- 幻冬舎 (2015年7月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784344027916
感想・レビュー・書評
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戦後直後、GHQ支配下の日本で、偽ドル紙幣印刷機を巡り、日米露の騙し合いが勃発する。
最近、この時代の陰謀モノが流行ってるのかな??この手の作品に出会う機会が増えた気がする。まぁ、中野学校出身の元陸軍スパイとか、陰謀モノ好きな私には堪らないワード満載で好みなんですけど。
この時代ならではか、資本主義と共産主義、日本政府とGHQなど、組織背景が複雑に入り乱れていて、誰がどこでどう繋がっていくのか、最後まで気が抜けない。にしても、ちょっと複雑にし過ぎな気もしないではないが、最後のどんでん返しは痛快で面白かった。文中で語られる通り、またこの四人での活躍を読んでみたいな。 -
映像化を意識していると思われる造り。
アイテム、登場人物が多いわりに、出し入れはスムーズ。場面転換が必然的に多くなるが、それが読み進めやすさにもなっている。
終末部、戦闘場面が長く、高まった謎解き意欲を損ねているのが残念。
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