とかそんなやつだと思って軽く読んでたら
    展開がもっと壮大なものになっていった

    ぜひ、他の作品も読んでみたい

  • 22.08.31読了
    満足。

  • 主婦が昔の同級生と再開し、化粧品会社の手伝いをする中である犯罪に巻き込まれていく話。
    事件の内容は序盤で明らかになり、捜査パートと主婦パートが交互に展開していくので、これがどう事件に繋がっていくんだろう?と、どんどん読み進めてしまった。
    主婦が解離性障害を患っているというのが大きなポイントで、これにより主婦パートの出来事の信頼度が落ち、主婦が犯人である可能性を読者に示唆している。柚月裕子の「合理的にあり得ない」を読んだばかりだったので、主婦が暗示にかけられて自覚ないまま犯罪を犯したとかもあり得るかな?と思ったし、他に犯人がいる可能性も十分にある。読者をも疑心暗鬼にさせる展開に舌を巻いた。
    捜査パートの女性刑事が良い味を出していて、この事件が解決して終わることが確信でき安心して読める。

  • なんか胡散臭いなぁと思ってた仕事。犯人にたどり着くのにえー!えー!ってなった

  • 中盤以降勢いあって面白かった。
    文絵が綺麗になっていくの好き。それだけでやる気出るよねー。がんばれ文絵  そこじゃない

  • めっちゃ長いわりに大した話じゃなかったな…。描写がいちいち細かくて(ダイエット食品を買いにドラッグストアに行ったらどんな種類があって、とか、その飲み方がどうとか)、読んだ分量のわりに満足感がない。

  • 臨床真理、パレートの誤算、蟻の菜園と柚月作品を読んできて、他の3作に比べるとあまり入り込めない部分があった。
    今まで読んだものがレベル高いのもあって星は少なめで。
    なんで入り込めなかったのか自分なりに他の3作との違いを考えてみた。


    他の3作は真実を追うのが刑事ではなく素人で、女性。
    感情的なところもあったけど、その分主人公に感情移入することができた。
    3人は事件に導かれるように、自分の本来の職務を超えて、個人的な思い入れも持ちながら真実を追い求めていた。
    もちろん刑事が主人公の王道のストーリーでもそういった部分は出せると思うけど、いい意味でも悪い意味でも秦刑事がプロフェッショナルで3人のような強い動機づけを感じなかった。

    文絵が1番感情移入しやすいキャラクターなのかもしれないけど、妄想癖があるのでファンタジーのように感じてしまった。

    犯人の動機も弱く感じる。
    もちろんお金の苦労や人に騙された経験はあるにしても、結局はプラスマイナスでプラスの贅沢な暮らしをしているし、他の3作に比べるとただただお金目的のように感じる。


    女性の中川巡査が主人公だったらもう少し違ったかも?それか一章でも中川目線の場面を入れるか。
    秦からあまり感情を読みとれなかったので。
    →ただ、秦は大事な人が元気でいてさえくれれば多くは望まない、という考えだから、それが犯人とうまく対照的になっている部分はある。

    よかったこと
    痣のストーリーは普通の人が聞いたら疑ってしまうと思うけど、精神疾患のある文絵の心を掴むのにはぴったりだと思った。

    故人を名乗ることで今まで上手くやってきたつもりだったけど、同じ手法を繰り返し使ったことが警察の目に留まり、結局自分に辿り着くきっかけになってしまった。

    真相を知った上で文絵の章を読み返してみると、夫婦仲が悪いように見せかけてさりげなく娘がいないことを示唆する場面があった。

    柚月さんの女性が主人公の作品ばかりを読んできて、男性が主人公のものを初めて読んで物足りなさを感じてしまいましたが
    孤狼の血シリーズや佐方貞人シリーズなどは評価が高いので楽しみです。

  • 最後が駆け足で終わった印象。
    説明だけで終わらせた感がある。

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著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚月裕子の作品

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