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本 ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784344027886
感想・レビュー・書評
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信用成る歴史文献をもとに答えを導き出していくのは面白い試みだけど、結局何が正しくて何が間違いなのかの情報判断は現代人、著者がやっているわけでいろいろと自説都合の良いところを拾い取りしているような気がしないでもない。
歴史書として読むよりも歴史探偵という新しい分野での読み込みの方が向いている。これを読んで史実がそうだったのだと決めつけるのも難しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明智光秀の子・於雀丸(おづるまる)の子孫という【明智憲三郎】氏が、織田信長の脳内を探り、本能寺でその生涯を閉じるまでの経緯を追っています。信長が<大うつけ>を演じて攪乱していたことや、光秀謀反の真相<怨恨説+野望説>を覆す証拠を掲げて、辻褄の合った調査結果を披露されています。「未来の危機」が、謎を解くキーワ-ドとして「本能寺の変」の真相に迫っています。
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大河の前に予習。徳川秀忠/家光の名付け親とも言われてますね。2代将軍と3代将軍の名前に「光秀」を含ませたのは、本当に本人が名付けたのか、それとも、感謝の念だったのか。史実は闇の中ですね。
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せっかくそれなりに納得性の高い仮説を提示しているのに、光秀の子孫だとか、なんで自分の信用を落とすようなことを言うんだろうねこの人。
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三冊ぐらい読んだら大夫理解した
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後世伝えられる歴史は、勝者の歴史であるとはよく言われる言葉。
織田信長が生きた時代の後に、豊臣秀吉が天下を取り、さらに家康が全国を統一した国家として樹立し、300年間も治世を続けた。
その信長、秀吉、家康がみな同じ時代を生きたのだから、今に伝えられた歴史が、徐々に塗り替えられていったことは間違いないと思う。
うつけと言われる織田信長が、どうやって今川義元を破り天下人として名乗りを上げたか、そして、なぜ信長は本能寺で討たれねばならなかったのかなど、織田信長にまつわる疑問符について、古文書等を再度精査、構築し、真実を探る。
という内容の本ではあるが、筆者の建てる仮説に古文書の具合の良い部分を探して切り貼りしているようにも読めるので、こんな解釈もあるよというひとつの意見として読ませていただきました。 -
前作に続いて、筆者独自の視点と解釈(或いは真実)で書かれていて、読んでいてとても興味深かった。
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実は家康を討つつもりが、中国征伐に嫌気を感じた光秀による子孫のための決断だったとは。しかし信長の意欲的な行動は真似できへんわ。ゴイゴイスーです。
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この本、7章まであるんだけど、6章まではのろのろと進む。なーんだ、月並みな本じゃないかと思ったんだけど、最終章の7章がめちゃくちゃ面白い。
戦国ラバーなら、楽しめると思います。
えぇ?っと思う、本能寺の変の裏なんだけど、確かに矛盾点は私の頭では指摘できないし、何をおいても私は信長を賢い人だと思っているので、それを裏切らない推測。
3巻目を最初に読んでしまったけど、明智さんの前2巻も読んでみようと思います。 -
信頼できる資料をもとにするといいながら独断的な推測・判断が多く信頼性が逆になくなっているが、信長が大陸を重臣の移封地に考えていたというのはいいポイント。明智光秀がそれを嫌って謀反に及んだ、光秀にとっては絶好の機会だった、という説もおもしろい。ただ、それだけを書くのに説得力のない資料提示をするのが本としてはひどい。
著者プロフィール
明智憲三郎の作品





