アルテーミスの采配

著者 :
  • 幻冬舎
3.27
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本棚登録 : 428
レビュー : 75
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028166

作品紹介・あらすじ

AV女優連続不審死事件。容疑者の男は行方不明。男が遺した原稿『アルテーミスの采配』が、隠された嘘、或は真実を語り始める。私の人生、狂ったのは誰のせい?毎日は無数の罠で満ちている。最後一ページまで、見事なる真梨幸子の采配。

感想・レビュー・書評

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  • さすがの真梨先生。

    女の復讐心、嫉妬心書かせたら日本一ではないかなぁ。
    そうなんだ。女は知らないうちに嫉妬され、訳もわからないうちに制裁を受けることもある。

    自分とは全く違う世界、出版社やAV業界の話だった為、いつもほどの感情移入はなかった。
    何処か、外側から事件を眺めているような気持ちで読んでいた。

    しかし真梨先生、流石の筆力。
    それでもしっかり心鷲掴み。
    最後は畳み掛けてきますね!

  • 真梨幸子らしい作品。
    内容は、ある企画のもと、記者がインタビューしたAV女優が次々と何者かによって殺されていく。そして、その記者もある人物によって監禁されてしまう。
    読んでいる途中までは面白かったが、途中からなんとなく失速。
    あの人がこの人だったのかという驚きはあったものの、小説としては今一つ。
    復讐の物語。

  • 新イヤミスの女王・・・いや、もう教祖と呼びましょう。
    人間のドロっとした部分を描かせたら当代一の実力者、真梨幸子サマ
    の新作。

    今回のアイテムはAV。もちろんオーディオビジュアルの方ではなく、
    アダルトビデオの方。AV嬢5人にインタビューし、それをエッセイに
    仕上げるプロジェクト。インタビューを受けた女優や関係者が続々と
    死んでいく、というミステリー仕立てなのだが。

    ・・・凄ぇわ、この人。
    ミステリーの部分の組み立てはかなり見事で、そこだけ読んでも相当
    イケてるのだが、ハッキリ言ってそれすらオマケ。いちばんの見所は
    序盤のインタビューで各人が喋る本音。どういう思考回路があれば
    あそこまでの悪意が表現できるのか、というくらい薄ら寒い。
    特に女性が同じ性別である女性をクールに罵る様は、一周して爽快感
    すら感じる。全く以て大きなお世話なのだけど、幸子サマの普段の
    生活が心配になるくらい(^^;)。

    本来は目を背けなければならない世界が矢継ぎ早に登場する。もちろ
    ん不快感は伴うが、だからこそ全く目が離せない。なにより、この
    かなりの長編を読むのにかかった時間はたった半日。これがどれだけ
    凄いのか、ぜひ多種多様・いろいろな人たちに体感して貰いたい。

    ただし、読後感はもちろん読中感すら最悪。
    それをキッチリ覚悟し、ぜひ挑戦を。教祖・幸子サマの妙技、とくと
    味わえ!

  • 超面白かった。イヤミス極まれり。あんまミステリー感がない感じもするけど。AV女優達の話というか、復讐の話。自主的だとか、強制だとか、ちょっと前も話題になったよな。坂口杏里の話もあるけど、あれはあんまり需要はなさそうだけど。レイプのひどさを男たちには思い知ってほしい。最近の慶応大学のニュースを思い出す。若気の至り、で済ませないでほしい。思いしれって感じ。とにかく、いろいろなことが仕組まれている、というのが恐ろしい。まぁ小説の話とはいえ、ほんとにありそうだもんな。ほんとブスで良かった。やっぱり軽度の知的の子は狙われるんだなぁ。後半の展開が唐突な気もするけど、興味あるテーマだけあってドはまり。監禁とかスカトロとか責任感のある子ほど抜け出せないとか、AVに関する話はほんと怖い。知らないうちに誰かに恨まれているのだ。

  • ぷはーーーっっ!!!と最後の最後で天を仰ぎましたよ。振出しに戻るしかないじゃん!と。
    いくつかのひっかかりと、いくつかの疑問を乗り越えてようやく最後までたどり着いて、ほっとしつつ最後のページを読んでいたというのに。真梨幸子、あまりにも容赦のない仕打ち。
    ものすごく軽く読んでいけば、この物語の上澄みだけでも充分「おもしろかった」と言えるだろう。
    けれど、一旦、真剣に対峙し始めたが最後、山のような付箋と真っ黒になるほど書き込んだ相関図が手放せない。これだけやってもまだまだありそうで怖い。あ、そうか。怖いのか。うっかりなにか見落としていそうで、怖いのだ。誰かと答え合わせをするまで、このコワ面白さは終わらない

  • インタビューを受けたAV女優の連続殺人事件。何故AVに身を投じるのか、業界の暗い部分を明るみにさらけ出す書きっぷりは見事。

  • ミステリー要素薄め。人物がごちゃごちゃ難しいというのもあるが、前半でどんな展開になるんだ?というわくわくとした期待には及ばなかった感がある。

  • やっと読めた。
    前半のインタビューはどうしても入り込めなくてなかなか進まなかったけど、1部の後半でようやく現在の話になって一気に読めた。

    感想は、とにかくこの後起こることを考えると後味最悪。
    犯人についてはなんか出てきたときから怪しかったからそんなに意外性はなかったかも。
    こんな壮大な復讐とは思わなかったけど。
    今回も登場人物が多くて何度も読み返した。
    メモもとらなかったから大変だったわ。

    性産業について、社会的底辺な仕事とはっきり書かれていてちょっとびっくり。
    確かにという思いもあるけど、そうだろうか?と疑問な部分も…

    殺人よりも性的な部分でえぐいシーンがあって不快なんだけど、真梨さんのは読めるんだよね。

  • 最初はいつものエロおもしろい感じだったけど、だんだん登場人物も増えてきていろいろゴチャゴチャしてきて読むのが苦痛になってきたけど、真梨サンっていつもこんなんだしなーって思いながら最後まで読んだ。

  • 前半は面白かったが後半はまあまあ。
    AVが題材なので、そこは興味深かった。

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著者プロフィール

真梨 幸子(まり ゆきこ)
1964年、宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤虫症』で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『殺人鬼フジコの衝動』がシリーズ累計50万部を超えるベストセラーになり、舞台化・ラジオドラマ化、代表作の一つと目される。2015年、『人生相談。』で第28回山本周五郎賞候補。
他の代表作に、TVドラマ化された『5人のジュンコ』、『祝言島』など。

真梨幸子の作品

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