キングダム

著者 :
  • 幻冬舎
3.19
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  • (3)
本棚登録 : 146
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028043

作品紹介・あらすじ

過激な暴力と破壊的な権力で裏の世界を牛耳る半グレ集団、武蔵野連合。その頂点に実質君臨する真嶋の成功を、元同級生の岸川は信じられずにいた。「どうしてあんなやつが-」。嫉妬と羨望を呑み込み、王国は巨大化する。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館でジャケ買いならぬジャケ借りをしてみたが、予想以上に当たりの作品でした。やはり裏社会で生き抜くことも大変ですね。

  • 広げた風呂敷たたんで

  • うーん、結構長かったわりに残るものとか、衝撃が少なかったですね。

  • 暴力狂想曲。不良とヤクザの作品を描く時にぶち当たる問題は、謂わば「天井」の存在であるが、本作の主人公、真嶋の出自である武蔵野連合にはそれがない。合理性もなければ快楽主義というわけでもなく、ただ生きたいように生きるだけで、それに対して満足感も悲壮感も爽快感も不快感もない。あるのはただ乾いた暴力の匂いと結果だけだ。また物語の力による御都合主義めいた後押しがあるわけでもなく、ただひたすらに壊して暴れ回り、起こした暴力は波紋を広げ、登場人物たちは次々とその渦に飲み込まれていく。モデルとなったのは関東連合だが、ただのアウトローの集団に、なぜ惹かれる人間が数多くいるのか、本書を読んで分かった気がした。金がなくうだつの上がらない人間たちからすれば、彼らの生き様は欲望の最終到達点であり、我を通す圧倒的な雄力に色気を感じるのだろう。また芸能人や政界人からすれば、自分らが身を置く世界とは真逆の異質な世界であり、まさに非日常の空間である。しかしそのどちらも本質を捉えているとは言い難く、欲でも義理でも絆でも快楽でもなく、おおよそ常人には理解できない世界だからこそ、あれだけ惹きつけられるのだろう

  • 一般ピープルの私には想像を超える世界のお話だった。だからこそ面白かった。やくざとか暴力とかドラッグとか身体を売るとか。続編が読みたいわ。

  • 期待して読んだけど長くて途中で飽きてしまった。
    題材が題材だけあって内容は下品で暴力的。
    登場人物に魅力を感じることがなく、ただただどうやって話の収拾をつけるのか気になりながら読んでいました。
    岸川が本当に何がしたいのか分からなくて笑えました。

  • 只々、暑いです

    ってな事で、新野剛志の『キングダム』

    漫画のキングダムが好きなんでタイトルで即借りw

    内容は全然違うけど、漫画のキングダムに負けない位の面白い内容w

    ほぼ関東連合をイメージしてる様な内容で、関東連合好きは持ってこいの内容w

    チンピラ、ヤクザ、刑事物好きにオススメ♪

    小説としての展開も非常に面白い♪

    虎狼の血系を好きな人にもええかもねw

    これ映画化すれば面白いじゃろなぁ♪
    漫画のキングダムと混同して問題になりそうじゃけどw

    2018年54冊目

  • 新堂作品だと思ったら違った。エグさがないけど面白かった。

  • なんとなく借りて意外とリーダビリティあって
    最後まで読んだけど
    話の内容はあんまり⁇
    真嶋がイラついて…

  • 岸川さん、マジでナゾw何がしたいんですか?
    好きな作家さんの垣根涼介さんが推薦していたので
    期待していましたが、似て非なるものでした。
    自分としては垣根さんの描く暴力世界のが好みでした。

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著者プロフィール

しんの・たけし。1965年東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。旅行会社勤務を経て、99年『八月のマルクス』で第45回江戸川乱歩賞を受賞。直木賞候補となった『あぽやん』は、その続編『恋する空港 あぽやん2』とともに、テレビドラマ化され話題に。同シリーズは『あぽわずらい あぽやん3』で完結。著書は他に、『中野トリップスター』『カクメイ』など。

「2022年 『明日はきっと お仕事小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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