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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784344027923
感想・レビュー・書評
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水野南北について書かれているものを探していて手に取りました。
基本的には神主である著者の人生哲学や処世術を語っていますが、ところどころで水野南北の話も出てきます。
宗教的なニュアンスのお話もありますが、個人的には嫌な感じは一切なく、押し付けがましいところもなく、日本人独特の美徳を思い起こさせてくれるような一冊でした。
113ページより引用
「義理や人情というものは、常日頃から自分に言って聞かせ、心に留めておかないと実行はできない。私は浪花節ほど教育に役に立つものはないと思っています。利益を捨てて、なさねばならんこと、人のなすべき道は時代が変わっても同じです。」
今の時代、この感覚は本当に大事になってくると私は思う。理屈ではなく肌感覚で。
食べ物は勿論、道具を大切にすることも、己に縁した全ての人や物に感謝することを忘れてはならないと思う。
185ページより引用
「世の中には偽装がいっぱいあるものです。「あたかも」という人もいて、そんな連中こそ前へ前へと出てきます。
対して、本当の実力を持つ人、技のある人は、隠れた所でなすことをなしています。しかし、人は華やかなほうに目を向けてしまいますから、本物がわかりません。そんな経験をたくさんしてまいりました。市井にこそ、どんな素晴らしい人が潜んでいるかわからないのです。」
かつて岡本太郎氏も同じようなことを言っていたことを思い出した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
途中。
相学とはなんぞ?相法も。
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